Amazonで商品登録できないときの3つの対処法【原因と解決策をECのプロが詳しく解説します】

Amazonで出店するにあたって最初の壁となる『商品登録』に悩んでいませんか?

Amazonで商品登録ができなかった場合、出店準備が進まずに焦ってしまうかもしれません。商品登録ができないことには必ず原因と解決策があります。丁寧に1つずつ解明していきましょう。

この記事では、以下の実績を持つ筆者がAmazonで商品登録できないときの原因や対処法について詳しく解説します。

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この記事を読めば、Amazonで商品登録できなかったときの理由や注意点がわかります。

これからAmazonに出品する方や既に行き詰まっている方はぜひ参考にしてみてください。

Amazonで商品登録する方法は2種類

Amazonで商品登録する方法は2種類

Amazonで商品登録する方法は2種類です。

①カタログや在庫から選択して出品する
②JANコードを利用して出品する

出品する際は、Amazon公式サイト上にあるセラーセントラルを通して商品を登録しましょう。スマホではアプリもあるため、PCがない方も登録可能です。

セラーセントラルは、商品情報の追加や在庫の更新、支払いの管理などといったビジネスコンテンツを担う総合的な役割を持っています。

自分のやり方に合う登録方法を選んだら、セラーセントラルにログインして出品を開始しましょう。それでは、ひとつずつ解決していきます。

商品登録をする方法①:カタログや在庫から選択して出品する

Amazonで商品登録するには、カタログや在庫から選択する方法があります。

Amazonのサイト上で既に存在している商品名であれば、セラーセントラルの『カタログ』や『在庫』の項目から選択が可能です。

商品名で検索する場合、種類によっては膨大な数の検索結果が出てきてしまうことがあるでしょう。

差別化しやすい商品や地域の特産品など、検索しやすい商品での利用をおすすめします。

また、Amazonサイト上に存在しないオリジナルの商品も検索から登録可能です。『カタログ』から登録を追加すれば、新しい商品を出品できます。

商品登録をする方法②:JANコードを利用して出品する

紛らわしい項目の重複を避けられるもう1つの方法として挙げられるのが、JANコードを利用した出品方法です。

流通システム開発センターに登録された商品についているバーコードを『JANコード』と呼びます。

JANコードで商品を検索すれば正確な情報にヒットするため、出品ミスも減らせるでしょう。

JANコードがない商品は、セラーセントラルのヘルプから『製品コード免除の申請』をすれば登録できます。

Amazonで新規出品できない理由3つ

Amazonで新規出品できない理由3つ

Amazonで新規出品できない場合には3つの理由があります。

①カテゴリーによって必要となる申請をしていない
②卸業者の請求書でブランド物の許可をとっていない
③偽物を出品したと間違えられている

ひとつずつ確認しながら商品登録を進めましょう。

理由①:カテゴリーによって必要となる申請をしていない

Amazonで扱うカテゴリーによっては出品登録する前に『出品許可申請』が必要です。

制限対象に属する商品は審査が通らないと出品できません。

『出品許可申請』が必要な商品は以下の通りです。

・酒類の取り扱い
・動物および動物を材料とする商品
・自動車用品
・医薬部外品および化粧品
・通貨、硬貨、および現金同等品
・栄養補助食品
・医薬品
・武器および武器を模した商品
・食品&飲料
・アダルト商品
・不快感を与える商品
・Amazon デバイスおよび修理・メンテナンス用アクセサリ商品
・電化製品・電子機器
・レーザーポインターおよびその関連商品
・医療機器の取り扱いについて(マーケットプレイス出品者用)
・盗品及びロックピッキング装置
・医療機器および関連商品
・植物、植物由来製品及び種子
・リコール対象商品
・タバコおよびタバコ関連商品
・その他の商品
・化学物質、農薬および肥料
・カンナビジオール(CBD)商品

