楽天RPP広告運用完全ガイド!費用や出稿方法から運用のコツまでわかりやすく解説

「楽天RPP広告ってどう活用すればいいの?」
「広告は出したいけど、費用対効果が不安…」
楽天でショップを運営していると、商品の露出をもっと増やし、売上を伸ばすために広告を活用したいと考える方も多いのではないでしょうか。
楽天RPP広告は初心者向けの広告ではありますが、「効果が出ない」「使い方がわからない」と悩んでしまう人も多いです。
この記事では、楽天RPP広告の基本的な仕組みや広告費用、運用のコツまで徹底解説します。
楽天RPP広告を活用して売上を伸ばしたい方は参考にしてください。
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目次
楽天RPP広告とは

楽天RPP広告とは、ユーザーが楽天市場の検索したキーワードに紐づいて表示される検索連動型広告です。
例えば、検索窓に「洗剤」と入力すると、検索結果の上位5商品の商品名の先頭に「PR」と表示された商品が掲載されてます。この「PR」マークが付いた商品が、楽天RPP広告枠に表示されている商品です。

楽天RPP広告では、楽天がユーザーの検索意図に合わせて商品を自動で選別し、よりニーズにマッチした商品を優先的に表示させます。そのため、ユーザーの目に留まりやすく、スムーズな購買行動へとつながりやすいという特徴があります。
楽天RPP広告の仕組み
楽天RPP広告は、クリック課金制を採用しています。そのため、広告が表示されても、ユーザーにクリックされない限り費用は発生しません。
また、楽天RPP広告の大きな特徴は、キーワード選定を自動で行ってくれる点です。
キーワード選定は広告でもっとも重要な要素のひとつであり、専門的な知識が求められます。自社に専門知識が不足しており、競合他社は高度なスキルを持っている場合、差をつけられやすくなります。楽天RPP広告なら自動でキーワードを設定してくれるため、キーワード選定が苦手な方や初心者でも安心して運用できるでしょう。
楽天RPPエクスパンション広告との違い
楽天RPPエクスパンション広告は、GoogleやYahoo!の検索広告枠などに表示されます。

楽天RPP広告は「楽天市場内で検索」したキーワードに、楽天RPPエクスパンション広告は「Yahoo!やあGoogleで検索」したキーワードにあわせて表示される広告です。
楽天RPP広告との大きな違いは、楽天市場の「内部」と「外部」のどちらに向かって広告を配信するのかという点にあります。楽天RPPエクスパンション広告は楽天市場の外部へリーチするため、楽天市場をあまり使わないユーザーへアプローチできます。
Amazon広告との違い
楽天RPP広告とAmazon広告は、配信先が異なります。
楽天RPP広告は、楽天市場内で検索されたキーワードに応じて表示される検索連動型広告です。商品を楽天市場内で探しているユーザーに直接アプローチできます。
一方、Amazon広告は、主にAmazonのサイト内で様々な形式で表示されるのが特徴です。
基本的に、普段から楽天市場をよく使う人は、Amazonであまり買い物をしない傾向にあります。同様に、普段はAmazonを使う人が、楽天市場ではあまり買い物をしません。
Amazonに流入するユーザー層と楽天市場に流入するユーザー層は属性が異なるため、楽天RPP広告とAmazon広告では、それぞれリーチできる層が異なります。
RMP広告との違い
楽天RPP広告(Rakuten Promotion Platform)は、楽天市場内に出店している企業が出せる広告です。
一方、RMP広告(Rakuten Marketing Platform)は楽天市場内に出店していない企業が出稿する広告です。
RMP広告は、楽天市場に未出店でも出せる広告で、楽天市場内や楽天グループのプラットフォームへ配信できます。楽天市場内にこだわらず、楽天経済圏へ広く自社製品の認知を拡大したい企業に適した広告となります。ただし、1クリックの最低単価は50円となっており、楽天RPP広告より割高です。
両広告とも店舗の全商品が対象となり、一度設定するだけで多くのユーザーに届けられます。
