ほとんどの人が知らないAmazonの大口、小口の9つの違いとは【違いを理解して出品しよう】
ECサイトを利用して私物を売りたい、事業を始めたいと考える方は多いのではないでしょうか。
特に有名なAmazonを利用して販売を行う人は多いです。
ですが、Amazonを利用するには出店プランの大口・小口があり、違いを理解していなければ、出品時にかかる制限や利用できるサービスが違います。
そこで、大口・小口の内容と、かかる費用や制限などを解説してまとめました。
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ぜひ本記事を参考にして大口・小口の違いをしっかり理解してから、Amazonで販売を開始しましょう。
目次
Amazonの大口と小口の内容
Amazonの大口・小口の内容を下記にまとめました。
出品可能な数や大口、小口のメリット、デメリットを解説してあります。
どちらで出品するか決める際の参考にしてください。
Amazonの大口とは
Amazonの大口は出品数が49点以上など、大量に出品したい方に向いてる出店プランです。
月額料金はかかりますが、大口であれば広告を出せたり、検索結果の上位に商品が掲載される可能性が上がります。
また、出品ツールの使用や制限が課せられるカテゴリーへの出品も可能になるので、自由に販売を行いたい方は大口を利用しましょう。
Amazonの小口とは
Amazonの小口は、出品数が数点から49点までの方に向いてる出店プランです。
小口は月額料金がかからない代わりに、広告を出せないなど制限がついたり、サービスが受けられなかったりとデメリットがあります。
販売する商品が決まっていない、出品ツールを使用する予定がない方は小口を利用しましょう。
Amazonの大口と小口にかかる費用
Amazonの大口・小口にかかる費用と販売手数料をまとめました。
大口、小口で出品にかかる費用の詳細と、カテゴリーごとに販売手数料がいくらかかるかも一部表で解説してあります。
どのジャンルで出品するかの参考にしてください。
月額料金
月額料金は大口のみで¥5390(税込)かかります。
小口は月額料金がかからず、出品数×¥110(税込)です。
上記に加え販売手数料が発生するので、出品数に応じて出店プランを決めましょう。
販売手数料
それぞれのカテゴリーにかかる販売手数料の一部を表にまとめました。
カテゴリー | 販売手数料の割合 | 最低販売手数料 | 商品タイプ |
パソコン・周辺機器 | 8% | 30円 | デスクトップ、ノートPCドライブ等 |
ビューティー | 8%または10% | 30円 | 香水、メイクアップヘアケア等 |
スポーツ・アウトドア | 10% | 30円 | アウトドア用品、スポーツウェア、自転車等 |
おもちゃ・ホビー | 10% | 30円 | 知育用玩具、乗用玩具フィギュア、ホビー等 |
食品・飲料 | 8%または10% | なし | 飲料、肉、魚、お菓子類等 |
※ビューティーや食品・飲料は、1商品の売上合計が1500円以下の場合は商品代金の8%。
売上合計が1500円を超える場合は商品代金の10%かかります。
扱うカテゴリーによって、販売手数料の割合と最低販売手数料は変化しますので、出品する前に1度公式サイトを確認してください。
Amazonの大口と小口の9つの違い
Amazonの大口と小口の違いを比べてみました。
上記で記載した大口、小口の内容の違いをより詳細にまとめてあります。
EC事業を運営する上で役立つサービスやツールもあるので、興味のある方は大口を選ぶのがいいでしょう。
①商品登録方法
②出品数の制限
③出品商品の制約
④一括出品ツール
⑤レポートの利用
⑥決済方法
⑦配送料金とお届け日時
⑧広告の利用
⑨カートボックスの利用
それぞれの違いを解説していきますね。
違い①:商品登録方法
Amazonの小口と大口の商品登録の違いは、新規出品できるかの違いがあります。
小口はすでに出品されているものしか出品できないため、商品説明や商品写真をつけることができません。
大口は新規商品登録ができるため、商品説明や商品写真をつけて商品の良さをアピールすることが可能です。
違い②:出品数の制限
Amazonの小口と大口では出品できる数に違いがあります。
上記にもありますが、小口は毎月49点までしか出品できません。
大口は毎月49点以上の商品を出品できるので、大量に商品を出品したい場合は大口にしましょう。
違い③:出品商品の制約
Amazonの小口と大口では出品商品の制約に違いがあります。
小口ではAmazonのカタログにある商品しか出品できません。
大口は出品商品の制約がなく、新規商品などの出品が可能です。
違い④:一括出品ツール
Amazonの小口出品では、複数の商品を出品するための一括出品ツールを利用できません。
そのため、1点ずつ商品登録を進める必要があり、時間がかかります。
大口は一括出品ツールを利用できるため、複数の商品登録を効率よくできて時間の節約になるのでオススメです。
違い⑤:レポートの利用
Amazonの小口と大口では、ビジネスレポートを利用できるかの違いがあります。
※レポートとは売上データやアクセス数、コンバージョン率などデータ分析を行い、販売に役立てることが可能です。
小口ではビジネスレポートの利用ができません。
大口はビジネスレポートの利用ができるので、運営する上で参考にしましょう。
違い⑥:決済方法
Amazonの小口と大口では、決済方法の数に違いがあるので表にまとめました。
小口出品 | 大口出品 |
・クレジットカード・Amazonギフト券・Amazonショッピングカード・請求書払い・携帯決済 | ・クレジットカード・Amazonギフト券・Amazonショッピングカード・請求書払い・携帯決済・コンビニ決済・代金引換・Edy払い |
小口よりも大口のほうが決済方法の選択肢が多いので、購入する人からすれば嬉しいでしょう。
違い⑦:配送料金とお届け日時
Amazonの小口と大口では、配送料金とお届け日時を自由に決められるかの違いがあります。
小口では配送料金とお届け日時を自由に設定できないので、配送料金とお届け日時の指定に注意してください。
大口では配送料金とお届け日時を自由に設定できるので、制限を受けたくない方は大口がオススメです。
違い⑧:広告の利用
Amazonの小口と大口では広告を利用できるかの違いがあります。
小口では、ほぼ全ての有料広告が使用できません。
大口は、Amazonが販売する広告商品に使用することが可能なので、購入者の目を惹きやすいでしょう。
違い⑨:カートボックスの利用
Amazonの小口と大口では、カートボックスの利用に違いがあります。
※カートボックスとは、商品ページにある「カートに入れる」マークです。
大口はカートボックスの利用ができますが、小口は利用できません。
商品を購入する上でカートボックスを利用できないと、売上に影響する可能性もあるので注意しましょう。
どんな人がAmazonの大口、小口を利用すべき?
Amazonで出品数が数点〜49点までの場合、またはお試しで販売を行う人は小口を利用するのがいいでしょう。
出品数に応じて料金がかかるので、さらに多く出品したい方は後から大口に変更も可能です。
Amazonで出品数が50点以上、または事業を大きく展開したい方は大口にしてください。
月額料金はかかりますが、上記のように小口では受けられないサービスを利用できるので、運営が楽になります。
Amazonの大口と小口を理解して出品しよう
Amazonの小口と大口の違いを解説してきました。
内容を見てみると大口のほうが色々な面で優遇されています。
お試しでAmazonを利用したい方や本格的に販売を開始したい方は、この機会にぜひ出品してみましょう。
この記事を書いた人
- 2021年11月に創業。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。
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