引用:Amazonヘルプページ

商品によって制限されている条件は異なります。

申請が必要なカテゴリーに属している商品か、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

登録の際に「出品制限が適用されます」と表示された場合は申請が必要な商品です。リンクから申請フォームに進み、出品許可を得るようにしましょう。

理由②:卸業者の請求書でブランド物の許可をとっていない

商品がブランド物の場合、卸業者の請求書がないと出品許可が下りません。

AppleやCanon、OLYMPUS、富士フイルムなど多くのブランドが出品を制限しています。

ブランド物を商品として10品以上登録する場合、180日以内に作成された卸業者の請求書が必要です。

出品者と卸業者それぞれの住所、名前が記載されていることを確認してください。価格情報は省略して問題ありません。

ブランド物の新規出品にはハードルの高さを感じるかもしれませんが、他店舗との差別化にも繋がる貴重な機会です。恐れずに挑戦してみましょう。

理由③:偽物を出品したと間違えられている

新規出品ができない場合、Amazon側に偽物を出品していると間違えられているかもしれません。

新規出品者は取引履歴や経歴がないため、信用度が低いとされています。

偽物が多く蔓延っている商品は扱いが禁止され、信頼を得るまで出品できない場合も多いでしょう。

出品したい商品に偽物が存在していないか確認するとともに、真面目に少しずつ販売を続けて信頼を得ることが大切です。

Amazonで商品登録できないときの対処法3つ

Amazonで商品登録できないときの対処法3つ

Amazonで商品登録できないときの対処法を3つ紹介します。

①出品前に登録申請をする
②正しい手順で未反映やエラーを防ぐ
③危険物登録の商品か確認する

Amazonで出品するにあたり、商品登録ができなくて困った経験をした方も多いでしょう。

以下の対処法を試せば、商品登録ができないという問題が解決しやすくなりますよ。

対処法①:出品前に登録申請をする

まずは出品する商品が制限対象に属していないか確認し、登録申請を忘れずに行いましょう。

上記で説明したように、制限対象にある商品は事前申請が必要になります。

ブランド物も同様です。商品登録する際の表記やヘルプページを熟読し、対策しましょう。

対処法②:正しい手順で未反映やエラーを防ぐ

Amazonの商品登録では、手順ミスで商品が反映されなかったり、エラーが表示されたりするケースがあります。

正しい手順で商品登録を進め、商品情報をしっかりと反映させましょう。

間違えた場合でも、訂正すれば2日以内に更新されます。やり直しても反映されなかったり、エラーが出てしまったりする場合は、Amazonのテクニカルサポートまで解決を求めましょう。

対処法③:危険物登録の商品か確認する

Amazonの出品では、登録したい商品が危険物でないか確認することも大切です。

『危険物商品』と登録されている商品は、他の商品と登録方法が異なる場合があります。

Amazonの出品マニュアル通りに商品登録を進めなければ、アカウントにペナルティが課せられることもあるでしょう。

Amazonの定義では『化粧水』や『インク』などの身近なものも危険物として登録されています。

危険物納品ルールを確認したり、危険物の取り扱いフォームに申請したりするなど、手順を1つずつ確認しながら商品登録を進めましょう。

Amazonで商品登録できないときは必要な手順や申請を見直して解決しよう

Amazonで商品登録できないときは必要な手順や申請を見直して解決しよう

Amazonで新規出品できない理由や、商品登録できないときの対処法を紹介してきました。

Amazonで商品登録する際には、正しい手順を踏む必要があり、商品によっては申請しなければ出品が許可されません。

出品したい商品がどのカテゴリーに当てはまるのか、どのような申請が必要なのか見直すことが大切です。

Amazonでの出品者が多々直面する「商品登録ができない」という事態にならないよう、1つずつ確認しながら出品作業を進めていきましょう。

この記事を書いた人

株式会社Wacworks 代表取締役社長 舟瀬
2021年11月に創業。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。
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