楽天RPP広告が表示されるロジック

楽天RPP広告は、楽天市場における効果的な集客施策の一つです。広告効果を最大化するために、楽天RPP広告がどのようなロジックで表示されているのか理解しましょう。
表示順位は「広告スコア(評価値)」で決まる
楽天RPP広告の表示や順位は、楽天独自の広告スコアで決められています。広告スコアは以下の4要素で構成されます。
- 入札額(CPC)
- 商品と検索語句の関連性(タイトル・キーワード)
- 商品ページの品質(レビュー・評価・画像)
- 過去の広告パフォーマンス(CTR・CVR)
単にCPCが高いだけ最上位に掲載されるわけでなく、ページの品質やキーワードと商品の関連性も掲載順位に強く影響している点を押さえておきましょう。
キーワードとマッチしないと広告が出ない
楽天RPP広告が表示かどうかは、ユーザーが検索した語句と、商品のタイトル・キーワード設定との関連性の高さによって変わります。
関連性が高ければ検索キーワードと完全一致しなくても広告が表示されやすく、関連性が低ければ表示されにくくなるというロジックが働くためです。
たとえば、タイトルに「エコバッグ」としか書かれていない場合、「保冷バッグ」と検索しても、広告表示されにくくなります。検索キーワードがタイトルに含まれていないため、関連性が低いと判断され、広告表示の優先順位が低くなるからです。
キーワードCPCと商品CPCの両方が影響する
RPP広告には2つのCPC(クリック単価)設定があります。
【商品CPC】
商品ごとに入札額を設定するクリック単価です。キーワードを設定せずに、商品に関連するキーワードに広く配信したい場合に有効です。
【キーワードCPC】
特定のキーワードに対して個別にクリック単価を設定します。商品CPCとキーワードCPCをどちらも設定している場合、該当キーワードが検索された際のクリック単価は、キーワードCPCの入札額が優先されます。
設定が反映されるまで時間がかかることも
楽天RPP広告の設定変更は、反映されるまでに最大で24時間程度かかる場合があります。
通常は1時間程度で反映されることが多いですが、新規キャンペーンを作成した場合やイベント前などはとくに時間がかかりやすいです。設定の際は余裕をもって行いましょう。
除外設定によって表示されない場合もある
楽天RPP広告は、除外設定(ネガティブマッチ)も表示ロジックに影響します。
「このキーワードでは表示させない」「この商品は広告に出したくない」などの除外設定を行えば、どんなに関連性が高くても広告は出ません。
また、在庫切れの商品や広告設定オフの商品も、広告表示されないようロジックが組まれています。
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楽天RPP広告にかかる費用
楽天RPPにかかる料金は、クリック数とクリック単価(CPC:Cost Per Click)に応じて決定されます。単価は10円から設定でき、広告費を抑えやすいサービスです。
クリック単価には、商品に対して設定する「商品CPC」と、検索キーワードに対して設定する「キーワードCPC」の2種類があり、店舗側で自由に設定できます。商品CPCは最低10円〜999円、キーワードCPCは最低40円〜999円です。
月額予算は5,000円から出稿可能という条件ですが、実際の費用の請求は実績に応じた価格となります。そのため、クリック数が少なければ予算よりも請求額が下がることもあります。
楽天RPP広告では、設定したCPCで店舗の全商品が広告掲載される仕様ですが、掲載したくない商品がある場合は該当商品を除外することもできます。
楽天RPP広告における重要指標

楽天RPP広告では、さまざまな重要な指標が用いられています。それぞれの指標の意味を理解したうえで広告を出稿すると、自社の課題や改善策を見出せるようになり、効果的な運用につなげられるでしょう。ここでは、各指標を一つずつ解説します。
CPC(クリック単価)
CPC(クリック単価)は「Click Per Cost」の略で、1クリックされるごとに発生する費用を表します。CPCは店舗側で設定でき、単価が低いほど運用コストを抑えられるため、できるだけ低単価に設定するのが理想です。
