ECサイトの支払い方法9選【各決済の導入メリットと失敗しない選び方を解説】
「ECサイトを開設予定だけど決済方法は何がある?」
「それぞれの導入メリットを知りたい!」
「選び方で注意すべき点はある?」
ECサイトを運営するなら確実に押さえておきたいのが支払いについて。
そこで今回はECサイトにおける支払い方法の種類と、各決済の特徴について解説します。
筆者は以下の経歴を持っており、ネットショップの支払いにおける悩みやお困りごとをずばり解決しますよ!
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ぜひ本記事を読んで売り逃しを防いでいきましょう!
目次
ECサイトの支払いに幅広く対応すべき3つの理由
まずはECサイトの支払いに幅広く対応すべき理由を解説します。
具体的な理由は以下の通りです。
・離脱防止につながる
・安心感を得られる
・無駄が省ける
次から順番に見ていきましょう!
幅広く対応すべき理由①:離脱防止につながる
ユーザーが購入したいと思っていても、希望の決済方法が未対応であれば売り逃しにつながります。
支払い方法によってはポイントが付与される場合もあり、高額であれば数万円のポイントが付くケースも。
数万円分のポイントが付かなければ「だったら違うECサイトで買おう」「希望の決済方法に対応しているショップを探そう」となるのは当然でしょう。
結果的に大きなチャンスを逃してしまうのです。
幅広く対応すべき理由②:安心感を得られる
支払い方法が1つだけのECショップよりも、幅広く対応しているサイトは安心できるはずです。
例えば、キャッシュレス決済は導入費用や毎月の手数料も掛かるため、ある程度の資金力がなければ導入できません。
そんな背景もあり「支払い方法が多彩だから儲かってるんだろうな」「万が一お気に入りの決済方法が使えなくても大丈夫だな」などと安心感がうまれるのです。
信頼を積み重ねられれば、必然と売上は上がっていきます。
幅広く対応すべき理由③:無駄が省ける
もし予定していた支払いができないとなれば、店の決済方法に消費者が対応しなければいけません。
口座を新しくつくったり、電子マネーを登録したりする必要があります。
一方、支払い方法が豊富にあればあらためて登録する手間は省けるのです。
結果的に売り逃しを防げ、ストレスなく買ってもらえるでしょう。
ECサイトの主な支払い方法9選
続いてはECサイトの支払い方法を解説します。
具体的な支払い方法は以下の通りです。
・クレジットカード決済
・コンビニ決済
・代引き決済
・銀行振込
・キャリア決済
・後払い決済
・電子マネー決済
・ID決済
・口座振替
次から順番に見ていきましょう!
支払い方法①:クレジットカード決済
ECサイトにおいて、クレジットカードの利用率は全体の約7割以上にものぼります。
ほぼ全員がクレジットカードを保有していると言ってもよいでしょう。
キャッシュレス決済が主流となった現代に代表される決済方法です。
手元に現金がなくても決済できる手軽さや、ポイントが付与されるなどメリットは盛りだくさん。
一括払いだけでなくボーナス払い・分割払い・リボ払いなど、消費者の経済状況によって支払い方法が選べるのも嬉しい点です。
ECサイトの決済方法で迷ったら、まずはクレジットカード決済を導入して間違いはありません。
支払い方法②:コンビニ決済
コンビニ決済はクレジットカード決済に次いで利用率が高い支払い方法です。
購入手続き後に発行される予約番号をもとに、コンビニで支払い手続きを行う仕組み。
出品者は入金が確認出来次第、発送を行います。
そのため、売上金を回収できないリスクを大幅に防げるのです。
加えてコンビニはどこにでもあるため、誰からも選ばれやすいのも特徴。
クレジットカードを作れない方でも対応できるのは大きなメリットでしょう。
支払い方法③:代引き決済
代引き決済は商品の到着と同時に支払いが行われるシステムです。
「クレジットカードを持ちたくない」「不要不急以外での外出は避けたい」といった方が利用します。
さらに、消費者のもとへ商品が確実に届いてから決済できる安心感もあり、コンビニ決済に次いで利用ユーザーが多いのも事実。
ゆえに高齢者や若年層向けの商品を販売する際は効果が高いでしょう。
支払い方法④:銀行振込
銀行振込は出品者の指定口座へ入金が確認出来次第、商品を発送する流れです。
最近ではアプリから手軽に振込ができるため、銀行振込を選択する方が増えています。
以前まで銀行振込のデメリットであった「銀行に行く手間がわずらわしい」「平日でないと入金されない」などのハードルが解消されつつあるのも現実。
