アマゾン・楽天・ヤフーを8つの項目で徹底比較【出店形式や費用などをまるっと解説します】
「アマゾン・楽天・ヤフーどれに出店するのがおすすめ?」
「具体的にはどんな違いがある?」
「それぞれの出店メリットを知りたい!」
出店を考えているものの、代表的な3つのECサイトでどれを選ぶか悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回はアマゾン・楽天・ヤフーの違いを中心に解説していきます。
筆者は以下の実績を持っており、ECサイトに関するお悩みやお困りごとをずばり解決しますよ!
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ぜひ本記事を参考にし、自分に合う方法で出品していきましょう!
目次
アマゾン・楽天・ヤフーを8つの項目で比較
それでは早速3つのECサイトを比較していきましょう。
具体的には以下の8つの内容で比較します。
・出店形式
・出店数
・顧客層
・キャンペーン
・ビジネスモデル
・費用
・サポート体制
・おすすめユーザー
次から順番に見ていきましょう!
徹底比較①:出店形式
アマゾン | 楽天 | ヤフー |
出品スタイル | 出店スタイル | 出店スタイル |
出店形式を見るとアマゾンのみ出品スタイルであると分かります。
アマゾンは楽天やヤフーのように店を出して販売するのではなく、商品自体を販売していくスタイルです。
既に出店する基盤が完成しているため出店の概念がありません。
万が一もう商品が出品されていたら「相乗り」と呼ばれる方法で販売していきます。
その面を考えてもアマゾンは楽天とヤフーと比べても出品が容易です。
反対に自由度が低いため、オリジナリティ溢れるページをつくりたければ楽天かヤフーがおすすめでしょう。
徹底比較②:出店数
アマゾン | 楽天 | ヤフー |
160,000(2021年10月時点) | 47,319(2019年6月時点) | 872,889(2019年3月時点) |
最も出店数が多いのはヤフーです。
ヤフーは3つのECサイトの中で一番出店ハードルが低いため、数自体は多くなっています。
しかしヤフーの数字は未稼働店舗も含まれており、聞くところによるとアマゾンの数字をやや下回るとも。
結果アマゾンが最も出店数が多いと言えます。
楽天は出店にかかる費用が高いためどうしても数字は低くなりがちです。
利用者数は3つのECサイトで最も多いですがそのあたりも考慮しておきましょう。
徹底比較③:顧客層
アマゾン | 楽天 | ヤフー |
男性が多い | 女性が多い | やや女性が多い |
3つのECサイトは顧客層が異なります。
アマゾンは目的買いがメインであるため買い物に効率性を求める男性が多い傾向。
家電商品のラインナップが充実しているのも後押ししているでしょう。
楽天はページのつくりが買い物自体を楽しめる仕様であるため女性が多い傾向。
加えて化粧品や健康食品の種類が豊富であり、女性客をより呼び込みたい主旨がうかがえます。
ヤフーはやや女性が多く、中でも若年層の方が中心。
セールやクーポンで比較的安く買えるため若い方が集中しやすいと言われています。
徹底比較④:キャンペーン
アマゾン | 楽天 | ヤフー |
・タイムセール祭り・ブラックフライデー・サイバーマンデー | ・お買い物マラソン・ワンダフルデー・ご愛顧感謝デー | ・超PayPay祭・ゾロ目の日クーポン・5のつく日キャンペーン |
キャンペーンは3つのECサイトいずれも定期的に開催しています。
アマゾンはタイムセール祭りで有名ですが、大口出品プラン加入者かつ評価の高い方などいくつか条件があるため確認しておきましょう。
楽天は上記のキャンペーン以外にも独自で施策を開催できます。
例えば通常よりポイント倍率を上げるキャンペーンの開催も可能です。
最後のヤフーで注目なのは超PayPay祭でしょう。
期間中出店者が2.5~16.5%の資金を負担することで超PayPay祭の恩恵を受けられます。
