「楽天スーパーセールで売上を伸ばしたい!」

「過去のスーパーセールはどんな感じだったんだろう……」

「もうすぐスーパーセールが始まるけど何をすれば良い?」

楽天の大型イベントであるスーパーセール。

運営側にとっては売上をつくる絶好の機会です。

楽天に出店している方の中には「過去のスーパーセールの総括を知りたい!」「今後のスーパーセールにはどのようにして臨めばいい?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回は、2022年6月のスーパーセールについてコンサル目線で振り返ります。

スーパーセールを控え、ネクストアクションに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

筆者は以下の経歴を持っており、EC事業でのお悩みやお困りごとをまるっと解決しますよ!

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最後まで読むと、スーパーセールにおける重要な施策がわかるはずです。

6月のスーパーセールは全体的に良かった!

2022年6月のスーパーセールは、全体的に良かったと思っています。

理由はいくつかありますが、大きくは以下2つです。

①楽天25周年
②5月が控えめだった分、反動があった

まずは、楽天が25周年ということでスーパーセール期間での訴求がありました。

特に6月5日はかなり売上が伸びており、多くの店舗で日商ギネスが出ています。

もう1つは、5月の反動です。

ゴールデンウィーク期間でほぼ売上が取れなかった店舗が多かったですね。

5月が苦しかった分、楽天ヘビーユーザーさんが6月にシフトしました。

全体的には良かったという所感です。

昨対を超えるところが多く、大体プラス20%ぐらいは推移できていました。

特に伸びたジャンルはアパレル

伸びたジャンルはいくつかあり、下がった印象はあまりないです。

特に伸びたのはアパレルですね。

服系は結構伸びて、6月のスーパーセールではどこの店舗も伸びた印象です。

おそらく外出規制など色々な規制が解けて、今まで下火になっていたアパレル系が伸び始めたのではないでしょうか。

ちなみに弊社の施策では。昨対プラス50〜60%ぐらいでした。

もちろん広告を仕掛けたり、サーチ登録などを実施したりしています。

自社でタイムセールみたいな形で割引も行いましたね。

月の着地もプラス100%ぐらいで2倍成長になっています。

高価格帯のものは伸びなかった

逆にあまり良くなかったのは高価格帯の商品です。

例えばカバンやブランドバッグはもう少し伸びても良い印象でした。

昨対のざっくり1桁台、5〜10%くらいが相場観ですね。

高価格帯があまり伸びなかった理由の1つとして、転換率が上がりきらなかったことが考えられます。

昨年よりもSEOで上がっているので、アクセス数は取れているのですが、転換率もその分下がりました。

全体的にユーザーは高価格帯のものをEコマースより実店舗で買いたいのかなという印象を受けましたね。

ゴールデンウィークから時代の流れが変わってきていると考えられます。

以前、Eコマースで物を買う人の割合について調べたことがありました。

結論としては、ネット全体での物を調べる検索ニーズのボリュームは変わりませんでしたが、購買に関しては実店舗が増えた分、Eコマースが下がったというデータがあります。

Eコマース全体でCVRが下がっているため、高価格帯が売れにくいという仮説を持っていますね。

今までのEコマースバブルが若干弾けて、少し普通に戻ってきた感覚です。

アパレルに関しては、特にバッグなどは手に取って試したいのかなという印象を受けました。

広告戦略が重要

「昨対で売上が伸びた店舗が多かったなら、広告面で苦戦するところもあったのでは?」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

弊社が見ている店舗では、幸いなことに全部昨対を超えていたので、悪くはなかったですが、運用している目線からすると去年よりもCPCは上がっている印象です。

1年間続けているような店舗もいくつかありましたが、CPCが倍のところもあれば、逆に変わらないところもありました。

ただ、全体的にCPCが上がっている所感はすごくありましたね。

広告戦略をしっかりと組まないと、売上が取りづらいです。

今後のスーパーセールではどうすれば良い?

まず大前提として、広告が重要です。

みなさん広告予算を決めて毎月運用していると思いますが、特に「スーパーセール」や「お買い物マラソン」には集中して投下した方が良いですね。

筆者の運用の仕方になるのですが、ざっくり広告予算が月に100万ありますという場合だと、大体前半で40〜50%ぐらい使用することは全然あります。

とにかく、前半で売上をつくることが重要です。

広告戦略はしっかりと練った方が良いですね。

また、少し細かい話になりますが、スーパーセールの醍醐味である「サーチ登録」はうまく活用しましょう。

「いつもより割引されていますよ」というところで、アクセス数が集まりやすくなります。

まとめ

・2022年6月のスーパーセールは、全体的に昨対を超えていた

・昨対より水準が良かった理由は①楽天25周年の訴求②5月の買い控えの反動

・広告戦略が重要

今回は2022年6月のスーパーセールについてざっくばらんにお伝えさせていただきました。

25周年の訴求や5月の買い控えの反動で昨対を超える店舗が続出しましたが、その分競合がCPCを上げてきているため、しっかりと広告戦略を組むことが重要です。

事前に自分たちでどれくらい予算を使うのか決めて取り組んでいきましょう。

本記事をスーパーセール施策の参考にしていただけると幸いです。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

株式会社Wacworks 代表取締役社長 舟瀬
2021年11月に創業。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。