振込手数料は消費者負担ですが、利便性を考えると導入しておきたい支払い方法です。
支払い方法⑤:キャリア決済
キャリア決済とはドコモやソフトバンクなどの携帯料金に上乗せする方法です。
約1割の方がキャリア決済を選択している背景からも、見逃せない支払い方法と言えます。
クレジットカード番号入力や銀行口座登録が不要であるため、とくに10~20代の方が選びやすい支払い方法。
事前に情報を登録しておけば、簡単に決済できるのもメリットです。
若い世代をターゲットにした商品を販売するなら、キャリア決済は導入する価値があります。
支払い方法⑥:後払い決済
後払い決済は消費者のもとに商品到着後、コンビニや銀行へ支払いを行う流れです。
消費者にとって、何も知らないサイトから商品到着前に買うのは勇気がいります。
「本当に商品が届くのか?」「商品不良はないだろうか?」そんな心配を排除したのが後払い決済。
とくに上記の悩みは新規ユーザーでうまれやすいため、新しい顧客を取り込むなら導入するのがおすすめです。
支払い方法⑦:電子マネー決済
SuicaやPASMOなどの交通系電子マネーで支払う形式も人気です。
一般的に交通系電子マネーは日頃から利用する方も多く、その流れでECサイトの決済を行う人も見受けられます。
電子マネーにチャージし、入金した分だけ使う方法が一般的。
そのため単価が低い商品を販売する際は重宝がられるでしょう。
支払い方法⑧:ID決済
PayPay・楽天Pay・Amazon Payなどで支払うのがID決済です。
最近は「証明書の発行でPayPayポイント5,000円分プレゼント」「新規登録で楽天Pay2,000円分贈呈」などのキャンペーンが頻繁に開催中。
そのため、獲得したポイントを活用してECサイトで購入する方が増えています。
事前設定しておけば決済時の個人情報登録が不要なため、今後利用率アップが予想されている支払い方法です。
支払い方法⑨:口座振替
口座振替は消費者の口座から、指定期日に自動で引き落とされる支払い方法です。
クレジットカードやコンビニ決済の普及に伴い減少傾向にありますが、売り逃しを防ぐなら導入しない手はないでしょう。
とくに毎月同じ商品を買う人が口座振替を利用しがち。
消耗品や備品などの商品を販売する際は効果が高いです。
ECサイトにおける支払い方法の選び方3つ
それでは最後に支払い方法の選び方を解説します。
具体的なポイントは以下の通りです。
・ターゲットを明確にする
・販売商品と照らし合わせる
・コストを確認する
次から順番に見ていきましょう!
支払い方法の選び方①:ターゲットを明確にする
支払い方法を決める場合はターゲットを明確にする必要があります。
例えば高齢者をターゲットにする場合は代引き決済やコンビニ決済が有効的。
なぜなら現金で手軽に支払えるからです。
反対にクレジットカードやID決済などとの相性は良くありません。
高齢者はクレジットカードを保有している方や、ID決済登録済みの人は少ないです。
狙う層に合わせた支払い方法が大切と言えます。
支払い方法の選び方②:販売商品と照らし合わせる
自社で販売する商品との相性も重要です。
例えば数十万円などの商品は、分割払いやボーナス払いで対応できるクレジットカードがおすすめです。
動画やゲームなどのデジタルコンテンツは、手軽に支払えるキャリア決済やID決済などが向いているでしょう。
他にも、一度商品を見てからの支払いがおすすめな物販商品など、商品の価格や特性をあらためて確認するのが大切です。
支払い方法の選び方③:コストを確認する
クレジットカードからID決済まで、支払い方法の幅を増やすとなれば手数料も掛かります。
そのため、各決済方法の手数料を把握した上で利用するのがポイントです。
例えばクレジットカードは販売総額の2~5%、代引き決済は1回300円などが掛かるのも事実。
単価が低い商品を代引き決済すると、場合によっては赤字になる場合も。
コストに見合う支払い方法を選んでいきましょう。
ECサイトにおける支払いの幅を広げよう
今回はECサイトにおける支払い方法の種類と、各決済の特徴について解説しました。
支払い方法の幅を広げれば離脱防止につながるだけでなく、安心感につながります。
現在はクレジットカードやコンビニ決済など、決済方法は多岐に渡るのが現状。
ぜひこの機会に自社に合った支払い方法を導入していきましょう!
この記事を書いた人
- 2021年11月に創業。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。