楽天市場の出店料は高い?販売手数料や月額費用を紹介

「楽天市場の出店料は高い?」
「AmazonやYahoo!と比較して楽天市場はどうなんだろう」
「楽天市場はオプションで費用がかかる?」

このような不安を抱えていませんか?

他のECモールの情報と比較して本当に楽天市場での出店を決断していいものか、悩んでいる人も多いでしょう。

この記事では、以下の実績を持つ筆者が楽天市場の出店料やメリット、費用について解説していきます。

  • 楽天市場、Amazon、Yahooショッピング、自社ECなどEC事業をTOTALサポート
  • 計100社以上のEC事業をサポート
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この記事を読めば、他の大手ECモールと比較した楽天市場の魅力がわかります。ぜひ参考にしてみてくださいね!

楽天市場の料金体系

楽天市場の運営には、月額出店料の他に、売り上げ手数料などのシステム利用料もかかります。出店料だけだと思って出店したものの、予想以上のコストがかかってしまったという事態を防ぐために、まずは楽天市場の全体的な料金体系を把握しておきましょう

楽天市場を運営するにあたって、必ずかかる料金は以下の5つです。

  • 出店料
  • システム利用料
  • システムサービス利用料
  • R-Messe利用料
  • 楽天ペイ利用料

出店料が基本的な費用となりますが、それ以外のシステム利用料も多くの種類のものがあります。似ている言葉や聞き慣れない言葉があって分かりにくいと思うので、後ほど具体的に解説します。
参考:月額コストと手数料の詳細|楽天市場出店

楽天市場にかかる費用①出店料

出店料

楽天市場には以下の3つの出店プランがあり、それぞれ出店料が異なります。

  • がんばれ!プラン
  • スタンダードプラン
  • メガショッププラン

それではプランをひとつずつ解説していきますね。

出店プラン①:がんばれ!プランの初期費用と出店料

「がんばれ!プラン」の初期費用は、月額出店料21,450円(税込)×12ヶ月分+初期登録費用60,000円(税込)で317,400円(税込)です。

「がんばれ!プラン」は月額出店料が比較的安く、少ない費用で出店できる点が魅力的でしょう。

画像容量に関しては500MBと非常に少ないため、画像の複数登録による出品を考えている場合は注意してください。

出店プラン②:スタンダードプランの初期費用と出店料

「スタンダードプラン」の初期費用は、月額出店料55,000円(税込)×6ヶ月分+初期登録費用60,000円(税込)で390,000円(税込)です。

「スタンダードプラン」は「がんばれ!プラン」と比べて初期費用が半月分になります。

システム利用料のパーセンテージも半分で画像容量は5GBまで膨らむため、ランニングコストに優れているといえるでしょう。

出店プラン③:メガショッププランの初期費用と出店料

「メガショッププラン」の初期費用は、月額出店料110,000円(税込)×6ヶ月分+初期登録費用60,000円(税込)で720,000円(税込)です。

「スタンダードプラン」と同様のシステム利用料に加え、登録可能商品数と画像容量に限りがないため、大型ショップに向いているでしょう。

予想月商と比較したプラン選びで利益率を上げやすくなります。

初期費用と出店料を踏まえ、自分に合ったプランを選びましょう。

楽天市場にかかる費用②:システム利用料

システム利用料

システム利用料は、月間売上高に対して支払うコストです。売上高と加入プランに応じて適用される利用料率は異なります。

がんばれ!プランは月額出店料は少ないものの、システム利用料率は他の2つのプランよりも高いです。また、購入経路がモバイルかパソコンかによっても利用料率は異なり、モバイル経由の方が高くなります。

例えば、スタンダードプランとメガショッププランは、売り上げ金額が100万円までの部分はパソコン経由の利用料率は4.0%です。一方、がんばれ!プランの場合は、同様の条件で50万円までの部分に6.5%、100万円までの部分に6.0%の利用料がかかります。

一定の売り上げ金額を超えると、がんばれ!プランよりも他の2つのプランの方が利用料が安くなることが分かります。

楽天市場にかかる費用③:システムサービス利用料

システムサービス利用料

システムサービス利用料は、楽天ポイント付与、システム管理料、アフィリエイト報酬料金の3つです。そのうち、必ずかかるのは楽天ポイント付与とシステム管理料です。

楽天ポイントは、購入者に1.0%のポイントが付与されますが、これは出店者が負担します。送料や代金引換手数料も付与率の課金対象です。ただし、キャンペーンなどでのポイントアップ分は楽天側が負担します。

システム管理料は、楽天市場のシステム開発や窓口運用の環境整備のためにかかる費用で、売り上げの0.1%が課されます。

また、アフィリエイトによって商品をブロガーなどに紹介してもらいたい場合は、紹介者に成果報酬を支払います。この場合、楽天が支払いを代行するので、成果報酬の額に応じた手数料も必要です。

楽天市場にかかる費用④:R-Messe利用料

R-Messe利用料

楽天市場では、ユーザーが出店者とメッセージでやりとりが可能です。そのシステムをR-Messeと呼びます。R-Messeの利用料も、楽天市場を運営する上で必要なコストです。

がんばれ!プランの場合は、月額3,000円、他の2つのプランは月額5,000円がかかります。これは、R-Messeを使わなくてもかかるので、必要なランニングコストのひとつとして含めておきましょう。

