ECモールとは何?【5つの出店メリットと3大モールの特徴も解説】

「ECモールとはどんな出店形式?」
「出店するメリットは?」
「楽天市場やAmazonはECモールに含まれる?」

時代の変化によって、リアル店舗からECモールへの切り替えを検討する方も多いでしょう。

そこで今回はECモールの特徴と出店メリットについて解説します。

筆者は以下の経歴を持っており、ECサイト開設の悩みやお困りごとをずばり解決しますよ!

・楽天市場、Amazon、Yahooショッピング、自社ECなどEC事業をTOTALサポート
・計100社以上のEC事業をサポート
・コンサルティング契約リピート率95%以上(ご契約から6ヶ月間での実績)

ぜひ本記事を参考にし、ECモールの魅力に触れてもらえれば幸いです!

ECモールとは?

ECモールとは?

ECモールとはインターネット上のショッピングモールです。

既に完成されているモール上に、自社商品を出品または店舗を出店する形式。

Amazon・Yahoo!ショッピング・楽天市場などが有名です。

一からホームページをつくるわけではないため、初心者でもかんたんに出品・出店できるのが特徴。

最近は「リアル店舗で実物を確認→より価格の安いECサイトで購入」というユーザーの流れが定着しており、後述する自社ECサイトと並んでECモールが注目されているのです。

ECサイトの開設を検討している方は、ECモールの存在を知っておく価値はあります。

ECモールと自社ECサイトの違い

ECモールと自社ECサイトの違い

ECモールとよく比較されるのが自社ECサイトです。

その大きな違いは出店方法。

自社ECサイトはモールの中に出店するのではなく、自分自身のサイトを構築して出品します。

リアル店舗で例えれば、路面店と認識してもらえればよいでしょう。

オリジナル性あふれる店舗に仕上げられるだけでなく、成功すれば自社ブランドを全面にアピールできます。

その反面、集客までに時間がかかり、広告やマーケティングなどのスキルも必要不可欠。

ある程度集客が見込め、完成されている土台に出店・出品するECモールと異なるのは念頭に置いておきましょう。

ECモール出店のメリット5選

ECモール出店のメリット5選

まずはECモール出店のメリットについて解説します。

具体的なメリットは以下のとおりです。

・多くのユーザーに目をとめてもらえる
・かんたんに出品・出店できる
・信頼性を感じてもらえる
・購入率を高められる
・サポート体制が整っている

次から順番に見ていきましょう!

ECモール出店のメリット①:多くのユーザーに目をとめてもらえる

ECモールは多くのユーザーに目をとめてもらえる土台が完成されています。

リアル店舗を例にすると、ショッピングモールには消費者が数えきれないほどいます。

そこに店舗を構えるだけで、たとえ新店舗でも少なからず気にしてもらえるはず。

反対にECサイトを構築する際は広告を打ち出したり、SEO対策を徹底したりしなくてはいけません。

このように、はじめからある程度集客力が見込めるのは大きなメリットです。

ECモール出店のメリット②:かんたんに出品・出店できる

ECモールに出品・出店する流れは、ECモール管理画面から必要情報を入力するだけ。

あとは審査に合格すれば最短1週間程度で出店可能です。

一方、自社ECサイトではじめる場合はドメインの取得やシステム構築といった作業も発生。

基本的にはすべて自分自身で行わなければならず、初心者にとってはハードルの高さがうかがえます。

場合によってはサイト作成完了までに数か月かかるケースもあり、出店までの道のりは長いです。

そのような特徴から、近年ははじめの一歩としてECモールからスタートする方が増えているのも事実。

ECモール出店のメリット③:信頼性を感じてもらえる

近年の消費者における購買傾向として、信頼性がポイントとなっています。

「実績や経験は十分につめているか?」「クチコミの評価は問題ないか?」など、周囲の反響を気にしがちです。

そのため、例えば「Amazonで売っている」とあるだけで信頼してもらえるもの。

見ず知らずの個人店で買うよりも、安心かつ満足して買ってくれます。

ECモールであれば、ブランド力を味方にできるのは大きなメリットです。

ECモール出店のメリット④:購入率を高められる

ECモールのCVR(コンバージョン率)は自社ECサイトよりも高いと言われています。

CVRとは購入率であり、サイトに訪れた方がどれくらいの確率で購入したかを示す数値。

高いほど効率的に運用できている証拠と言えます。

ECサイトの平均値は1〜2%なのに対し、ECモールは5%前後です。

数値が高い理由は「はじめから購入しやすく設計されている」「オンライン決済方法が充実している」などがあげられているのも事実。

確実に売上アップへつなげたければ、ECモールを活用しない手はありません!

