副業としてAmazonでEC事業を始める方が増え転売や相乗り業者が急増し、価格競争になりやすい状況です。
Amazonブランド登録をしないと価格競争にかき込まれ、事業に栄養を与えかねません。
今回はブランド登録をするメリット・デメリットから商標、ブランド登録方法について紹介します。
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ブランド登録して自社商品価値を守り、売上を向上させてください。
目次
Amazonブランド登録とは、商品のブランディングを確立し、転売や価格競争に巻き込まれずに販売できる方法です。
Amazonブランドを登録するには少し手間と時間がかかりますが、登録すると「相乗りによる価格競争を防ぐ効果」や「広告的な宣伝効果」が望めます。
Amazonで売上をあげるためには実施したい機能の1つですので、ご検討ください。
Amazonブランド登録では「商標の取得」が必須条件です。
以前は「ロゴの入った商品4点以上の出品」「ロゴ入りパッケージ」「ブランドサイトのURL」が必要でした。
規制が改定されブランド登録もしやすくなりました。
Amazonブランドに登録するメリットは多く、今回はその中でもおすすめなメリットを5つ紹介します。
今回紹介するメリットは以下になります。
①2種類のスポンサー広告を実施・分析もできる
②商品カタログの編集権限を優先的に持てる
③転売屋や相乗り業者の登録商品を排除しやすくなる
④ストアページをAmazon内に作成できる
⑤JANコードなしでも商品の出品ができる
売上をあげるためには押せえておくべきポイントですので、順に解説します。
メリットの1つ目は2種類のスポンサー広告を実施でき、様々な分析もできる点です。
広告を出せると購入者の目に商品が留まりやすくなり、競合商品から自社商品への流入が期待できます。
逆に広告を出せないと購入者の目にふれる機会が少なくなり、機会損失になりかねません。
2種類の広告は、該当の検索キーワードに合わせて表示するスポンサーブランド広告と商品の詳細ページに表示されるスポンサーディスプレイ広告です。
ただ、スポンサーブランド広告は広告出稿者がカート未取得でも表示されるのでご注意ください。
さらに、Amazonブランド登録をするとブランド分析が可能になり、以下のレポートが参照できます。
・Amazon検索用語レポート
・商品比較レポート
・代替購入レポート
・マーケットバスケットレポート
・リピート購入レポート
レポートを確認し購入者の傾向を把握できれば、売るための対策が立てやすくなり競合他社と差別化できます。
商品カタログページの編集権限を優先的に持てることもメリットの1つです。
商品ページは出品者から寄せられた情報を調整して作成され、Amazonブランド登録すれば優先的に商品情報が反映されやすくなります。
ブランド登録しないと他社の情報を反映され、自社ブランドの世界観を守れず、意図したブランドができません。
商品カタログを編集できれば自社イメージを反映しやすくなり、売上も向上にもつながります。
転売屋や相乗り業者の登録商品を排除しやすくなるのも大きなメリットです。
AmazonでEC事業をする方が増え、転売屋や相乗り業者が急増し価格競争になりやすく収益が見込めません。
ブランド登録すれば固有財産の1つになるため、ブランド登録した商品を他の出品者が無断で販売した際は商標権の侵害として申告できます。
さらに「自動プロテクション」というAIが自動で見張りをし、権利侵害されないように商品を守ってくれます。
そのため、安心して自社商品の販売に注力できるため、早めにブランド登録は済ませてください。
ストアページとは、Amazon内に自社ブランド専用のページを作成できるサービスで、自社ブランドの独自性を伝えるのに有効です。
独自ブランドURLも取得できるため、SNSなどで拡散すれば大きな宣伝効果も期待できますのでご検討ください。
ストア作成は無料でテンプレートがあり、画像や動画も貼付可能ですのでオリジナルページを作成し、他の出品者と差別化できます。
ストアページは購入者の購買意欲を高める方法として活用できます。
JANコードなどの製品コードなしでも商品を出品できるのも大きなメリットです。
原則Amazonで販売する商品には製品コードが付与されますが、「製品コード免除申請」をすると製品コードなしで出品できます。
