Instagramから楽天へ集客するには?フィルの事例に学ぶSNS運用と商品訴求

この記事で分かること
- フィルがInstagramで商品を使う場面を伝えてきた理由
- 楽天への集客を考えるうえで参考になる、投稿と購入導線のつなぎ方
- コラボ商品の事例から学ぶ訴求づくりと継続的な制作体制
楽天の商品ページを整えても、検索だけでは新しいお客様との接点が増えにくい。そんなとき、商品を使う場面から興味を持ってもらうInstagramの活用が選択肢になります。
ECグロースチャンネルでは、インテリア雑貨などを扱う株式会社フィルの河井社長に、商品づくりとSNS運用について聞いています。対談で繰り返し出てくるのは、商品そのものに加えて、暮らしの中でどう役立つかを伝える姿勢です。
本記事は2026年7月23日公開の対談をもとに、Instagramから楽天への集客に関わる部分を整理したものです。取り組みは対談当時の事例であり、現在の売上や運用状況を示すものではありません。後半の手順・表は実践向けの補足です。確認日:2026年10月2日。
本記事は、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10などのECモール支援を手がける株式会社Wacworksの代表取締役社長 舟瀬 悠が監修しています。また、当サイトのコンテンツは、株式会社Wacworksが定める「コンテンツ制作・編集ポリシー」に基づいて制作しています。
目次
商品画像から一歩進めて、暮らしの中の使い方を伝える
対談で河井氏は、インテリアや雑貨では、どのような場所に置き、どう使うと暮らしがよくなるかを伝えることが大切だと説明しています。サイズや素材を並べるだけでは、その商品が自分に必要か判断しにくいからです。
フィルのInstagram運用は、カタログ用の写真を活用するところから始まり、動画や撮影体制へと取り組みを広げていったと語られています。最初から大きな制作体制を用意したというより、発信を続け、反応を見ながら整えてきた点が参考になります。

自店で始めるなら、主力商品の「買う前に分からないこと」を一つ選んで撮影してみましょう。収納かごなら棚に置いたときの大きさ、出し入れの動き、使わないときの片付け方などです。商品ページで伝える仕様と、SNSで見せる場面を対応させると、発信内容を決めやすくなります。
Instagramの反応と、楽天への流入をつなげて見る
動画では、Instagramから楽天への流入が増えてきたことや、ストーリーズから楽天へ案内していたことが語られています。フォロワーを集めるだけでなく、興味を持った人が購入を検討できる場所までつなぐという視点です。
ただし、フォロワー数や再生数だけで売上への効果を判断することはできません。自店では、投稿で見せた商品と案内先が一致しているか、流入後に必要な情報がそろっているかまで確認します。Instagramの投稿と楽天の商品ページを、別々の担当業務で終わらせないことが大切です。
| 段階 | 整える内容 | 確認したい反応 |
|---|---|---|
| 商品を知る | 使う場面、利用前の困りごと、見た目の特徴 | 視聴や保存など、取得できる反応 |
| 詳しく知る | 紹介した商品と購入先が分かる案内 | プロフィールやリンクへの移動 |
| 購入を検討する | サイズ・使用方法・価格・在庫などの商品情報 | 楽天への流入、注文の推移 |
| 次の制作へ活かす | コメントや問い合わせをまとめる | 説明不足や次に見たい使用場面 |
セール、広告、在庫の変化も記録し、売上が動いた理由を一つの投稿だけに決めつけないようにします。楽天とSNSの役割分担については、楽天市場におけるSNS活用の解説もあわせて確認できます。
コラボ商品は、使い勝手への共感を発信につなげる
対談では、楽天ROOMで活動するクリエイターとのコラボ商品として、バナナスタンドの例が紹介されています。話題になっている人に商品を持ってもらうだけでなく、使いやすさや商品の考え方を共有しながら取り組んだ点が特徴です。
河井氏は、バナナを掛けていないときにも使えることを価値として説明しています。フックを外してパンや小物を入れるなど、暮らしの中の複数の使い方が話題になりました。商品名から想像できる用途に加え、「使っていないときの不便」まで解消する提案が、発信の材料になります。

コラボを検討するときは、フォロワー数だけで相手を選ばず、普段紹介している商品や使い方、自社の商品づくりとの接点を確認しましょう。何を伝えたいか、どこまで変更できるかを共有すると、実際の使用場面に基づく発信を考えやすくなります。
動画には、別の商品が依頼していないSNS投稿をきっかけに注目された話も登場します。こうした自発的な紹介と、費用や依頼を伴うコラボは別の取り組みです。同じ方法で同じ反響を再現できると考えず、商品の魅力と制作・発信の条件を分けて整理してください。
自店で実践するなら、1商品・3場面から始める
ここからは対談をもとにした実践案です。まず主力商品を一つ選び、「使う前」「使っている途中」「片付けるとき」の三つの場面を書き出します。新機能の紹介だけでなく、購入者が日常で迷いそうなことも題材になります。
| 場面 | 撮影する内容の例 | 商品ページにそろえる情報 |
|---|---|---|
| 使う前 | 置く場所とのサイズ感、準備するもの | 寸法・対応条件・付属品 |
| 使っている途中 | 手元の動き、出し入れ、使い分け | 使い方・素材・注意点 |
| 片付けるとき | 洗い方や収納方法、別の用途 | 手入れ方法・保管方法 |
次に、撮影する人、原稿を確認する人、投稿する人を決めます。一度の撮影で複数の場面を残し、反応のよかった切り口を次の企画へ回すと、毎回ゼロから題材を探す負担を減らせます。
Instagramと楽天をつなぐチェックリスト
- 動画で伝える商品と購入先を決めた
- 使う人の場面や困りごとを具体的にした
- 動画の説明と楽天の商品情報が一致している
- 撮影・確認・投稿の担当と日程を決めた
- 投稿後の反応と店舗への流入を確認する日を設けた
- コラボの依頼内容・費用・広告表示・素材利用の条件を整理した
元動画で詳しく確認する
出典:ECグロースチャンネル「【対談】SNS活用で売上爆伸び!不振の楽天で急成長するECブランドを運営する「株式会社フィル」河井社長に好調のワケを聞きました【ECコンサル】」(2026年7月23日公開)
企業情報:株式会社フィル公式サイト。本記事の事例は同社の対談内容であり、バズ投げECの導入実績を紹介するものではありません。
商品の使い方が伝わる動画を、継続的な集客の土台にする
フィルの対談から参考にできるのは、商品の価値を使う場面まで落とし込み、SNSで伝え、楽天への流入を見ながら体制を整える考え方です。自店でもまず一商品を選び、写真や文字では伝わりにくい使い方を短い動画にしてみましょう。
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