Amazonのカゴ落ちとは?【発生する原因と購入につなげる方法5選を解説】
「Amazonでよく耳にするカゴ落ちってどんな意味?」
「発生してしまう原因は?」
「確実に購入してもらう方法を教えてほしい!」
Amazonで売上を上げるには、カゴ落ちを極力防がなければいけません。
そこで今回はAmazonでカゴ落ちが発生する原因と対策について解説します。
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目次
Amazonのカゴ落ちとは?
Amazonにおけるカゴ落ちとは、消費者が商品をカゴに入れたまま購入しなかった現象です。
カゴとはAmazonの「カートに入れる」と同義。
つまり、ユーザーはカートに入れるをクリックしたものの、なんらかの原因で購入に至らなかったのです。
出品側からすれば「あと少し」「もう一歩」の状況であり、カゴ落ちを改善するだけで売上は大きく変わります。
そのためにも、まずはカゴ落ちする原因について見つめ直していきましょう!
Amazonのカゴ落ちとカート落ちの違い
カゴ落ちと似た言葉で「カート落ち」があります。
ECサイトではカート落ちもほぼ同じ意味で使われますが、Amazonでは違ったニュアンスで利用されるのも事実。
Amazonでは相乗りと呼ばれる出品方法を取っており、同じ商品を1つのページで販売しています。
その中で、あらゆる条件を満たした出品者がトップページに表示されるのです。
いわゆる「カートを獲得」している状態。
カートを獲得していればユーザーから注目してもらえ、売上が上がりやすいのは言うまでもありません。
とはいえ在庫が無かったり、価格が適正で無かったりするとトップページから除外されます。
これをAmazonではカート落ちと言うため、カゴ落ちとは意味が異なるのです。
カゴ落ち率の平均値
Amazonで明確にカゴ落ちの数値は発表されていませんが、ECサイト全体におけるカゴ落ち率の平均率は70%前後と言われています。
10人カゴに入れた場合、3人程度しか購入に至りません。
これが優良なECサイトであると10%前後。
カゴに入れたユーザーほぼ全員が購入に至っているのです。
もちろん10%前後まで目指すのが理想ではあるものの、まずは30%を目指して改善していきましょう!
Amazonでカゴ落ちする5つの原因
ここからはAmazonでカゴ落ちする原因について解説します。
具体的な原因は以下のとおりです。
・最終的に迷いが生じた
・そもそも購入意欲が低かった
・決済できなかった
・送料が発生する事実を知らなかった
・勘違いしていた
次から順番に見ていきましょう!
Amazonでカゴ落ちする原因①:最終的に迷いが生じた
カートに入れて手続きを進めてみたものの「本当に買っていいのか?」「もっと他にも商品を見るべきでは?」と心変わりする可能性もあります。
そうなると最終決済前にカートから離脱してしまうのも事実。
とくに近年はユーザーの販売経路が実店舗からECサイトへ切り替わりつつあります。
それに合わせてECサイトでの販売にシフトする出品者が増えているのです。
ユーザーにとっては手軽に商品を比較できる環境であり、気が変わってしまうのも無理はありません。
Amazonでカゴ落ちする原因②:そもそも購入意欲が低かった
Amazonの商品ページを見ると、一般的なECサイトにある「お気に入り」がありません。
その結果、購入意欲が高くなくてもカートに入れるへ商品を追加します。
カートに入れるボタンをお気に入りリストとして利用しているのです。
お気に入り程度の気持ちであれば、カゴ落ちしてしまうのも納得。
ちなみにAmazonではページ右横に「リストに追加」があり、これをお気に入りリストとして利用できます。
Amazonでカゴ落ちする原因③:決済できなかった
クレジットカードで最終的に決済できない場合もカゴ落ちとなります。
例えばクレジットカードの期限が切れていたり、利用限度額を超えてしまったり。
ユーザー自身が認識していないと決済できません。
クレジットカードの利用手続きを済ませ、再度決済を試みる方もいます。
しかしその頃には気が変わって、他の商品に目移りしている可能性も高いです。