キャンペーンは売上アップが大きく見込まれるため事前に確認しておきましょう。
徹底比較⑤:ビジネスモデル
アマゾン | 楽天 | ヤフー |
多岐にわたる収益源 | 出店者メイン | 広告メイン |
アマゾンの収益源は成約料やFBAなどの出店費用以外にもアマゾンプライムやレンタル料など多岐にわたります。
ゆえにアマゾンブランドによってユーザーの信頼性を勝ち取っているとも言えるでしょう。
楽天は出店料と月額利用料から成り立っています。
後述しますが3つのECサイトで最も高額なため、出店を目的としたユーザーから収益を得るシンプルなビジネスモデルです。
最後のヤフーは広告収益によるビジネスモデル。
出店数が多いため、必然的に「広告を出稿しなければ売れない」環境ができあがります。
ヤフーの検索エンジンを利用した際、広告が多く打ち出されているのはこのような背景があるからです。
徹底比較⑥:費用
アマゾン | 楽天 | ヤフー |
中 | 高 | 低 |
費用に関してはそれぞれのサービスで料金形態が異なるため、順位分けで比較しました。
最も低いのはヤフーであり、驚くべきは出店にかかる費用が無料な点。
成約時にかかる手数料3.5%〜を払えば出店可能です。
続いてアマゾンは月額手数料4,900円+販売手数料8~15%を払えば出品できます(大口出品プラン)。
ヤフーよりは費用がかかるもののバランスの取れた価格帯と言えるでしょう。
最後のアマゾンは初期費用一律60,000円+月額プランになります。
月額プランは3つの中から選べ、一般的なスタンダードプランは月額50,000円+システム手数料(月間売上高の2.0~4.5%)です。
※価格はすべて税込
徹底比較⑦:サポート体制
アマゾン | 楽天 | ヤフー |
AmazonECコンサルタント | 楽天ECコンサルタント | メールやコールセンター |
サポート体制を展開しているのはアマゾンと楽天であり、とくに満足度が高いのは楽天です。
楽天は出店後のサポートだけでなくページ作成の支援をしてくれる「店舗オープンアドバイザー」がいます。
さらに店舗運営システムの操作方法からマネジメントの悩みまで相談できるコールセンターも完備。
サポート体制は抜群と言えます。
一方、アマゾンは大口出品プランを結べば「Amzonマーケットプレイスコンサルティングサービス」が利用可能。
日々の運営サポートから戦略的なアドバイスまで送ってくれます。
最後のヤフーはメールやコールセンターのみとなり、サポート体制に物足りなさを感じるかもしれません。
このあたりは前述した費用が大きく反映されています。
徹底比較⑧:おすすめユーザー
アマゾン | 楽天 | ヤフー |
・個人または副業目的・手軽に出品希望 | ・売上最優先・ECサイト作成中~上級者 | ・低コストで出品希望・初心者 |
アマゾンが向いている方は個人または副業目的の方です。
出店の必要がなくページ作成の手間もほぼかからないため、順調にいけば3日以内に出品が出きてしまいます。
楽天は利用ユーザーが3つのECモールの中で最も多いため売上アップの可能性大!
Webサイト作成スキルがあれば出店を狙ってみましょう。
最後のヤフーは初めて出店を希望する方にピッタリです。
出店費用は無料であるため使用感などを確かめるには最適と言えるでしょう。
アマゾン・楽天・ヤフーの良さを比較して出店しよう
今回はアマゾン・楽天・ヤフーの違いを中心に解説しました。
それぞれに良い点があり目的や保有スキルによっておすすめな店舗が異なります。
アマゾンは個人または副業目的、楽天は売上最優先のECサイト作成中級者以上、ヤフーは低コストで出品希望の方に最適です。
あらためて出店する意図を確認し自身に合った出店方法を見つけていきましょう。
この記事を書いた人
- 2021年11月に創業。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。
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