Qoo10で売れない人用チェックリスト!原因の探り方から対処法まで丸わかり!
「Qoo10に出品しているけど全然売れない…」
「どうやって原因を探ればいいの?」
「何から見直したらいいんだろう?」
このような悩みを抱えたまま手探りでQoo10の運用をしていませんか?
Qoo10の売上で伸び悩んでいる場合、適切なキーワード選定や露出増加、販売促進など、一つひとつの項目を見直すことで、改善すべきポイントを特定し、効果的な対策を取り入れる必要があります。
ただ、Qoo10は他のECモールと比べてアクティブユーザーにも偏りがあり、独特な仕組みも多いことから、戸惑ってしまう方が珍しくありません。
この記事では、Qoo10で売れない時にチェックすべき項目とチェック方法、対処法を解説します。
Qoo10で売上を上げるきっかけを掴めなくて、何から手を付けていいのかわからない方は、ぜひ参考にしてください!
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「競合商品に勝てない」
「売上がなかなか上がらない」
「どんな広告を打ったらいい?」
目次
Qoo10で売れない時、何を改善すればよいかお悩みのあなたへ
Qoo10で売れているショップは、現状をしっかりと分析し、原因を見つけて一つずつ対策を積み重ねています。もし、あなたがすでに対策を行っているのに結果が出ないと感じているなら、取り組む施策の優先順位が違っていたり、取り組む方法が少しズレているのかもしれません。
そんなときは、一度立ち止まってみましょう。焦らずに現状をもう一度整理し、何が原因なのかを丁寧に洗い出してみてください。原因がわかれば、次に何をするべきかがきっと見えてきます。
また、「どこから手をつけたらよいかわからない」と感じている方は、全体の流れや必要なポイントがまだ把握しきれていないだけかもしれません。原因と解決策をひとつずつ確認していけば、改善への道は必ず見つかります。
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「競合商品に勝てない」
「売上がなかなか上がらない」
「どんな広告を打ったらいい?」
Qoo10で売れない時のチェックリスト
Qoo10で商品が売れない場合にチェックするべき点をまとめました。いくつ該当するかチェックしてみましょう。
<チェックリスト>
- その商品にニーズがあるかわからない
- 売りたい商品が露出できていない
- 商品ページにアクセスがない
- 商品がカートに追加されない
- ショップ内の買い回りがない
- ユーザーの再来店がない
- ユーザーの流入が増えるタイミングに乗れていない
このリストでチェックが入った項目があれば、対策が必要です。複数の課題が見つかった場合、それぞれに対処する必要があります。ただし、闇雲に手をつけるのは非効率なため、優先順位の高い課題から対処し、効率的に進めていきましょう。
まずは課題の原因に合った解決策を選び、一つずつ取り組むことが大切です。一つの課題が解決したら次に進むという方法で、リソースを無駄にせず、着実に改善を進めましょう。
計画的に進めることで、問題解決の精度が高まり、全体的な成果の向上につながります。
【チェック項目別】Qoo10で売れない時のチェック内容と対処法
チェックリストで該当した項目を、ひとつずつ確認していきましょう。ここでは、それぞれの項目ごとに原因と対処法を紹介します。チェックリストは優先順位の高い順に並んでいるため、複数の項目に該当した場合は、上から順番に取り組むことで効率よく改善を進められます。
その商品にニーズがあるか
商品を売るには「欲しい人に売る」ことが基本です。いくら良い商品でも、欲しい人がいなければ売れません。また、売れる数には上限があり、Qoo10で検索上位に表示されても、商品を欲しがる人が少なければ売上が伸びない可能性があります。特にQoo10では、10~30代の女性が主要ユーザーで、コスメやファッションに特化しているため、他のカテゴリのニーズが低い場合も考えられます。そのため、商品を出す前に市場のニーズを確認することが重要です。
もしニーズが確認できているのに売れない場合、狙ったキーワードがQoo10のユーザーに合っていない可能性があります。検索ボリュームの大きい適切なキーワードを選び直すことで、売上向上のチャンスを広げられるでしょう。
【対処法】検索ボリュームがあるキーワードを選定する
まずは、キーワードの検索ボリュームは十分あるのかチェックしてみましょう。
