保護中: 【EC×音声メディア】新たな集客施策になる?活用メリットと注意点を解説

<30秒でわかる本記事のまとめ>
本記事は、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10などのECモール支援を手がける株式会社Wacworksの代表取締役社長 舟瀬 悠が監修しています。また、当サイトのコンテンツは、株式会社Wacworksが定める「コンテンツ制作・編集ポリシー」に基づいて制作しています。
- 音声メディアは、家事や移動、作業中にも聞いてもらえるため、ユーザーの「耳の可処分時間」に接点を作れる
- 商品を直接売るだけではなく、関連情報を発信することで、ブランドへの理解や信頼を高められる
- 音声を聞きながらスマートフォンで検索や購入ができるため、ECとの相性も良い
- 動画より制作ハードルは低い一方、誰に何を届けるのかというコンテンツ設計は欠かせない
- 短期的な売上だけで判断せず、継続的な発信によって顧客との接点を積み重ねることが重要
- 音声メディアを含めEC集客に迷ったら、4大モールで数百店舗以上を支援してきたWacworksへ無料相談ができます
▼本記事の内容はYouTubeでも解説しています。
舟瀬 悠(株式会社Wacworks 代表取締役社長)
楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10の4大モールを中心に、戦略策定から実行まで一気通貫でEC事業者を支援。
渡辺(聞き手)
ECグロースチャンネルの進行役を担当し、EC事業者目線の疑問を舟瀬にぶつけていく。
なぜ今、音声メディアが注目されているのか

渡辺:今回は「動画の次は音声メディア」というテーマでお話ししていきます。
舟瀬:ECと動画の組み合わせはSNSでも活用されていますが、次に注目されるのが音声メディアなのではないかと考えています。音声メディアというと、PodcastやVoicyなどがあります。僕自身は、そうしたプラットフォームで音声を聞くことはあまりありません。ただ、YouTubeの対談動画などを仕事をしながら聞くことは結構あるんです。
渡辺:動画を流してはいるものの、実際には画面を見ていないということですね。
舟瀬:そうです。話している人の表情を見るわけではなく、「何か1つでも学びになれば」という感覚で音声だけ聞いています。そう考えると、動画として配信されていても、実質的には音声メディアとして消費されているコンテンツは意外と多いと思います。
渡辺:YouTubeでも、静止画だけを表示してラジオのように配信している方は多いですよね。私自身かなりラジオが好きで、音声の強みは「耳だけで楽しめること」だと思っています。YouTubeやTikTokなどの動画は、どうしても目と耳の両方を使いますよね。
舟瀬:今は動画コンテンツがかなり増えているので、ユーザーの「目の可処分時間」はすでに奪い合いになっています。一方で、家事や移動、単純作業をしながら使える「耳の可処分時間」は、まだ残っていると感じます。背景には、バックグラウンド再生の普及が影響しているのではないでしょうか。別のアプリを開きながらYouTubeなどを聞けるようになり、音声として楽しむ使い方が広がりました。
渡辺:そう考えると、音声メディアとしてコンテンツに触れる機会は、以前より増えていきそうですね。
音声メディアをECで活用する方法とポイント

商品を直接売らない?音声メディアのECでの活用法
舟瀬:音声メディアをECに活用する場合、「音声だけでどう商品を売るのか」という問題はあります。正直、音声だけで直接商品を売るのが難しいケースもあります。例えば包丁の切れ味を伝えるなら、実際に切っている様子を見せられる動画のほうがわかりやすいですよね。商品の特徴や使用感を見せるという点では、動画のほうが向いている商品もあります。
渡辺:では、音声メディアは商品そのものを見せて売るというより、別の役割で活用するイメージでしょうか。
舟瀬:そうです。もう少し抽象度を上げて、ブランドのファンや、今後商品を買ってくれそうな人の可処分時間を取りにいく施策として考えるとよいと思います。ECグロースチャンネルも同じで、僕たちのサービスだけを紹介するのではなく、EC事業者が抱えている課題や業界の状況など、幅広いテーマについて話しています。
渡辺:まず会社や考え方を知ってもらうために発信しているということですね。
舟瀬:はい、発信を通じて会社を覚えてもらったり、好意を持ってもらったりできます。ECでも同じで、商品だけを宣伝する必要はありません。例えば健康食品を販売している会社なら、健康について発信する方法があります。健康に興味がある人に聞いてもらい、「この会社なら信用できそう」と思ってもらえれば、商品の購入につながる可能性があるでしょう。音声メディアだからこそ狙える余地がまだあると感じます。
音声メディアがECの購買行動と相性が良い理由
渡辺:私は、音声メディアとECはかなり相性が良いと思っています。ラジオでも昔からコマーシャルがありますし、ラジオショッピングもありますよね。実際、私の母も昔、ラジオを聞いて商品を購入したことがあります。
舟瀬:何を買ったんですか。
渡辺:小さなダイヤのピアスです。映像がなくても、ピアスなら形をある程度想像できますよね。価格も手頃だったので、聞いているうちに「自分にちょうどよさそう」と思って購入したそうです。
舟瀬:音声だけでも、ある程度商品をイメージできるものなら購入につながるわけですね。
渡辺:そうです。さらに今はスマートフォンがあります。先ほどのバックグラウンド再生の話にもつながりますが、音声を聞きながら、そのままスマートフォンで商品を検索できるんですよね。気になった瞬間に調べて、そのまま購入できます。そのため、ユーザーの現在の購買行動とも相性が良いと思います。
舟瀬:音声を聞きながら別の操作ができるのは大きいですよね。
渡辺:コンテンツに悩むEC事業者も多いと思いますが、例えばお客様から届いたレビューを紹介するだけでも、十分おもしろい音声コンテンツになると思います。ぜひ試してほしいですね。
ECで音声メディアを活用するなら短期的な売上より継続がカギ

