楽天RPP広告のキーワード設定で効果を最大化するコツ！設定手順も解説！
「楽天RPP広告の効果がイマイチ」
「キーワード設定を使った方がいいの？」
「目的に合った運用ってどうすればいいの？」
このようにお困りではありませんか？
楽天RPP広告は、キーワード設定やチューニングを行うことで効果を最大化できます。もし、楽天RPP広告の効果があまり感じられないなら、目的に合ったキーワード選定や運用ができているかを見直すことをおすすめします。
この記事では、キーワード設定を活用した楽天RPP広告の運用について解説します。露出を増やして売上を拡大したい方は、参考にしてください。
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目次
楽天RPP広告のキーワード設定でアップする効果とは
楽天RPP広告は、ユーザーが検索したキーワードに紐づいて商品が表示される「検索連動型広告」です。ユーザーの検索ニーズに合った商品を表示できるため、ユーザーの目に留まりやすく、コンバージョンにつなげやすい特徴を持ちます。
効果の低いキーワードを排除し最適化
楽天RPP広告は、キーワードを設定せずに運用することも可能です。ただし、キーワードを指定しない場合は商品ページから自動的に選定されるため、コンバージョンに繋がりにくいキーワードでRPP広告が配信され、広告の無駄打ちになることがあります。
そのため、精度の高い運用を目指す場合は、キーワードを手動で設定することが重要です。効果の低いキーワードを排除できると、広告費を無駄にすることなく商品の露出を最大化できます。
狙いたいキーワードのSEO対策に好影響
楽天RPP広告では、設定したキーワード経由で売上があがると、「キーワード検索での売上」としてカウントされ、そのキーワードの検索順位が上がりやすくなります。
一般的に、新しい商品やキーワードで楽天市場へ参入する場合、オーガニック検索のみで上位表示させることは困難です。そのため、楽天RPP広告を活用してキーワード経由の売上を増やし、検索順位を少しずつ上昇させる必要があります。売上をひとつずつ積み重ねていくことで、将来的にオーガニック検索で上位表示がとれるようになるでしょう。
楽天市場のSEO対策については、以下の記事にまとめてありますので、参考にしてください。
楽天RPP広告の運用は目的ごとに異なる
楽天RPP広告は、目的によって運用方法が異なります。ここでは、どのように楽天RPP広告を運用すると効果的かを解説します。
費用対効果重視で安定した売上をつくる
楽天RPP広告で安定した売上をつくりたい場合、費用対効果を重視した運用がおすすめです。この場合、広告費に対してどれだけ売上を上げられるかを最優先に考えるため、コンバージョン率の高い商品を選定しましょう。
多くのユーザーは、検索結果で1位から3位までの商品を比較する傾向があります。そのため、楽天RPP広告の掲載順位では1位を狙うより、2～3位を狙ってクリック単価を払いすぎないようチューニングすることで、効果を最大化できます。
クリック単価の目安としては、楽天が提示する目安CPC（クリック単価）の半額程度からはじめましょう。出稿後は、掲載順位やパフォーマンスレポートを確認しながら細かく調整し、最も費用対効果が高い状態を維持することが重要です。
瞬間的な売上をつくって検索順位を上げる
楽天市場では、売上と連動して検索順位も上がります。そのため、新商品を立ち上げる場合や、特定の商品を強化したい場合には「瞬間的な売上で検索順位を上げる」という戦略が有効です。
この場合、SEOで狙いたいキーワードで、最もクリック率が高い最上位を取り続ける運用になるため、費用対効果は度外視し、目安CPCの1.1〜1.5倍に設定しましょう。
検索順位で最上位を取った場合のクリック率は、通常5〜10％程度です。それを下回る場合はサムネイルの改善を検討します。
商品の露出を増やして認知拡大する
楽天RPP広告は、認知拡大を目的として運用することも可能です。この場合、多くのキーワードを設定したり、CPC単価の高いビッグキーワードを設定したりして、商品の露出を増やす運用を行います。
コンバージョン率やクリック率の測定や、コンバージョンにつながりやすいキーワードの特定など、データ分析を進めましょう。データをもとに、商品ページのコンバージョン率が高い場合は費用対効果重視の運用へ、検索順位をあげたい場合は瞬間的な売上を伸ばす運用へシフトさせていくことで、広告効果を最大化できます。
楽天RPP広告のキーワード選定のポイント
