Amazon海外販売で売上拡大【5つの販売メリットと具体的な手順を解説】

「Amazonは日本だけでなく海外に向けて販売できるって本当?」
「海外販売するメリットは?」
「販売するまでの手順を教えてほしい!」

Amazonは海外販売が可能なものの、その事実を知らない人や実践しても苦戦する方が多いのも事実です。

そこで今回はAmazonで海外販売するメリットと具体的な手順を中心に解説します。

筆者は以下の経歴を持っており、海外ビジネスの悩みやお困りごとをずばり解決しますよ!

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ぜひ本記事を参考にし海外展開を成功させていきましょう!

Amazon海外販売(グローバルセリング)とは?

Amazon海外販売(グローバルセリング)とは?

Amazon海外販売は「グローバルセリング」とも呼ばれ、日本で出品している商品を海外でも販売する手法です。

現在Amazonが展開しているマーケットプレイスは17の地域(2021年1月時点)。

アメリカ・ブラジル・オーストラリア・シンガポール・トルコ・オランダ・イタリアなど、幅広い地域で出品されています。

対象地域は年々増えており今後も販路拡大が予想されているのです。

「もっと売上を伸ばしたい!」と希望される方はもちろん、「なかなか売上が上がらない」とお悩みの方は思い切って海外へチャレンジすれば成功するかもしれません。

それだけ挑戦する価値はあると言えるでしょう。

Amazon海外販売の5つのメリット

Amazon海外販売の5つのメリット

続いてはAmazon海外販売のメリットを解説します。

具体的なメリットは次の通りです。

・FBAを利用できる
・出品ハードルが低い
・情報管理を一元化できる
・お手頃価格で出品できる
・輸出ツールが豊富にある

次から順番に見ていきましょう!

海外販売のメリット①:FBAを利用できる

Amazonの海外販売でもFBAが利用可能です。

FBAはAmazonへ発送関連作業を委託できるサービス。

梱包・発送・発送後の対応までを自分自身に代わって行ってくれます。

出品者が行う作業は商品登録と販売対象国倉庫へ在庫を発送するだけ。

面倒な手続きやトラブル対応は必要ありません。

作業時間を大幅に減らせるため販売業務に注力できるでしょう。

海外販売のメリット②:出品ハードルが低い

海外での出品方法は日本と変わりません。

一つの商品につき一ページ。

カートを獲得できた出品者がトップに表示され、他の同商品出品者は相乗りで販売する形式です。

そのため一から商品ページを作成する手間はありません。

出品済みの商品ページを利用させてもらうだけなのです。

はじめて海外販売する方にとっては出品ハードルが低いと言えます。

海外販売のメリット③:情報管理を一元化できる

Amazonにはグローバルリンク(アカウントの関連付け)機能があります。

この機能を使えば出品管理を一元化可能。

例えば複数国で出品しても一つのアカウントで管理できるのです。

具体的には出品・海外発送・売上確認などの情報がまとめられます。

「他国の管理をするのにログインし直さなければいけない」「ログインIDやパスワードをそれぞれ管理するのが面倒」などの不満や悩みを解消できるでしょう。

管理の手間を大幅に減らせます。

海外販売のメリット④:お手頃価格で出品できる

本来Amazonで海外販売を行う際は対象国毎に以下の月間手数料がかかります。

国名月間手数料
日本4,900円(税込)
アメリカ39.99米ドル
カナダ29.99カナダドル
イギリス25ポンド
EU諸国(西・蘭・独・伊・仏・英)39.99ユーロ
インド・中東無料
オーストラリア49.95豪ドル