QSM(Qoo10の販売管理ツール)内の左側のメニューから「プロモーション>プラス展示」をクリック
>「キーワード別の入札」タブを選択
>「キーワードを検索する」の検索ボックスへ、狙いたいキーワードを入力
>検索ボタンの隣にある「人気キーワードを見る」ボタンをクリック
「主要キーワード入札状況」では、検索ボックスに入力したキーワードや類似キーワード、1日あたりの検索数(直近1週間の平均値)がわかります。この検索数を参考に、検索ボリュームが多いキーワードを選定しましょう。
なお、キーワードと類似キーワードの検索ボリュームを同時に確認するには、今のところプラス展示の入札画面しかありません。プラス展示の広告の設定画面を使って確認していますが、入札しなければプラス展示の利用は発生しませんので安心してください。
売りたい商品は露出できているか
商品を売るには、まず露出を確保することが不可欠です。露出が不足しているショップは、これを最優先で改善しましょう。狙ったキーワードで検索し、自分の商品がすぐに見つかるかを確認してください。もし見つからない場合、ユーザーも同様に商品を見つけられません。そのため、まずは商品を認識してもらうための露出を増やすことが重要です。
露出が確保されて初めてクリック率が分かり、その改善にも取り組めるようになります。逆に露出がない状態では、どれだけクリック率を上げようとしても売上につながりません。まずはユーザーの目に留まるように露出を確保し、次のステップに進む準備を整えましょう。
【対処法】広告を活用して露出を増やす
Qoo10では、多くのライバルが出品しています。そのため、「出品さえすれば、いつかは誰かの目にとまる」なんてことはありません。露出を確保するには、広告の活用が必須となります。
Qoo10では、検索に連動して商品を露出させる「検索連動型」や、特集ページ・TOPページに広告を掲載できる「掲載期間保証型」など、さまざまな種類の広告が用意されています。ほかのECモールと比べて低単価に露出を確保できるため、しっかりと活用しましょう。
Qoo10の広告については、以下の記事で特集しています。Qoo10で使える広告はすべて網羅しているので、参考にしてください。
商品ページにアクセスはあるか
Qoo10では、QSMにログインし、左側のメニューから「プロモーション>Analytics」を選択すると、商品ページのアクセスを確認できます。「Page view」の欄をチェックし、ページを訪問したユーザーがどれくらいいるのかチェックしてみましょう。
商品をキーワード検索するとしっかりと露出できているのに、商品ページへのアクセスが少ない場合は、検索結果画面に表示された商品がクリックされていません。競合の商品と並んだ時に、自店の商品のサムネイルが魅力的にみえなかったり、価格や割引がお得に見えなかったりすると、ユーザーの目に留まりにくく、クリックされにくくなります。
【対処法】売り方を工夫して競合商品との差別化をはかる
Qoo10では、商品検索を行うと検索結果画面に以下の項目が表示されます。
- 商品サムネイル
- メーカー名
- 商品名
- 送料
- 価格
- 受け取り確認+レビュー投稿時の獲得ポイント
- レビュー評価数の平均(☆0~5)
- クーポン割引額(または割引率)
検索結果で他社商品と並んだ時に、上記の要素が魅力的であれば、クリック率は高まります。
価格、クーポン、送料、セット、ライバルとの差別化など、売り方を工夫し、商品ページにユーザーを呼び込めるよう改善しましょう。
Qoo10では、商品サムネイルはもちろん、価格や送料、タイムセールやクーポン割引の有無でクリック率が大きく変わります。価格を少し上げて、そのぶんタイムセールなどの割引で還元する方が反応が取れる場合もあるので、調整しながら検証してみましょう。
商品がカートに追加されているか
店舗のページにアクセスが集まるようになったら、次は商品がカートに追加されているか確認しましょう。Q-Analyticsでは、商品ページへのアクセス数とともに「商品がカートへ追加されたかどうか」が確認できます。
もし、アクセスはあるのに、商品をカートへ入れる人が1%を大きく割り込むなど、極端に少ない場合は早急に改善が必要です。
カート追加率が低い商品は、商品ページの以下のポイントをチェックしましょう。
- 商品ページの情報で商品の魅力が伝わっているか?
- ユーザーの不安は払しょくできているか?
- 今すぐ買う理由やきっかけを作れているか?