ECモール出店のメリット⑤:サポート体制が整っている

大きなECモールになるほどサポート体制は抜群です。

例えばオプションで物流倉庫を使えたり、出品者向けのセミナーが定期的に開催されていたり。

初心者が出店しやすい環境が整っているのです。

また運用やスキルアップの面だけにとどまらず、売上アップにおけるサービスも充実。

分析ツールが使えるだけでなく、広告運用のラインナップも豊富に取り揃えています。

ECモール3つの種類

ECモール3つの種類

ここからはECモールの種類について解説します。

具体的なECモールの種類は以下3つです。

・テナント型
・マーケットプレイス型
・マルチブランド型

次から順番に見ていきましょう!

ECモールの種類①:テナント型

テナント型とは最も一般的なECモールの形式です。

楽天市場やYahoo!ショッピングなどが該当し、テナントを借りて出店する流れとなります。

リアル店舗のショッピングモールとほぼ変わりません。

購入の流れはショップから欲しいアイテムを探すイメージです。

しかしECモールでは商品検索を行い、最終的に店舗の情報を把握する流れが一般的。

商品だけでなく、設計次第で店舗を最大限アピールできるのが特徴です。

ECモールの種類②:マーケットプレイス型

マーケットプレイス型とは出品のみが行える形式です。

有名なのはAmazonが該当し、ECプラットフォームを貸し出すサービスを行っています。

Amazon全体が店舗であるためユーザーは出品するのみ。

店舗を開設する手間が省け、より効率的に販売できるのが大きなメリットです。

その反面、オリジナリティあふれたサイトをつくるのはむずかしいと言えます。

ECモールの種類③:マルチブランド型

マルチブランド型は主にアパレル業界で見られる形式です。

複数の自社ブランドを同じモールで出品する形態となります。

とくにアパレル業界は同じ会社だけでも異なるブランドを展開しているのが現状。

同じホームページにまとめてしまうとデータ量が圧迫するだけでなく、それぞれのブランドを最大限アピールするのは困難。

そこで1つの入口から各ブランドショップへアクセスしていくのです。

ブランド認知度アップや回遊性の向上にもつながります。

国内3大ECモールの特徴

国内3大ECモールの特徴

続いては国内3大ECモールの特徴について解説します。

今回紹介するのは以下3つのECモールです。

・楽天市場
・Yahoo!ショッピング
・Amazon

次から順番に見ていきましょう!

国内3大ECモールの特徴①:楽天市場

楽天市場はYahoo!ショッピングと並び、業界を代表するテナント型の巨大ECモールです。

利用者数5,000万人超えは国内でもトップクラス。

楽天は旅行・銀行・携帯など他のサービスにも力を入れており、たまった楽天ポイントを貯めたり使ったりできるのが特徴です。

そのため自然と楽天市場を利用するユーザーが多くなります。

また、店舗運営支援サービスが充実しており、店舗のブランディングがしやすいのもポイント。

魅力的な店舗ページを作成するなら楽天市場をチェックしてみましょう。

国内3大ECモールの特徴②:Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングはポータルサイトでも有名な、Yahoo!JAPANが運営するECモールです。

楽天市場と肩を並べる業界トップクラスのテナント型ECモールとなります。

その最大の特徴は出店ハードルの低さ。

初期費用・毎月の利用料・売上ロイヤリティなどは無料であるため、初心者でも気兼ねなく出店できます。

なおかつ集客力が見込めるYahoo!ユーザーへ的確にアプローチできれば、少ない資金で最大限の利益を確保できるのです。

テナント型なら、楽天市場とあわせてぜひ検討してみましょう。

国内3大ECモールの特徴③:Amazon

2020年度の世界小売業ランキングで、ウォルマートに次ぐ売上高を誇ったのがAmazonです。(2022デロイトトーマツグループ発表のデータ

Amazonはその名に恥じない世界を代表するマーケットプレイス型のECモール。

家電から食品に至るまで、約1億種類以上の商品を取り揃えています。

そのため様々なジャンルの商品を手軽に出品できるのがメリットです。

また、FBAと呼ばれる配送代行サービスを使えば、梱包〜発送後の顧客対応までを代行可能。

初めての方でも安心して出品できます。

自分に合ったECモールを選び売上を伸ばそう

自分に合ったECモールを選び売上を伸ばそう

今回はECモールの特徴と出店メリットについて解説しました。

ECモールは自社サイトと異なり、よりスムーズに出店できます。

代表的なECモールは楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonの3つ。

楽天市場とYahoo!ショッピングはテナント型であり、Amazonはマーケットプレイス型です。

それぞれ特徴や利用メリットが異なるため、自分に合ったECモールを選んでいきましょう!

「売上が上がらない」「人手が足りない」などのお悩みを解決!詳しくはこちら

この記事を書いた人

株式会社Wacworks 代表取締役社長 舟瀬
2021年11月に創業。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。