ただし、CPCが競合他社よりも低い場合、検索結果上位に広告が表示されません。露出できなければアクセス数も売上も伸びないため、CPCを設定する際は、キーワード設定時に表示される「目安CPC」を参考に設定しましょう。
CTR(クリック率)
CTR(クリック率)とは、楽天RPP広告の表示回数に対して、実際に広告がクリックされた割合を示す指標です。以下の数式で計算できます。
CTR(%)=広告のクリック数÷広告の表示回数(インプレッション数)×100
CRTの数値が高いほど、広告の表示回数に対して効果的なアプローチができたという結果になります。CTRを高めるには、広告のテキストや画像で目を引いたり、視覚的に見やすく工夫したりして、ユーザーの興味を引くことが大切です。
CVR(コンバージョン率)
CVR(コンバージョン率)とは、RPP広告のクリック回数に対して、実際に購入された件数の割合を示す指標です。購入に至った人の割合がわかるため、今後の売上アップにつなげるうえでも重要な指標となります。
クリック数に対してCVRが低い場合は、商品ページに課題があるというサインです。商品ページのデザインが見にくかったり、テキストで商品の魅力が伝わっていなかったりする可能性があるので、今一度見直してみましょう。
ROAS(費用対効果)
ROAS(費用対効果)とは、「Return On Advertising Spend」の略で、広告費に対して、どれくらいの売上が得られたかを表す指標です。その数値は以下の数式で計算できます。
ROAS=売上÷広告費×100(%)
ROASは広告運用で特に重要な指標です。ROASが高いほど広告の費用対効果が高く、ROASが低いほど費用対効果が低いことが読み取れます。
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楽天RPP広告のメリット

ここからは楽天RPP広告のメリットについて解説していきます。
具体的なメリットは以下のとおりです。
- 注目されやすい
- お得に出稿できる
- 初心者でも設定しやすい
- 無料で詳細な分析ができる
- 商品別で単価を自由に調整できる
次から順番に見ていきましょう。
注目されやすい
楽天RPP広告最大のメリットは、ユーザーが注目しやすい場所へ露出できる点にあります。検索結果の上位3位(スマホでは上位5位)に表示されるため、クリック率を大幅に向上させることが可能です。
一般的に、楽天RPP広告を利用せずに上位表示を狙うには、膨大な時間と労力が必要です。これは、楽天市場の検索ロジックが、売上件数、レビュー件数、売上金額などで評価する仕組みによるものです。
そのため、認知度の低い商品や新商品は、検索上位をとることが難しく、クリックされる場所に露出するまでに多大な苦労を伴います。楽天RPP広告を使えば、検索結果の上位に露出できるため「楽天に商品をアップしたものの、なかなかクリックされない」という悩みを解決できます。
費用は5,000円から出稿できる
楽天RPP広告は、月額5,000円から出稿できます。そのため、費用を抑えて広告を始めたい方に最適です。
楽天RPP広告はクリック課金制で、商品を出稿しただけでは広告費用は発生しません。広告費は、ユーザーが該当商品をクリックしてはじめて発生します。さらに、一回のクリック単価(CPC)は25円からと、低価格な点も魅力です。
一般的な楽天内広告出稿の場合、月予算は平均30,000円からのものが多いです。この点を踏まえると、楽天RPP広告はコストパフォーマンスに優れている広告といえます。
「出来る限り広告費用を抑えたい」「まずは安くお試しで使いたい」と考える方にピッタリです。
初心者でも設定しやすい
楽天RPP広告は、初心者の方や広告出稿に苦手意識を持っている方でも、比較的簡単に設定できます。
自動設定機能が充実しているため、実際に楽天RPP広告の設定では、クリック単価と月予算設定のみの設定で利用可能です。
とくに、初心者であれば「商品にどれくらい広告費用をかければよいのか」「どれくらいの期間掲載すれば効果的なのか」といった点で悩むことも多いでしょう。