特に、画像や商品情報をしっかりと作りこんでいるにもかかわらず、商品がカートに追加されないケースでは、購入に踏み切るための「今すぐ買うべき理由」がない可能性があります。
【対処法】購入に踏み切るための動機を設定する
いつでも同じ条件で購入できる商品は、魅力を感じにくいため、購入に繋がりにくくなります。購入特典をつけて「今ならお得に買える」「これなら損しなさそう」「買い逃したくない」という心理をくすぐりましょう。
Qoo10ユーザーはお得な買い方を熟知しています。タイムセールやインセンティブしか買わない層も一定数いるため、これらの要素を盛り込むことで反応が取りやすくなります。
ただし、タイムセールを使い続けると、ユーザーに「いつもタイムセールしてる」と覚えられてしまい、反応がとれなくなっていきます。そのため、タイムセール以外にも期間限定でインセンティブをつけたり、期間ごとに特典内容を変えてみるなど、ワンパターンにならないよう注意が必要です。
販売力アップの施策や考え方については、以下の記事でも解説しているので、参考にしてください。
ショップ内の買い回りを誘導できているか
売上は【アクセス数 × コンバージョン率 × 客単価】という3つの要素のかけ算で構成されています。アクセスがあり、コンバージョンが取れたとしても、単価が安い商品の単品だけでは客単価が伸びません。また、1回あたりの購入には、広告費や梱包資材、配送料などの経費がかかります。
そのため、商品の購入数を増やしたり、単価が高い商品へ誘導したりして、まとめ買いを促進し、1回あたりの購入金額を伸ばすことが重要です。
【対処法】特集ページを作成して誘導する
ショップ内の買い回りを誘導するために、商品ページにアクセスしたユーザーに「他の商品も見たい」と思わせる仕掛けをつくっていきましょう。
スマートフォンでQoo10の商品ページを開き、ページをスクロールすると「商品説明」という欄が出てきます。ここには商品のLPや画像を掲載することができ、バナーの設置も可能です。バナーからショップの商品を特集しているページへ誘導することができれば、より多くの商品を見てもらえます。
ただし、ショップページや商品ページにバナーを表示させるには、まず「特集ページ」を作る必要があります。特集ページはQSM左側のメニューから「プロモーション>Qspecial Studio」から作成可能です。
Qoo10でユーザーの回遊率をアップさせるために重要なため、特集ページは作成しておくことをおすすめします。
ユーザーへの再来店を促進できているか
Qoo10のリピーター獲得は、新規ユーザーの獲得と異なり、広告費を使わずにアプローチできます。コストをかけずに集客でき、売上の安定化や規模拡大の要になるため、リピーターの獲得は欠かせません。
一度商品を購入し、商品やサービスに満足したユーザーは、リピーターになりやすい傾向があります。ユーザーと長期的な関係を築くには、商品の品質管理や梱包の丁寧さ、発送の迅速さといった配送の品質も重要なポイントです。
また、ユーザーがショップを再訪するきっかけを作り、リピート購入につなげるためには、セールやキャンペーン、クーポン配布も効果的です。
【対処法】クーポンPUSHを活用する
クーポンPUSHは、週に1回、SHOPクーポンをメールやアプリ通知で配信できる機能です。
ショップをお気に入り登録したユーザーや、購入履歴のあるユーザーへクーポンを配布できるため、リピーターの増加につながります。クーポンを使ってユーザーを呼び込むことで、売上を伸ばすチャンスが広がるでしょう。
特に「メガ割」やセールなどの新規ユーザーが増えるタイミングでクーポンPUSHを行うと、効果的に売上を伸ばせます。また、クーポン配信と同時におすすめ商品を紹介できるため、販売促進にも役立ちます。
クーポンPUSHの配信は、QSM左側のメニューから「プロモーション>販売者プロモーション>クーポンPush発送」から申請可能です。無料で配信できるため、積極的に活用しましょう。
ユーザーの流入が増えるタイミングに乗れているか
Qoo10では、毎月クーポン配布やセールなど、さまざまなイベントが開催されています。ユーザーの流入が多いタイミングに合わせて露出を増やすことで、効率的に露出を増やすことが可能です。SNSやメルマガの配信、クーポンPUSHなど、集客のきっかけとしても使いやすいため、「集客のネタに困る」「配信のきっかけが欲しい」といった場合にも有効です。
【対処法】セールイベントに参加する
Qoo10で最も流入が見込めるタイミングは「メガ割」と呼ばれるセールです。テレビCMやSNSなど様々なチャネルで告知されるため、普段はQoo10を訪れないユーザーも多く流入します。
イベント開催中は購買意欲の高いユーザーが多く訪れます。通常日よりも売れやすく、売上が伸びやすいため、Qoo10のイベントを積極的に活用しましょう。
メガ割は3月、6月、9月、12月の年4回開催されるため、このセールを活用して売上の山を作れるよう準備しましょう。特に、予算が限られている店舗や、Qoo10に出店してなかなかきっかけが作れなかった店舗は、まず「メガ割」に向けて準備することをおすすめします。
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「競合商品に勝てない」
「売上がなかなか上がらない」
「どんな広告を打ったらいい?」
Qoo10で思うように売れずお悩みの方はWacworksへご相談ください!
