ECモールの売上の頭打ちとSNS活用をテーマにしたECグロースチャンネルの動画サムネイル

この記事で分かること

  • モール内の売上が伸び悩んだとき、SNSへの投資をどう考えるか
  • 自社の動画制作とクリエイターとの協業を分けて設計する方法
  • 予算・担当・評価の基準を決め、継続できる制作体制を作る手順

楽天市場やAmazonで商品ページや広告を改善してきたものの、次の成長につながる打ち手が見つからない。そんなときは、モール内での購入を増やす施策に加え、まだ商品を知らない人と接点を作る施策も検討したいところです。

ECグロースチャンネルの2026年9月6日公開動画では、モールの売上に限界を感じる事業者からの相談に対し、SNSと動画制作への中長期的な投資が提案されています。ポイントは、投稿本数を増やす前に、商品の魅力を伝えるコンテンツと、それを作り続ける体制へ投資することです。

本記事では動画の考え方を整理し、自店で投資判断をするための比較表と手順を補足します。動画内の意見・支援先の経験と、編集部の実践案は区別して紹介します。公式情報の確認日:2026年10月4日。

執筆者プロフィール

この記事の監修者
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株式会社Wacworks

代表取締役社長

舟瀬悠

株式会社Wacworks 代表取締役社長 舟瀬悠

2021年11月に創業し、店舗立ち上げ初期から月商1億円以上の店舗まで120社以上を支援してきました。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。売上アップ率は233%。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。

本記事は、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10などのECモール支援を手がける株式会社Wacworksの代表取締役社長 舟瀬 悠が監修しています。また、当サイトのコンテンツは、株式会社Wacworksが定める「コンテンツ制作・編集ポリシー」に基づいて制作しています。

売上の頭打ちを感じたら、まず「伸びない場所」を整理する

動画は、モール内でさまざまな施策を実施している一方、競争が強まり、次に何をするか分からなくなった事業者の相談から始まります。登壇者はSNSを強く勧めていますが、すべての店舗で同じ施策が最優先になるという検証結果ではありません。

まず、今の売上が伸びない理由を書き出しましょう。アクセス不足、商品説明の不足、在庫切れ、採算の悪化では、先に手を付ける場所が異なります。以下は、動画の問題提起を自店の判断に置き換えるための整理例です。

自店の状態先に確かめることSNS投資との関係
訪問はあるが購入が伸びない説明・価格・配送・在庫など、購入を妨げる要因受け皿を整えてから新規接点を広げる
主力商品の購入実績はあるが、新規接点が増えない誰に商品を知ってもらえていないか使用場面や課題から発見してもらう企画を試す
注文は増えても利益が残らない原価・送料・値引き・広告費の合計制作費も含めた採算を確認する
投稿を始めたが続かない企画・撮影・確認・投稿のどこで止まるか制作体制と担当範囲を先に見直す

SNSは商品ページの不備や在庫不足を自動的に解消するものではありません。モール内の改善と、新しい顧客接点を作る施策の両方を、現在の課題に合わせて配分します。

SNSへの投資では、残るコンテンツと運用ノウハウを考える

動画では、検索連動型の広告とSNSの発信を比較し、投稿したコンテンツや情報が蓄積される点をSNSのメリットとして挙げています。一回の投稿に費用をかければ、その金額に対応する売上が必ず発生するという話ではありません。

SNSに投資したコンテンツや情報が蓄積するメリットを説明する場面
元動画より。該当場面を見る(2:35〜)

ここでいう「資産」は、会計上の資産計上を意味する言葉ではなく、後から参照・活用できる情報や制作経験のことです。例えば、よくある質問への回答動画、商品の使い方を示す素材、反応のよかった企画の記録などが挙げられます。これらは本記事で補足した例です。

一方で、投稿が将来も見られ続けることや、継続すれば必ず売上が増えることは保証されません。広告にも配信から得られる学びがあります。広告とSNSのどちらか一方を選ぶのではなく、短期の販売施策と、中長期の発信に役割を持たせると、予算を考えやすくなります。

TikTok Shopは、新しい販売先として運営まで検討する

動画ではTikTokが取り組み先として挙げられ、アプリ内で購入できる仕組みと、クリエイターとつながる機能が理由として説明されています。「動画が伸びやすい」という評価や支援先の売上に関する発言は、登壇者の経験・見解として扱います。

TikTok Shopの公式発表では、ショート動画やLIVE配信で商品を発見し、そのままアプリ内で購入できることが説明されています。また、公式のアフィリエイト案内では、セラーとクリエイターが連携し、対象となる購入に応じてコミッションが発生する仕組みを確認できます。

ただし、SNSで既存の楽天店舗やAmazonの商品を紹介する取り組みと、TikTok Shopを新しい販売先として運営する取り組みは別です。後者を検討するなら、投稿制作に加え、商品登録、在庫、配送、問い合わせ対応を誰が担うかも整理してください。手数料や販売条件は、検討時点の公式案内で確認します。