楽天市場にかかる費用⑤:楽天ペイ

楽天ペイ

楽天ペイとは、楽天市場で使える決済システムです。楽天ペイが使われると一定の手数料がかかります。

決算手数料の割合は、平均決算単価と月間決算高に応じて変動します。決算単価が高いほど、また、月間決算高が高いほど手数料は低くなります。

決算手数料は2.5〜3.5%です。また、チャージバックによる損失をカバーする補償が自動付帯されますが、こちらはベーシックプランは無料で月に15万円まで補償されます。

補償の上限を上げるためにプランをランクアップする場合、50万円までの補償のスタンダードなら月額5,000円、100万円までの補償のプレミアムなら月額8,000円がかかります。

楽天市場にかかるその他費用

上記以外にもオプションとして以下の2つのサービスがあります。

  • R-SNS
  • R-Mail

R-SNSとは、LINEやInstagram、Facebook、ROOMなどのSNSと楽天市場を連携させる機能のことです。楽天市場のページからSNSへと繋げられるので、ユーザーをファン化する施策として有効です。

R-SNSの利用料金は月額3,000円で、LINE公式アカウントなど、別途料金がかかる場合もあります。

R-Mailは、楽天の顧客リストに対して毎週1通なら月額利用料無しで配信できるサービスです。配信料として1通あたり1円かかるので、月間メール配信数が1万通であれば、利用料として10,000円が必要です。

生するため「楽天市場は出店料が高い」という印象を抱きやすくなるのではないでしょうか。

楽天市場の出店料が他ECモールよりも信頼されやすい理由3つ

楽天市場の出店料が他ECモールよりも信頼されやすい理由3つ

楽天市場の出店料が他の大手ECモールよりも高く、ユーザーから信頼されやすい理由は3つあります。

楽天市場の出店料が高くても人気である理由がわかるため、出店料を懸念しているのであれば参考にしてみてください。

  1. 楽天市場は圧倒的な流通規模を持っている
  2. 楽天での出店は1店舗あたりの売上が高い
  3. 出店審査がしい

理由①:楽天市場は圧倒的な流通規模を持っている

楽天市場は流通規模が圧倒的であるため、出店料が高くても利用する価値があります。

2021年12月時点では楽天全体の流通総額が5兆円を突破しました。

利用者数はAmazonが4,729万人、Yahoo!ショッピングが2,288万人であるのに対して楽天市場は5,104万人と圧倒的な規模を誇っています。

楽天ポイント制度が人気のため、特にポイントを貯めることに敏感である主婦層をターゲットとする店舗は相性がいいでしょう。

楽天市場が持つ圧倒的な流通規模は集客力に大きく影響し、多くのユーザーが店舗を訪れるきっかけを作るといえます。

理由②:楽天での出店は1店舗あたりの売上が高い

楽天での出店は1店舗あたりの売上が高い傾向にあるためおすすめできます。

全体の売上と出店数から見た1店舗あたりの平均売上は約5,000万円とされており、AmazonやYahoo!ショッピングと比較すると圧倒的です。

費用が必要なプランや機能だけでなくユーザーの購買意欲を刺激するイベントまで豊富に揃えられているため、楽天市場は「売る力」に特化しているといえるでしょう。

出店料は他ECモールより高くなりますが、さまざまな視点から集客できることが売上アップに繋がります。

理由③:出店審査が厳しい

楽天市場は出店審査が厳しいことから多くのユーザーに信頼されています。

楽天市場の出店審査は2段階です。書類審査だけでなく、オープン前には禁止事項・規約・薬機法などの商品説明の制限を中心に細かい確認が入るでしょう。

ユーザーが安心しながら買い物できる店舗を厳しく判別しているため、『厳しい審査をくぐり抜けた店舗』というイメージがユーザーの安心と集客に繋がります。

楽天市場はプロモーションに制限があるが充実したサービスやサポートに満足度が高い

楽天市場はプロモーションに制限があるが充実したサービスやサポートに満足度が高い

楽天市場は独自のルールでプロモーションに制限がありますが、サービスやサポートが充実しているため出店者を満足させています。

外部との連携は難しくなりますが、楽天自体の広告で目玉枠に掲載してもらったりR-SNSの利用でリンクの設置が可能です。制限されていることは楽天内のサービスで十分に補えるでしょう。

マニュアルだけでなく成功者の体験談やECコンサルタントの手配など手厚いサポートが用意されているため、初めての出店でも安心できます。

大手ECモールの中でもずば抜けたサービスやサポートの質によって、多くの出店者を満足させているのが楽天市場だといえるでしょう。

楽天市場の売上を伸ばしたいならWacworksに相談を

楽天市場は出店料が高いがユーザーに信頼されやすい環境が整っている

楽天市場は、出店料が最低でも年間30万円以上はかかるので、ECモールとしては割高だといえるでしょう。しかし、ECモールの規模は大きく、売り上げを拡大させるための市場規模は十分あり、より多くのユーザーにアプローチするための仕組みも揃っています。

しかし、システム利用料は複雑ですし、どのプランに加入したほうが得なのか、有効なマーケティング施策は何なのか分からない人も多いでしょう。もし、楽天市場の運営で不安を感じられる人は、Wacworksにご相談ください。

楽天市場運営の経験が豊富なプロのマーケターが、楽天市場の運営に関する課題のヒアリングや解決のためのサポートをいたします。お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

株式会社Wacworks 代表取締役社長 舟瀬
2021年11月に創業。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。
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