ECでメルマガが重要な理由とは?SNSとの違いや活用ポイントを解説
新規顧客の獲得が難しくなるなか、ECではお客様と接点を持ち続けることが重要です。
メルマガは、ショップやブランドを思い出してもらい、既存顧客との接点を持ち続ける手段として活用できます。
SNSが短い時間で記憶に残る情報を届けやすいのに対し、メルマガはすでに商品やブランドに興味を持っている方へ、より詳しい情報を届けやすい媒体です。
セールやキャンペーン情報だけでなく、スタッフの体験談や商品の使い方など、読み物として楽しめるコンテンツを届ける方法もあります。LINEなどほかの媒体と役割を分けながら発信することも大切です。
読み物型のメルマガは、短期間では売上への効果が見えにくい施策です。一方で、継続的な発信によって信頼や親しみを深められるため、特にコアなファンがいるブランドではLTV向上につながる可能性があります。
メルマガを単なる販促ツールとしてではなく、既存顧客との関係を深めるための接点として活用していきましょう。
Wacworksでは、楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10を中心に、数百店舗以上のEC運営を支援してきた実績をもとに、EC事業者の課題や状況に合わせた施策をご提案しています。
「メルマガを活用して既存顧客との関係を深めたい」「自社ではどの施策を優先すべきかわからない」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
<30秒でわかる本記事のまとめ>
- 新規顧客の獲得が難しくなるなか、メルマガは既存顧客とのつながりを維持する手段として重要
- SNSは短い時間で印象を残しやすい一方、メルマガは商品やブランドに興味がある人へ詳しい情報を届けやすい
- セール情報だけでなく、スタッフの体験談や商品の使い方など、読み物として楽しめる内容も有効
- SNSやLINEなどと同じ情報を配信するのではなく、届ける内容に合わせて役割を分けることが大切
- 読み物型のメルマガは短期的な売上効果が見えにくい一方、継続することでファン化やLTV向上につながる可能性がある
- メルマガを含めたECの顧客施策に迷ったら、4大モールを中心にEC支援を行うWacworksへ無料相談できます
▼本記事の内容はYouTubeでも解説しています。
本記事は、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10などのECモール支援を手がける株式会社Wacworksの代表取締役社長 舟瀬 悠が監修しています。また、当サイトのコンテンツは、株式会社Wacworksが定める「コンテンツ制作・編集ポリシー」に基づいて制作しています。
目次
舟瀬 悠(株式会社Wacworks 代表取締役社長)
楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10の4大モールを中心に、戦略策定から実行まで一気通貫でEC事業者を支援。
渡邊 千春(聞き手)
ECグロースチャンネルの進行役を担当し、EC事業者目線の疑問を舟瀬にぶつけていく。
なぜ今、ECでメルマガが重要なのか

渡邊:今回は、ECにおけるメルマガの重要性についてお話ししていきます。私自身、何年も配信解除せずに読み続けているメルマガがあるので、今でも大事な接点だと感じています。
舟瀬:そうですね。今は新規顧客を獲得する難易度が高くなっているため、すでに接点のあるお客様とどう関係を続けていくかが重要です。メルマガは、しばらく購入していないお客様にもショップやブランドを思い出してもらうきっかけになります。
渡邊:新規のお客様を増やすだけでなく、一度購入してくれた方に2回目、3回目と利用してもらうことも大切ということですね。
舟瀬:はい。既存顧客との接点を継続的に持つ手段として、メルマガはあらためて活用したい施策だと考えています。
ECサイトのリピート率を高める具体的な方法については、こちらの記事でも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
ECにおけるメルマガとSNSの違い

渡邊:アルビオンさんの事例が載っていた記事を読んで、「0.1秒のSNSより、じっくり読むメール」という表現が印象に残りました。
舟瀬:どのあたりが印象に残りましたか?
渡邊:SNSとメルマガの違いを端的に表しているところです。SNSは短い情報ほどタイパがよいとされる一方で、伝えられる内容は浅くなりやすいと思います。その点、メルマガはより詳しい情報をじっくり届けられるのが良いと感じました。
舟瀬:そうですね。SNSは空いた時間に見られることが多いため、短い時間でも記憶に残ることが重要です。いわゆる「バズ」も、多くの人に届いて商品やブランドを覚えてもらうことにつながります。一方、メルマガは、すでに商品を購入した方やブランドに興味を持っている方に届くので、SNSよりも詳しい情報をじっくり伝えやすい媒体だと思います。
渡邊:メルマガは何を届けるかまで考える必要がありますね。
舟瀬:はい。セール情報だけではなく、誰に向けて、何を伝えたいのかを考えて内容を設計することが大切です。
ECでメルマガを活用するポイント