Amazonでカゴ落ちする原因④:送料が発生する事実を知らなかった
普段Amazonを使う頻度が少ない方にとって、送料がどれくらいかかるか想像がつきません。
Amazonプライムに加入していない方は、2000円未満の買い物で410円から送料がかかります。
例えば1,000円の商品を買うと、約500円程度の送料がかかってしまうのも事実。
「とにかく安い商品がいい」「安ければ質は問わない」と思っている方であると、送料は大きな負担になります。
結果的に決済を進めて送料が分かった瞬間、カゴ落ちしてしまうのです。
Amazonでカゴ落ちする原因⑤:勘違いしていた
まれに購入していたと認識していても、実際は未購入のケースもあります。
とくにAmazonでの購入に慣れていない方であると、購入確認メールを確認しない方もいるはず。
後で気付いて勘違いしていると気付くのです。
そこで再購入してくれれば良いものの「やっぱり違う商品がいいかも」「そこまで必要ないかな」と気が変わる場合も。
結果的にカゴ落ちが発生してしまうのです。
Amazonでカゴ落ちを防ぐ対策5選
続いてはAmazonでカゴ落ちを防ぐ対策について解説します。
具体的な対策は以下のとおりです。
・魅力的なページに仕上げる
・価格を見直す
・FBAを利用する
・送料を下げる
・メルマガを発信する
次から順番に見ていきましょう!
カゴ落ちを防ぐ対策①:魅力的なページに仕上げる
カゴ落ちを防ぐには、魅力的なページに仕上げるのが先決です。
ユーザーから「何が何でもこの商品がほしい!」「魅力的だからこの出品者から絶対買いたい!」と思ってもらえれば、カートに留める行為はしません。
反対にカゴ落ち率が高い場合、アピール不足が原因と考えられます。
商品ページに動画を組み込んでみたり、シンプルで分かりやすい説明文に変えてみたり。
まずは商品ページの質を上げていきましょう!
カゴ落ちを防ぐ対策②:価格を見直す
出品者にとってのライバルはAmazon内だけではありません。
他のECサイトや実店舗も競争相手となります。
例えばAmazonで安いと感じていても、他のショップで更に安ければそちらに行ってしまうもの。
だからこそあらためて価格を見直してみましょう。
価格を見直せば、たとえ送料が高くても買ってもらえます。
カゴ落ちを防ぐ対策③:FBAを利用する
FBAとはフルフィルメント by Amazonの略です。
FBAを利用すると、Amazonへ発送業務を一任できるだけではありません。
「Amazonプライム会員配送無料」の対象となります。
プライム会員はネックとなりやすい送料が無料となるため、ユーザーは気にせず購入可能。
FBAはカート獲得率アップにもつながりやすく、Amazonで出品するなら利用しましょう!
カゴ落ちを防ぐ対策④:送料を下げる
FBAの利用に抵抗がある方は送料を下げる方法もおすすめです。
例えば運送会社を変更したり、梱包を変えてみたりすると、送料をある程度下げられます。
とはいえ送料は一度下げてしまうと、それ以降はなかなか上げられません。
値下げを実行する場合は一度で大幅に下げるのではなく、様子を見ながら下げていきましょう。
カゴ落ちを防ぐ対策⑤:メルマガを発信する
購入したと勘違いしている方にはメルマガを配信する方法もあります。
メルマガを発信すれば、あらためて確認するユーザーがいるのも事実。
とくに「絶対必要なわけではないけど欲しい」「あったら便利だと感じている」といった方には再認識させる効果があります。
他にも広告を打ち出し、ユーザーへあらためて目に留めてもらう方法も有効です。
Amazonのカゴ落ちを最大限防ごう
今回はAmazonでカゴ落ちが発生する原因と対策について解説しました。
カゴ落ちは最終的に迷いが生じたり、決済がうまくできなかったりした際に発生します。
そのためにも魅力的なページに仕上げ、価格を見直してみるのが大切です。
カゴ落ちを最大限防ぎ、チャンスを確実にものにしていきましょう!
この記事を書いた人
- 2021年11月に創業。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。
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