Qoo10で思うように売れない場合は、ショップが今抱えている課題や原因に適した施策を、適切な順番で進めていくことが重要です。もちろん、扱う商材、ターゲット層などにあわせて、適切な施策を取捨選択する必要があります。
リソースを無駄なく活用するには、Qoo10運用の知識や経験、ノウハウがある担当者を中心に、PDCAを回していきましょう。
「Qoo10の具体的な運用ノウハウがない」「運用経験がある担当者がいない」といったお悩みがある方は、Wacworksへご相談ください!
Wacworksは120店舗以上の支援経験があるQoo10運用のスペシャリストです。
ある企業の支援では、0からのショップ立上げで戦略策定や広告運用をサポートし、12か月で0万円/月から1,650万円/月に改善させた実績があります。Qoo10の運用に精通したコンサルタントが、売れるために必要なノウハウやリソースを惜しみなく支援いたします。
Wacworksでは、Qoo10運用の支援を契約する前に、「どのような施策をどのくらいの期間で実施するのか」「どこまで支援するのか」をしっかりとすりあわせます。ちょっとした疑問もすべて解消してから契約するかを決めていただけるので、「まずは分析だけして欲しい」「自店の課題がわからない」といった方も、お気軽にWacworksまでご相談ください!
まとめ|適切な対処法を選んでQoo10の売上を最短で伸ばそう!
Qoo10で売上を上げていくには、ショップの現在地と向き合い、現状を受け入れることが大切です。そのためには、冷静に現状を分析し、原因を特定することからはじめてみましょう。
結果が出ない状況から抜け出すためには、リソースを適切に使い、効果的な施策に取り組むことが大切です。一歩ずつ進めばきっと改善しますので、焦らず取り組んでいきましょう。
とはいえ、「自店の課題が特定できない」「なぜ成果が見えないかわからない」「具体的に何から手を付けたらいいんだろう…」と悩んでしまう方は、ぜひWacworksへご相談ください!
【Q&A】Qoo10で売れないと悩む人からのよくある疑問
Qoo10の出品数に上限はありますか?
Qoo10で登録できる商品の数は最大5,000個です。5,000個以上登録する場合は、別途申請が必要となります。申請手順は以下のとおりです。
- QSM(Qoo10の販売管理ツール)内の左側のメニューから「商品管理>商品の一括登録/修正」をクリック
- 「一括登録アップロード」タブを選択
- 「Step2.タイプ選択と作成したファイルのアップロード」最後にある「?」をクリック
- 「現在の商品数」というポップアップが表示されるので、「権限の申請」をクリック
- 申請内容のリストから「登録可能な商品数-5万件」を選択
- 備考欄に以下の2点を記入
①取り扱う商品の主な大カテゴリー名
②自社ECサイトまたは他ECモールのサイトURL(ある場合のみ) - 「申請する」をクリック
なお、審査には5営業日程度かかります。直近の売り上げ状況やキャンセル率などによっては審査に落ちる可能性があるため注意が必要です。
Qoo10で売れるものやカテゴリーは何ですか?
女性向けファッションやコスメ、美容家電、健康食品などが売れやすい傾向にあります。特に、トレンドのものが売れやすく、プチプラアイテムや韓国コスメなどが人気です。
Qoo10のメインユーザーは10代〜30代女性です。メインユーザー層に響きやすいアイテムを扱っている場合は、売上をつくりやすいでしょう。
Qoo10で売れるものやカテゴリーは何ですか?
女性向けファッションやコスメ、美容家電、健康食品などが売れやすい傾向にあります。特に、トレンドのものが売れやすく、プチプラアイテムや韓国コスメなどが人気です。
Qoo10のメインユーザーは10代〜30代女性です。メインユーザー層に響きやすいアイテムを扱っている場合は、売上をつくりやすいでしょう。
商品ページのアクセスや売上はどこで確認できますか?
Qoo10のアクセス数(PV数)や売上などの受注状況は「Qoo10 Analytics」というページで確認できます。
Qoo10 Analyticsへアクセスするには、QSMにログインし、左側のメニューから「プロモーション>Analytics」を選択しましょう。
Qoo10 Analyticsを開いた最初の画面では、サマリーが表示されています。期間や対象などを絞り込んで、売上概要やトラフィック、コンバージョン、顧客データなどが確認可能です。
また、左のメニューを選択すると「受注状況」「トラフィック/コンバージョン」などが確認できます。