セール情報だけでなく読み物として配信する
渡邊:メルマガというと、新商品やセール、キャンペーン情報を届ける使い方が多いですよね。一方で、スタッフからのお手紙のような内容を配信しているケースもあります。こうしたメルマガについてはどう思いますか?
舟瀬:良いと思います。ただ、直接購入を促す内容ではないため、どれだけ売上につながったのかは数字で見えにくい部分があります。ただ、セール情報だけではなく、読み物として楽しんでもらえる内容を届けるのは一つの方法だと思います。
スタッフの体験談や商品の使い方をコンテンツにする
舟瀬:実際、インテリア商品を扱う会社では、スタッフが商品を使った感想や使い方をコラムのように発信しています。商品ページで機能を紹介するだけではなく、スタッフが自宅で実際にどう使っているのかを伝えているのが特徴です。収納ケースなら、「私はこうやって収納しています」「この隙間にちょうど入ります」といった、生活に入り込んだ内容ですね。
渡邊:商品ページとは違った角度で、実際の使い方を伝えられるわけですね。
舟瀬:そうです。実際に使っている人の目線を入れることで、商品の特徴だけでは伝わりにくい、具体的な使用イメージを届けられます。
渡邊:一方で、EC事業者からすると、売上につながらない施策に時間をかけるより、直接売上につながることを優先したいという考えもありますよね。
舟瀬:おっしゃる通りです。ただ、実際に発信を続けている会社からは、「継続することでファンが増えている感覚がある」という声もあります。短期的な売上だけでは効果を判断しにくいですが、継続して取り組む価値はあると感じます。
ほかの発信媒体と役割を分ける
渡邊:メルマガだけでなく、SNSやLINEなど複数の媒体を使っているEC事業者も多いですよね。発信内容は、媒体ごとに分けたほうがよいのでしょうか。
舟瀬:うまく使い分けているブランドでは、媒体ごとに役割を決めているケースがあります。例えばLINEでは、診断コンテンツを入り口にして、お客様のタイプに合わせたキャンペーン情報を届けていました。
渡邊:メルマガには、どのような役割を持たせていたのでしょうか。
舟瀬:メルマガでは、セール情報に加えて、誕生日クーポンや一定回数以上購入した方への特別な案内などを送っていました。また、お手紙のようにじっくり読んでもらいたい内容はメルマガで届けるという使い分けもしています。
渡邊:同じ情報をすべての媒体で送るのではなく、それぞれに役割を持たせているのですね。
舟瀬:はい。例えば、キャンペーン情報はLINE、じっくり読んでもらいたい内容はメルマガというように、届ける内容に合わせて発信媒体を使い分けることが大切だと思います。
ECにおけるメルマガの価値

渡邊:私が配信解除せずに読み続けているメルマガは、読み物として面白いものが多いんです。商品の背景だけでなく、直接商品とは関係のない内容が入っていることもあります。それでも読んでいると、「またこのお店に行きたい」と思うことがあります。
舟瀬:そういうコンテンツは、すぐに売上へつながるものではないかもしれません。ただ、継続して読んでもらうことで、ショップやブランドに対する信頼や親しみが積み重なっていくと思います。
渡邊:商品の購入を促すだけでなく、お店そのものへの興味を深めることにもつながるんですね。
舟瀬:はい。キャンペーンやセールとは直接関係のない内容でも、「また読みたい」「またお店に行きたい」と思ってもらえることに、メルマガならではの価値があると感じます。
顧客からブランドへの信頼を高め、長期的な関係を築く考え方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ECでメルマガ活用を検討する際の考え方

渡邊:ここまでメルマガの活用方法を見てきましたが、特に相性が良いのはどのようなEC事業者でしょうか。
舟瀬:ブランドの状況によって変わります。特におすすめしたいのは、すでにコアなファンがついているブランドです。メルマガの内容までこだわることで、ファンとの関係が深まり、LTV(1人のお客様が長期的にもたらす売上)の向上につながる可能性があります。
渡邊:まだブランドを成長させている途中の場合はどうでしょうか。
舟瀬:メルマガも大切ですが、読み物型のコンテンツがすぐに売上へつながるとは限りません。そのため、成長途中のブランドは、ほかの施策と比べながら優先順位を決めて取り組むことが重要です。
まとめ|メルマガを既存顧客との関係づくりに活用しよう
新規顧客の獲得が難しくなるなか、ECではお客様と接点を持ち続けることが重要です。
メルマガは、ショップやブランドを思い出してもらい、既存顧客との接点を持ち続ける手段として活用できます。
SNSが短い時間で記憶に残る情報を届けやすいのに対し、メルマガはすでに商品やブランドに興味を持っている方へ、より詳しい情報を届けやすい媒体です。
セールやキャンペーン情報だけでなく、スタッフの体験談や商品の使い方など、読み物として楽しめるコンテンツを届ける方法もあります。LINEなどほかの媒体と役割を分けながら発信することも大切です。
読み物型のメルマガは、短期間では売上への効果が見えにくい施策です。一方で、継続的な発信によって信頼や親しみを深められるため、特にコアなファンがいるブランドではLTV向上につながる可能性があります。
メルマガを単なる販促ツールとしてではなく、既存顧客との関係を深めるための接点として活用していきましょう。
Wacworksでは、楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10を中心に、数百店舗以上のEC運営を支援してきた実績をもとに、EC事業者の課題や状況に合わせた施策をご提案しています。
「メルマガを活用して既存顧客との関係を深めたい」「自社ではどの施策を優先すべきかわからない」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