ブランド登録せずに申請した場合、審査落ちする可能性もあり機会損失になりかねません。
またブランド登録していない場合はノーブランドとして販売することになり、価値が低下してしまいます。
しっかりと商品価値を提供するためには、ブランド登録は必要です。
Amazonブランド登録にはデメリットも存在しますが、得られるメリットが多く売上につながります。
デメリットも理解した上でブランド登録をしてください。
ブランド登録のデメリットはブランド登録までに時間がかかる点です。
ブランド登録には「商標」の登録が必要となり、後述解説しますが商標を取得するには時間と費用がかかります。
また商標を取得しても過去にアカウントの停止や規約違反など、何かしらの理由でブランド登録できない場合もあるためご注意ください。
日頃からアカウントの運営は健全にしてください。
Amazonブランド登録には、商標登録が必要になるため事前に取得してください。
商標は会社やお店等を経営している方は持っていますが、それ以外の方は持っていないケースがほとんどです。
日常生活にはほとんど使用しないため個人で持っている人はいません。
今回は商標に関して、取得までにかかる費用や時間を解説します。
商標とは、自社の取り扱っている商品やサービスを他社の商品やサービスと区別するために使用するマークで、企業にとって重要なツールとなります。
商標には、商標が付与されている商品の販売者や提供者の表示と品質を保証する2つの機能があります。
取得したことで自分の商標として使い続けたり、類似商標を使用している方に使用停止を申請できたり、事業をする際には欠かせません。
商標を登録する際は以下の2点にご注意ください。
・類似の商標が登録されていないか確認する
・どの商品・サービスに使用するか決める
Amazonに登録する際に、取り扱い商品に対応する区分を指定するため事前の検討が必要です。
商標登録には費用と時間がかかります。
商標を出願する際に、第1類から第45類まで商品やサービスを分野別に分類した「区分」があり、属する区分によって費用が異なります。
出願料:3,400円+(8,600円×区分数)
登録料:28,200円×区分数
ご自身が出品する商品が第何類に属するのか類似商品・役務審査基準からご確認ください。
また商標登録の審査には、通常10ヶ月〜1年程度かかります。
年間10万件以上の出願があり1つ1つ審査していますが、待っていれば必ず審査を通過できるかはわかりません。
そのため、次に紹介する「早期審査制度」を活用し、少しでも審査期間を短くできるか検討してください。
商標権の存続期間は、登録した日から10年で終了します。
必要な際は更新登録を申請し、10年の存続期間を何度も繰り返し取得できます。
早期審査制度とは、審査要件を満たせば約2か月まで審査期間を短縮する制度です。
一定の要件をみたして、出願人から申請をすれば通常の審査に比べ早く実施されます。
商標が未登録であっても、Amazon内で商法記載済みの商品があれば要件をみたして、審査期間を早める可能性があります。
オリジナルの商標を作成し、Amazon内で商標の入った商品を販売しながら早期審査制度を活用して商標取得を目指してください。
では、実際のAmazonブランド登録方法を紹介します。
登録するには商標登録を証明する商標登録番号が必要になるためご準備ください。
「Amazon Brand Registry」と検索し開始するを押します。
ブランド登録にある「今すぐ登録する」を押します。
ブランド登録先を選択します。
新規アカウントでログインします。
「新しいブランドを登録する」を押し、ブランド登録資格や知的財産、ブランドの特徴を順に登録してください。
登録しているメールアドレス宛にコードと10桁のケースIDが送付されますので確認し、返信フォームから送信します。
以上で申請完了となります。
AmazonでEC事業を始める方が増え相乗りなどで価格競争になりやすくなっています。
少し手間ですがブランド登録をして他社と差別化しないと、自社の商品価値も守れません。
差別化できれば売上もあがりやすくなり、事業拡大もできますよ。
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