効果的な広告運用を行うための楽天RPP広告のキーワード選定のポイント3つをご紹介します。
広く露出する「ビッグキーワード」
ビッグキーワードとは、1語で設定するキーワードのこと。例えば、「Bluetoothイヤホン」「枕」など。
ビッグキーワードのみで設定すると、幅広いユーザーに向けて商品を露出できるため、認知度が向上しやすくなります。
ただし、競争が激しいため入札上限が高くなりやすく、費用対効果が低くなるリスクもあるため注意が必要です。
対象を絞り込む「ミドルキーワード」
ミドルキーワードは、2語の組み合わせで設定されるキーワードです。例えば、「Bluetoothイヤホン 防水機能」や「枕 低反発」といった形で設定します。
ビッグキーワードよりもニーズに合わせやすく、コンバージョン率が上がりやすいのが特徴です。
適切なキーワード選定と、定期的な効果測定、細やかなチューニングを行いましょう。
ピンポイントに露出する「スモールキーワード」
ミドルキーワードからさらに絞り込みたい場合は、3語以上を組み合わせたスモールキーワードを設定するのが効果的です。例えば、「Bluetoothイヤホン 防水機能 ジョギング」や「枕 低反発 ギフト」など。
商品のカテゴリや特徴に加え、特定の使用シーンや限定的な機能を組み合わせることで、よりニッチな検索ニーズを狙い撃ちできるでしょう。
ただし、スモールキーワードは検索ボリュームが小さいため、露出機会が限られます。キーワード選定や効果測定をこまめに行いうことが重要です。
楽天RPP広告で効果が出やすいキーワード設定のコツ
効果的な広告運用を行うためには、検索ボリューム、コンバージョン率、費用対効果を考慮して、どのユーザー層にアプローチするかを決定することが重要です。ここからは、商品ごとに最適なキーワードを設定するためのコツを3つ紹介します。
転換率の高いキーワードを選定する
楽天RPP広告はクリックごとに料金が発生する広告です。そのため、コンバージョン率の高いキーワードに予算を集中させ、購入意欲や購買確率が高いユーザーを狙い撃ちする運用が理想です。
キーワード選定ツールやパフォーマンスレポートを確認しながら、より効果の高いキーワードを取り入れていきましょう。これにより、限られた広告予算を最大限に活用し、効率的に成果を上げることができます。
キーワード選定のコツについては、以下の記事で詳しく説明していますので、参考にしてください。
目的ごとにキーワードCPCや掲載順位を設定する
楽天RPP広告の運用では、目的に応じてクリック単価や狙う掲載順位を細かく調整する必要があります。広告費を無駄にしないために、商品ごとのコンバージョン率やクリック率を確認し、商品に合わせて最も効率の良い運用方法を選びましょう。
- 目的が「費用対効果」なのに、ビッグキーワードを多く設定していないか？
- 検索順位を上げるための運用なのに、4位や5位に掲載されていないか？
目的とキーワード選定、CPCが噛み合っているか見直し、運用の精度を上げましょう。
定期的にチューニングする
広告設定後も定期的にパフォーマンスをチェックし、クリック単価やキーワードの調整を行いましょう。これにより、無駄な予算の浪費を防ぎ、効率的に広告効果を最大化することが可能です。
楽天RPP広告の運用では、競合のクリック単価が変更されることで、自店の掲載順位に影響を受けることがあります。競合の状況に対応できないと、広告でパフォーマンスの高い掲載順位を獲得できなくなり、競合にシェアを奪われる可能性が高まります。
パフォーマンスをチェックすべき項目については、後ほど詳しく解説します。
セールやイベントのタイミングに合わせて広告を強化する
ユーザーが多く流入するセールやイベントで露出を確保したい時期に合わせて、広告を強化していく必要があります。
この時期は、競合店舗も広告の露出を強化します。広告枠が競合に占有されると、自社商品は十分な露出を確保できません。広告を強化を行う場合は、遅くともセールやイベントの1週間前からクリック単価を徐々に引き上げていきましょう。クリック単価を高く設定することで、セール期間中に他社がクリック単価を引き上げても競り負けず、露出を確保しやすくなります。
パフォーマンスレポートをチェックしPDCAを回す
楽天RPP広告は、出稿後も定期的にパフォーマンスの確認が必要です。露出やクリックが増えているか、広告費用対コンバージョンの効率を評価し、適切な運用を行いましょう。
広告の効果を見るパフォーマンスレポートでは、以下の指標を確認しましょう。
- ROAS（広告費用対効果）
- 広告経由のクリック数