舟瀬:一方で、音声メディアを始めるときに難しいのが、「どれだけ売上につながったのか」を判断しにくいことです。例えばライブ配信であれば、配信中や終了後の一定時間にどれだけ売れたかを見れば、成果をある程度把握できます。
渡辺:音声メディアの場合は、直接的に効果を追いにくいですよね。
舟瀬:そうなんです。ECグロースチャンネルのような動画メディアも同じですが、「このコンテンツが売上につながった」と明確にわからないケースは多いです。ただ、続けること自体に意味があると思っています。1本聞いてもらって、「この人たちの話はおもしろい」「役に立つ」と思ってもらえれば、ほかのコンテンツも見てもらえるようになります。
渡辺:1回の配信だけで売上を判断するものではないということですね。
舟瀬:はい。聞いている人に刺さるコンテンツを継続的に出せれば、少しずつブランドや会社を覚えてもらえます。EC事業者が次にトライするメディアとして、音声は十分選択肢に入ると思います。
音声メディアを始めるメリットと注意点
渡辺:音声メディアは、動画と比べると始めるハードルも低そうですね。
舟瀬:そうですね。動画を撮影するよりも負担は軽いと思います。顔を出さなくてもできますし、そういった意味では取り組みやすいですよね。
渡辺:動画制作にハードルを感じている企業でも、音声であれば始めやすそうです。
舟瀬:一方で、課題もあります。当然ですが、始めただけで再生されるわけではありません。どうやって聞いてもらうのかというノウハウは必要です。特に、「誰に向けたコンテンツなのか」「どのような方針で発信するのか」を統一することが重要です。そこをしっかり設計できれば、音声メディアも価値のあるコンテンツになっていくと思います。
渡辺:EC事業者にとっては、動画やSNSに続く新しい発信方法として検討できそうですね。
舟瀬:そう思います。動画と比べて始めやすいですし、まだ活用している企業もそれほど多くありません。次の取り組みとして、音声メディアに挑戦してみるのもおもしろいのではないでしょうか。
まとめ:ECの新たな集客施策として音声メディアを活用しよう
YouTubeやTikTokなどの動画コンテンツが増えるなか、ユーザーの「目の可処分時間」は限られています。一方で、家事や移動、作業をしながら使える「耳の可処分時間」には、まだ活用の余地があります。
音声メディアは、商品の特徴を直接見せる施策には向かない場合があります。ただし、商品周辺の情報を発信しながら、ブランドを知ってもらい、信頼や好意を積み重ねる手段として活用できます。
また、スマートフォンなら音声を聞きながら商品を検索し、そのまま購入できます。現在のユーザーの購買行動とも相性が良く、レビュー紹介など、EC事業者がすでに持っている情報もコンテンツとして活用できるでしょう。
重要なのは、すぐに売上へつながるかだけで判断しないことです。誰に向けて何を発信するのかを明確にし、継続的に顧客との接点をつくることが、音声メディアを活用するうえで欠かせません。
音声メディアは、動画よりも制作負担が軽く、顔出しをせずに始められる点もメリットです。一方で、再生してもらうための工夫や、発信テーマ・方針の設計は必要になります。
Wacworksでは、楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10を中心に、数百店舗以上のEC運営を支援してきた実績をもとに、SNSや動画などを活用した集客施策もご提案しています。
「音声メディアをEC集客に活用したい」「自社に合った発信方法を知りたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