楽天RPP広告なら、月予算に応じてクリック単価を決めるだけで手軽に始められます。専門的な知識は不要なため、広告初心者の方は、まず楽天RPP広告から取り組んでみましょう。
無料で詳細な分析ができる
楽天RPP広告を利用すると、パフォーマンスレポートと呼ばれる分析ツールを無料で利用できます。
このパフォーマンスレポートでは、出稿した全商品のクリック数、クリック単価、成果件数などを自由に確認することが可能です。
楽天RPP広告で出稿している商品が、どのくらいクリックされているのか、どのくらい売上につながっているのかを、数字で把握できます。
広告運用を効率化するためにも、楽天RPP広告のパフォーマンスレポートをフル活用しましょう。
商品別で単価を自由に調整できる
楽天RPP広告は、商品ごとにクリック単価を細かく調整できます。これにより、売れ筋商品や利益率の高い商品に広告費を集中させることができ、限りあるリソースを効率的に配分する戦略をとれます。
他のECモールでは、クリック単価が入札制であったり、全商品で単価が一律に設定されていたりするなど、自由に調整できないケースも少なくありません。
楽天RPP広告なら、施策と予算にあわせて柔軟に単価を変更できます。
楽天RPP広告のデメリット

楽天RPP広告はメリットの他にもデメリットがあります。利用する上で不便な点も抑え、効率良く運用していきましょう。
効率良く使うには設定が必要
楽天RPP広告を効率的に運用するには、いくつかの細かい設定が必要です。
たとえば、楽天RPP広告を出稿する際、初期設定ではショップ内の全商品が広告の対象となっています。このまま出稿すると、売れる見込みの低い商品も広告出稿されてしまい、広告予算の無駄につながる可能性があります。
そのため、売れ行きが悪い商品などを広告対象から除外する設定が必須です。
また、効果を高めるためには、ターゲットキーワードの設定や、広告の詳細設定などを自分で行わなければなりません。
このような手間をかけなければ、広告の無駄打ちが増えてしまうため、気を付けたいポイントです。
無料分析ツールの利用にも設定が不可欠
楽天RPP広告を効率的に運用するには、無料分析ツールであるパフォーマンスレポートの設定も必要です。
レポートも全商品が対象となっているため、商品別で行わないと、データ分析に時間がかかってしまいます。データ分析までの時間の無駄を最小限にするには、商品別でのダウンロードがおすすめです。とはいえ、これらのデメリットは、メリットを上回るほどの手間ではありません。
除外設定や絞り込みは簡単にでき、やり方さえ知っていればすぐに慣れるため、次から説明する設定方法を押さえておきましょう。
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楽天RPP広告の出稿方法

楽天RPP広告の出稿方法は簡単です。慣れれば5分程度で完了します。
ここからは以下の設定方法別に見ていきましょう。
- 新しく登録する
- 商品の除外設定をする
- キーワード指定で設定する
次から順番に解説していきます。
新しく登録する
楽天RPP広告に新しく登録する方法を見ていきましょう。
まずは楽天市場RMSにログイン後、以下の手順で設定画面まで進めます。
- 広告・アフィリエイト・楽天大学
- 広告(プロモーションメニュー)
- 検索連動型広告(RPP)
- ページ上部の「キャンペーン」をクリック
キャンペーンページから新規登録を行います。登録時に設定する項目は以下のとおりです。
【キャンペーン名】
キャンペーン名を自由に設定できます。お客様には見えないため、広告担当者がわかりやすいように名前をつけましょう。。
【ステータス】
「有効」「無効」を選択できます。すぐに出稿したい場合は有効を選びましょう。
【継続月予算】
設定した予算をもとに、商品のクリックごとに予算が消化されていきます。最低金額は5,000円からなので、最初は少ない金額から設定してみましょう。
【CPC】
1回のクリック単価です。後述しますが、クリック単価が高いほど上位表示しやすいです。
これらが設定出来れば出稿は完了です!