すでにTikTokから既存モールへの流入が減っている場合は、SNSからECへの集客が伸びないときの見直し方で、再生・流入・購入の切り分けを確認できます。

自社制作は商品の理解を深め、協業は伝え方の幅を広げる

動画後半では、制作の「量と質」のどちらを重視するかが話題になります。登壇者は、ブランド自身が商品の魅力を十分に伝えられる企画や動画を作ることを重視し、ギフティングなど他者との連携にも言及しています。

ブランドが商品の魅力を伝える動画の質を重視する考え方を説明する場面
元動画より。該当場面を見る(4:27〜)

質を高めることは、高価な機材や凝った編集を必ず増やすことではありません。購入前に知りたい情報が具体的に伝わるか、使用条件が正確か、見終わった人が次の行動を判断できるかを先に点検します。

制作する側担ってもらう役割の例事前にそろえること
自社・制作パートナー使い方、仕様、開発の背景を正確に伝える商品情報、見せたい場面、確認担当
クリエイターとの協業生活者の視点で使い方や気づきを伝える依頼範囲、報酬、公開条件、必要な表示
社内の運用担当反応を整理し、次の企画と販売施策につなぐ投稿記録、費用、問い合わせ、注文の変化

表は実践向けの役割分担例です。クリエイターへの商品提供だけで投稿や成果が約束されるわけではありません。依頼内容と素材の利用範囲を確認し、自社制作と協業の成果を一緒くたに評価しないようにします。

予算を決める前に作る、SNS投資の実行メモ

ここからは、動画の提案を自店で試すための手順です。最初からすべての媒体や商品を対象にせず、主力商品と伝えたい相手を絞り、制作から振り返りまで一度回せる計画を作ります。

決める項目メモする内容
目的と対象商品新しい顧客との接点を増やすのか、購入前の不安を解消するのか
制作の範囲誰に何を伝える動画か。自社制作・外注・協業の担当範囲
費用と時間企画・撮影・編集・商品発送・投稿・社内確認の負担
評価の基準視聴や反応、購入先への移動、注文と利益。取得できる指標を選ぶ
振り返る日制作本数と販売サイクルに合わせ、継続・修正を判断する日

制作費だけを見て安い・高いと判断せず、社内で必要になる確認や投稿の時間も含めて比べましょう。売上を見る際は、セール、広告、在庫などの条件も残します。SNSで見た人の購入をすべて正確に識別できるとは限らないため、把握できた数値と推測を分けて記録します。

SNS投資を始める前のチェックリスト

  • モールの売上が伸びない場所を整理した
  • 誰に、どの商品の何を伝えるかを決めた
  • 既存モールへの集客と、新しい販売先の運営を区別した
  • 制作・商品情報の確認・投稿・問い合わせ対応の担当を決めた
  • 制作費と社内の作業時間を予算に含めた
  • 協業の依頼条件と素材の利用範囲を確認した
  • 結果を振り返る日と、継続・修正の判断材料を決めた

制作の負担を抑えたい場合は、企画から投稿までの外注も選択肢

動画でも紹介されているバズ投げECは、EC向けのSNS運用・ショート動画制作サービスです。月額20万円(税抜)〜・初期費用0円。商品を送るだけで、企画・撮影・編集からSNS投稿まで任せられるため、社内に撮影・編集担当をそろえる負担を抑えて始められます。

ベーシックプランは動画月6本・撮影月1回で、月次レポートも含まれます。対応はTikTokとInstagram Reels、最低契約期間は6ヶ月です。撮影条件や担当範囲はサービスページでご確認ください。クリエイターへの依頼やTikTok Shopの店舗運営が、動画制作プランにすべて含まれるという意味ではありません。

元動画で詳しく確認する

出典:ECグロースチャンネル「【熱弁】モール内で売上の限界を感じている事業者がやるべきは〇〇1択です【ECコンサル】【グロ散歩】」(2026年9月6日公開)。本文の場面画像は元動画から引用しています。

次の一手は、売上の課題と続けられる体制から決める

モールの売上が頭打ちに見えても、改善余地と新しい顧客接点を分けて考えると、次に試す施策を整理できます。SNSを始めるなら、自社で伝えるべき情報を決め、制作と販売の担当をつなぎ、費用と反応を振り返れる体制を整えましょう。

売上の頭打ち、次に取り組む施策を整理しませんか?

モール内の改善とSNS活用のどちらから始めるべきか迷っているEC事業者様へ。Wacworksの無料店舗診断で、現在の課題と施策の優先順位をご相談ください。

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株式会社Wacworks

代表取締役社長

舟瀬悠

株式会社Wacworks 代表取締役社長 舟瀬悠

2021年11月に創業し、店舗立ち上げ初期から月商1億円以上の店舗まで120社以上を支援してきました。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。売上アップ率は233%。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。