日本円に換算すると3,000~6,000円前後。

例えば5ヵ国で販売すると月間手数料だけで最低15,000円掛かります。

しかし前述したグローバルリンク機能を使えば月額39.99米ドル相当の金額しか発生しません。

極端な話、10ヵ国以上で販売しても約40米ドルしか掛からないのです。

とくに初心者にとって出品コストが低いのは大きなメリットでしょう。

海外販売のメリット⑤:輸出ツールが豊富にある

Amazonで海外販売を開始すると様々な問題が出てきます。

例えば商品リサーチ・買い付け・税金対策など、日本では不要な作業も発生してくるのが現状。

はじめて海外販売される方が一度は越えなければいけないハードルです。

そこで便利なのがAmazon海外販売を支援するツールになります。

初心者でも安心して使えるため作業ストレスが減るでしょう。

加えてツールを活用すれば作業の効率化が実現します。

Amazon海外販売のデメリット

Amazon海外販売のデメリット

海外販売のメリットに続いてデメリットを解説します。

具体的なデメリットは以下の通りです。

・手間とコストがかかる
・サポートは対象国言語のみ
・リスク分散がむずかしい

次から順番に見ていきましょう!

海外販売のデメリット①:手間とコストがかかる

海外販売を考えている方は既に日本のAmazonで販売している人が大半でしょう。

今後日本と海外で販売を進めるとなれば作業量は増えていきます。

販売対象国の倉庫へ在庫を発送したり、商品情報を英語で登録しなければいけなかったり。

単純に作業量が二倍とはいかず慣れない作業で数倍になる可能性もあるでしょう。

また海外倉庫への発送料金は国内発送よりも割高です。

「海外販売だけで生計を立てよう」よりはあくまで補助の収益として考えてみると安心かもしれません。

海外販売のデメリット②:サポートは対象国言語のみ

AmazonのFBAを利用していれば、消費者へのサポートも対象国カスタマーセンターが対応してくれます。

とはいえグローバルセリングについて不明点があった場合、こちらが窓口へ問い合わせても日本語で対応してくれるわけではありません。

対応はあくまで対象国言語でのみです。

そのため対象国の母国語に長けている人に助けを求めるか、自分自身で勉強するしかないでしょう。

海外販売のデメリット③:リスク分散がむずかしい

前述したグローバルリンク機能利用の場合は各国のアカウントを統一させます。

ゆえにアカウントを分けてリスク分散させる方法が不可能なのです。

何かのトラブルによってアカウントが停止してしまえば、各国の運用も停止してしまうのも事実。

そのためにも事前にAmazonのポリシーをよく確認しておきましょう。

一度アカウント停止になると復活はできないため正しく出品する必要があります。

Amazon海外販売の手順

Amazon海外販売の手順

ここからはAmazon海外販売の手順を解説します。

具体的な流れは以下の通りです。

1.出品アカウントの作成(日本)
2.出品アカウントの作成(海外)
3.アカウントの紐づけを行う

次から順番に見ていきましょう。

Amazon海外販売の手順①:出品アカウントの作成(日本)

日本のAmazonで販売経験のない方はまずアカウントを取得しましょう。

出品アカウントはAmazonで買い物を行うアカウントと異なり販売するためのアカウントです。

企業情報や出品者情報を入力しアカウントを作成していきます。

Amazon海外販売の手順②:出品アカウントの作成(海外)

続いては海外出品用のアカウントを作成していきましょう。

(既にアカウントを持っている方はこの手順は必要ありません)

セラーセントラルにて「在庫」→「グローバルセリング」をクリックします。

出品したい対象国から新規アカウントを作成。

これで海外出品用のアカウント作成は終了です。

ちなみにヨーロッパはオランダ・ドイツ・イタリアなど6ヵ国ありますが、ヨーロッパAmazonのアカウントを取得すればどの国でも出品可能となります。

Amazon海外販売の手順③:アカウントの紐づけを行う

最後に今まで作成した日本・海外アカウントの紐づけを行っていきます。

セラーセントラルにて「在庫」→「グローバルセリング」→「アカウントを関連付ける」より紐づけが可能です。

Amazon海外販売のメリットを知っておこう

Amazon海外販売のメリットを知っておこう

今回はAmazonで海外販売するメリットと具体的な手順を中心に解説しました。

海外販売と聞けばハードルが高いイメージはあるものの、日本・海外アカウントを作成し紐づけるだけで出品可能です。

日本での出品同様FBAも利用できるため気軽に出品できます。

メリットは多いため、ぜひ海外への出品を検討していきましょう!

この記事を書いた人

株式会社Wacworks 代表取締役社長 舟瀬
2021年11月に創業。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。
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