商品の除外設定をする
楽天RPP広告はショップ内の全ての商品が広告の対象となるため、効率的な運用のために商品の除外設定を行います。
除外設定を登録するには、以下のページへアクセスします。
- 広告・アフィリエイト・楽天大学
- 広告(プロモーションメニュー)
- 検索連動型広告(RPP)
- 「除外設定」をクリック
除外設定は、画面上にフォーマットサンプルがあるため、例をもとにCSVファイルを作成してアップロードします。
楽天RPP広告を最大限に活用するには、商品の絞り込みが非常に重要です。優先的に販売したい商品だけを出稿することで、より効果的な広告運用が期待できます。
キーワード指定で設定する
楽天RPP広告では、商品・キーワードごとにクリック単価を設定できます。設定ページへのアクセス手順は以下のとおりです。
- 広告・アフィリエイト・楽天大学
- 広告(プロモーションメニュー)
- 検索連動型広告(RPP)
- 「商品・キーワード設定」をクリック
商品の除外設定とは異なり、CSVファイルでのアップロード以外に、RMS上で直接入力することも可能です。
設定時には「表示目安クリック単価」が表示されるので、基準が分からない場合はこれを参考にして単価を決めましょう。
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楽天RPP広告のキーワード設定と除外設定のコツ

楽天RPP広告の効果を最大化するコツは、キーワード設定と除外設定にあります。露出を増やしたいキーワードを選び、不要なキーワードを除外することで、広告の費用対効果を高めていきましょう。
商品に合ったキーワードを選ぶ
商品と関連性の高いキーワードを選ぶことで、購入意欲の高いユーザーに効果的にアプローチできます。
楽天RPP広告は、ユーザーの検索キーワードと連動して商品を表示する広告です。商品に合ったキーワードの選定が重要になります。
キーワード候補を調べる際は、RMSのレポートで流入キーワードのチェックから始めましょう。キーワード検索ツール(ラッコキーワードやNINTなど)で楽天のサジェストキーワードを調べたり、競合の商品名と自社商品の商品名を比較したりするのもおすすめです。
効果の低いワードは除外する
楽天RPP広告の費用対効果を高めるには、効果の低いキーワードを取り除くことです。
楽天RPP広告は、商品ごとに最大10個までキーワードを設定できます。目指すのは、最も広告効果が高いキーワードを10個設定することです。
そのためには、以下のPDCAサイクルを繰り返す戦略が有効となります。
- 複数のキーワードを設定する
- 効果測定を行う
- 効果の低いキーワードを除外する
- 新しいキーワードを追加する
効果の低いキーワードを排除し、より効果の高いキーワードへ入れ替えていくことで、広告の費用対効果を高められます。
自動提案ワードを精査する
楽天RMSのRPP広告管理画面では、自動提案されたキーワードが確認できます。このキーワードを活用することで、商品に合うキーワードを見つけやすくなります。
ただし、自動提案ワードをやみくもに設定すると、見当はずれのキーワードがまぎれることも十分に考えられます。自動提案ワードを活用する場合は、必ず検索ボリュームや商品との関連度をチェックし、商品とマッチしているかを人の目で精査しましょう。
楽天RPP広告の成果を改善するコツ

楽天RPP広告は、集客や売上アップに効果的ですが、設定次第でその結果は大きく変わります。ここでは、広告効果を最大化し、費用対効果を高めるコツを紹介します。
停止・強化の判断基準を持つ
楽天RPP広告の「停止」と「強化」の判断が早いほど、広告の費用対効果が良くなります。
クリックは多くても購入に繋がらない広告や、在庫切れの商品に表示される広告は「効果の低い広告」です。効果の低い広告を停止させ、その予算をより効果的な広告に振り分けることで、同じ費用でも広告の効果を高められます。
この判断を迅速に行うためには、判断基準(KPI)の設定が不可欠です。CVR(転換率)が1%を切ったら「停止」、売上への貢献度が上位15商品に入らなければ「停止」などの基準を設定しましょう。
セール前はCPCを高めて露出を強化する
セールのタイミングで露出を確保するために、セール前からCPC(クリック単価)を高めましょう。
セール時期は商品が露出するほど売れやすくなるため、多くの競合もCPCをつり上げてきます。
このとき、楽天RPP広告の表示や順位を決めているのは、楽天独自のロジック(広告スコア)です。このロジックでは、セール当日にCPCを上げるより、セール前からCPCを上げている方が、広告スコアが高いと評価されます。