- CVR（コンバージョン率）
100〜200以上のクリックがないと、正確なデータが得られないため、特に運用開始直後は注意が必要です。また、効果の高いキーワードに予算を集中させ、反応の悪いものは停止するなどの最適化も重要。広告はオーガニック検索よりコンバージョン率が低いため、その点も考慮して評価を行いましょう。
楽天RPP広告のROAS（広告費用対効果）を上げるには
一般的に、ROASが400％以上、運用コストは売上の2.5％程度が理想的とされています。（商材やターゲット、単価によって変わります）
ROAS（広告費用対効果）が低迷している場合は、次の2点で調整します。
- クリック単価（CPC）を下げる
- コンバージョン率（CVR）を上げる施策を行う
まずはクリック単価を下げ、次にコンバージョン率をアップさせる施策を検討します。
コンバージョン率を改善させる際は、ポイントやクーポンなど即効性の高い施策から試しましょう。それでも改善しない場合は、商品ページに問題がある可能性が高いです。
デザインが整っていても、商品の魅力や訴求ポイントが不明確な傾向も多いため、商品の強みを整理してわかりやすい商品ページへブラッシュアップしましょう。
楽天RPP広告でキーワード設定をする手順
ここからは楽天RPP広告でキーワード設定をする手順について説明していきます。
1.RMSからRPP設定画面を開く
RMS にログイン
＞メニューの中から「広告（プロモーションメニュー）」を選択
＞広告のご案内の中から「検索連動型広告（RPP）」ボタンをクリック
ここまでの操作で「検索連動型広告（RPP）」の画面が表示されたらOKです。
※現在出稿している楽天RPP広告があれば、この画面に表示されます。出稿している商品やキーワード、クリック単価などを確認できます。
2.商品・キーワード設定画面を開く
メニューの中から「商品・キーワード設定」のタブをクリック
＞「新規登録」ボタンをクリック
ここまでの操作で「商品CPC、キーワードCPCの新規登録」というウィンドウが開かれたらOKです。
※まとめてアップロードしたい場合、「新規登録」ボタンの右隣にある「一括アップロード」のボタンから一括登録が可能です。（1,000商品まで）セール前の広告強化など、まとめて設定する際に活用しましょう。
3.キーワード設定をする商品を選択する
楽天RPP広告で出稿したい商品の商品管理番号を入力
＞「登録する」ボタンをクリック
このウィンドウでは、最大5つまで同時に商品を登録できます。複数を設定したい場合は活用しましょう。
4.キーワードCPCを登録する
前項で入力した商品管理番号が反映された表が表示されたら、「キーワード欄」をクリックし、画面に従ってキーワードとCPC（クリック単価）を設定します。
クリック単価を入力する際、目安CPCも一緒に表示されますので、予算や目的に応じて設定しましょう。特に単価を決めていない場合は「11円」などの最低価格+1円に設定し、様子を見ながら調整してください。
※最低価格の10円は、多くの競合が設定しているため、表示率がかなり低い場合があります。
楽天RPP広告のキーワード設定にお悩みの方はWacworksへ！
広告は、商品の売れ方をもとに戦略を設定し、効果測定や細かいチューニングを行うことが重要です。広告の無駄を削減し効果を最大化するには、広告運用の知識や経験、ノウハウがある広告担当者を決めて運用することをおすすめします。
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「広告を運用しているが、思った成果が出ていない」
「売り上げがなかなか上がらない」
「他社に広告の運用を依頼しているが改善策や提案がイマイチ」
まとめ｜楽天RPP広告のキーワード設定で効果を最大化しよう
楽天RPP広告は、キーワード設定やチューニングを行うことで、広告の無駄を削減し、効果を最大化できます。定期的にキーワードの効果をチェックし、最適化を進めることを忘れないようにしましょう。
適切な広告運用へと改善することで、狙っているターゲットへ効果的にアピールでき、着実に売上アップへとつながります。
今回の記事では、キーワード設定を活用した楽天RPP広告の運用について解説しましたが、実際の運用では店舗ごとの商材やターゲット層によって運用方法を細かく変えていく必要があります。自店にあった運用について詳しく知りたい方は、お気軽にWacworksまでお問い合わせください！
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