もちろん、広告スコアが高い方が、セール当日に有利な場所へ表示されやすいです。セールで露出を最大限確保するには、セール開始前からCPCを増やしておく必要があります。
CPCは1~2週間程度前から少しずつあげていき、セール直前で1.2倍程度になるよう調整できるとベストです。
入札・除外設定の自動化ツールを活用する
楽天RPP広告を効果的に運用するには、かなりの工数が必要です。CPCの入札額のチューニングやキーワードの除外設定、費用対効果のチェックなどさまざまな業務があるからです。
これらの業務をこなすとなると、楽天RPP広告の運用だけで手一杯になってしまいます。
楽天RPP広告運用の業務を圧縮するために、以下のような自動化ツールを活用するのもおすすめです。
とくに商品数が多いショップは、広告運用の人手が不足しがちです。効率的な広告運用を目指すなら、自動化ツールの導入を検討するのもひとつの手段です。
RPP運用代行・コンサル会社に相談する
楽天RPP広告の効果を最大限に引き出すには、広告運用の専門知識と経験が不可欠です。
もし「設定が複雑で手が回らない」「広告費をかけてもなかなか成果が出ない」と感じているなら、RPP運用代行・コンサルティング会社への相談を検討してみましょう。
プロの知見を借りることで、キーワード選定の最適化から入札戦略、効果測定に基づいた改善提案まで、きめ細やかなサポートを受けられます。自社で運用するよりも効率的に、そして確実にRPP広告の成果を改善し、費用対効果の高い集客を実現できるでしょう。
やれることはやっているはずなのに、数字が少しずつ下がっていくような感覚がある。
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RPP広告のパフォーマンスレポートの活用方法

楽天RPP広告の効果を最大化するには、広告パフォーマンスを正確に把握し、改善につなげることが不可欠です。
ここでは、楽天RMSからダウンロードできるパフォーマンスレポートを分析し、どのように活かせばよいか見ていきましょう。
レポートから成果データを確認する
楽天RPP広告のパフォーマンスレポートでは、広告効果の計測データを確認できます。パフォーマンスレポートへのアクセスは以下のとおりです。
- RMSにログイン
- 「広告・アフィリエイト・楽天大学」をクリック
- 「検索連動型広告(RPP)」をクリック
- ページ上部のナビゲーションバーから「パフォーマンスレポート」をクリック
パフォーマンスレポート画面から「商品別」「キーワード別」など、分析したい条件を選択できます。
広告運用のコツは、数字を使って判断することです。肌感覚や直感などの根拠のない基準で判断するのではなく、データを分析する癖をつけましょう。
配信停止や強化の判断に活かす
楽天RPP広告のパフォーマンスレポートは、楽天RPP広告の配信停止や強化の判断に活用できます。パフォーマンスレポートでは、とくに以下の数字を確認しましょう。
- クリック数
- クリック率(CTR)
- コンバージョン率(CVR)
例えば、クリック率が良いのにクリック数が少ない場合は、広告の表示回数自体が少ないことが読み取れます。商品とキーワードが合っていない可能性を疑ってみましょう。
また、クリック数やクリック率が良くても、コンバージョン率が低い場合は、コンバージョンにつながりにくいキーワード選定をしている可能性があります。そのキーワードの配信を停止し、コンバージョン率のよいキーワードを強化することで、費用対効果がアップします。
どのキーワードは効果が高く、どのキーワードは効果が低いかを数字を把握することで、広告運用のPDCAに活かしましょう。
改善対象の商品を特定する
楽天RPP広告のパフォーマンスレポートを分析することで、改善対象の商品を特定することもできます。
たとえば、どのキーワードで出稿してもクリック数やクリック率が伸びない場合は、キーワード設定以外に原因があることがわかります。この場合は、商品のサムネイルやタイトル、価格設定などの改善が必要です。
また、どのキーワードからの流入でもコンバージョン率が低い場合は、商品ページの情報不足や画像の作りこみ不足が考えられます。
このように、楽天RPPで配信している広告をパフォーマンスレポートで分析することで、改善が必要な商品を特定する事にも役立ちます。
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楽天RPP広告に関するよくある質問
ここからは、楽天RPP広告に関するよくある質問に回答します。
クリックがあるのに売れない原因は何ですか?
商品ページへのアクセスはあるのに売れない原因に、「商品ページの魅力不足」が考えられます。
競合の商品ページと比較したり、レビューを見直したりして、商品情報の不足や画像の作りこみ不足がないか確認してみましょう。
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イベント時に露出が取れなくなるのですが…
イベント当日に楽天RPP広告で1位をとれていない場合、CPCを10円ずつ引き上げて様子を見ましょう。ただし、露出できるまでCPCを上げ続けるのではなく、きちんと利益を計算したうえでCPCを設定することが重要です。
基本的に、イベント時に露出を確保するために、競合もCPCをつり上げます。競合より優位な場所に露出したいのであれば、露出したいイベントの1~2週間前からCPCを強化することをおすすめします。
楽天RPPのCTR平均はどれくらいですか?
楽天RPPのCTR平均は1%前後~数%です。(商材やカテゴリによります)
CTRが低すぎる場合、キーワード選定の見直しやサムネイル・タイトルの改修を検討しましょう。
パフォーマンスレポートで何を見たらよいですか?
パフォーマンスレポートでは、以下の指数を確認しましょう。
- CTR(クリック率)
- CVR(コンバージョン率)
- ROAS(費用対効果)
これらの指数を分析することで、広告がしっかりと効果を出せているのかわかります。商品ページを改修すべきか、キーワード選定を見直すべきかの指標にもなるため、できれば毎日、少なくとも月に1回は確認しましょう。
楽天RPP広告が表示されません。どうしたらいい?
楽天RPP広告が表示されない場合、以下の原因が考えられます。
- 商品の在庫がない
- 商品とキーワードの関連性が低い
- CPC(クリック単価)が低すぎる
まずは在庫数を確認してみましょう。
次に、キーワードで検索し、類似商品が広告で上がってきているかチェックします。類似商品がなければ、関連性が低い可能性が高いです。
CPCを調整する際は、5円単位で引き上げながら、露出できているか様子を見ましょう。
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まとめ|楽天RPP広告を使いこなして売上を最大化しよう!
楽天RPP広告は、楽天市場内の検索結果ページや商品ページに表示されるクリック課金型の広告です。月額5,000円から出稿でき、初心者でも比較的簡単に始められるメリットがあります。
ただし、楽天RPP広告を効率的に運用するには、キーワード設定や除外設定、PDCAを回し続けることが重要です。パフォーマンスレポートの活用や、キーワードの停止と強化をこまめに行い、広告効果を最大限まで高める運用を行いましょう。とはいえ、広告運用は知識と経験がなければなかなか効果がでないことも多いです。もし、クリックがあるのに売上が伸びない、イベント時に露出が取れないなど、RPP広告の運用でお悩みなら、Wacworksへご相談ください!
この記事を書いた人
