AmazonでEC事業を行っている方で、商品が思うように売れず困っている人も多いのではないでしょうか。
商品を売るにはユーザーに認知してもらう必要があり、そのためには広告を利用するのも1つの手段として有効です。
Amazonで利用できる広告にスポンサーブランド広告があり、下記にてスポンサーブランド広告について解説しました。
なお、筆者は以下の経歴を持っており、楽天などのECサイトのお悩みやお困りごとをずばり解決しますよ。
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商品の売上を上げたい方は、ぜひスポンサーブランド広告を理解して利用しましょう。
目次
Amazonスポンサーブランド広告とは、ブランド商品を含めた商品の認知度を高めるための広告。
スポンサーブランド広告を利用すれば、商品検索結果の上部や商品詳細ページに商品が掲載されます。
扱っている商品を目にする回数が増えれば、ユーザーに認知してもらいやすくなるでしょう。
Amazonスポンサーブランド広告の費用は、クリック単価が3〜5円、月間出稿料が3万円〜となっています。
広告にかかる費用はあまり高くないので、少しの金額でユーザーの購入に繋がるなどの大きな費用対効果を期待できるでしょう。
Amazonスポンサーブランド広告のメリットを3つ解説しています。
・ブランド力を高められる
・販促効果がある
・動画広告が利用できる
それぞれ解説していきますね。
Amazonスポンサーブランド広告を利用することで、商品のブランド力が高められます。
ブランド力とは簡単に説明すれば、ユーザーにどれだけ認知してもらっているかです。
商品を認知してもらえば購入に繋がり、商品の評価が良ければリピートしてもらえるなどの効果が狙えるでしょう。
逆に、ユーザーに知ってもらえなければ、どんなに良い商品でも購入してもらえないという意識が必要です。
Amazonスポンサーブランド広告を利用すれば販促効果が狙えます。
目につく回数が増えれば、商品に興味を持つ人が増えます。
商品に興味を持つ人が増える→購入者が増える→商品の高評価が増えれば、また購入者が増える良いサイクルが生まれるでしょう。
1度良いサイクルができれば、他の商品の販促効果も期待できます。
Amazonスポンサーブランド広告では、動画広告も利用できます。
一般のECサイトでは、商品の紹介は主に文章で商品紹介をしています。
しかし、文章を読むのが苦手な人は苦痛に感じますし、文章だけでは機能について完璧に理解するのは難しいでしょう。
ですが、動画広告を利用すれば文章が苦手な人でも商品紹介を見れますし、商品を違う角度でアプローチできます。
YouTubeなどの影響で動画から商品を購入する人が増えてるので、今後は動画での商品紹介が主流になってくるでしょう。
Amazonスポンサーブランド広告のフォーマットは以下の3つです。
・商品コレクション
・ストアスポットライト
・動画
広告フォーマットについては、下記で詳しく解説しています。
商品コレクションは商品を選択すれば自動でランディングページ、もしくはストアをランディングページとした広告フォーマットです。
商品コレクションはロゴ、ブランド名、見出し(35文字まで)、カスタム画像を自由に設定できるため、自由度は高いです。
また、ストアページはAmazon内で無料で作成できるのもポイントでしょう。
ストアスポットライトとは、サブページを含むストアに広告を表示させる広告フォーマットです。
※ストアが4ページ以上で、それぞれに商品が1個以上あるのが条件。
ストアスポットライトはロゴ、見出し(35文字まで)、ブランド名を設定できます。
ストアスポットライトをクリックすれば、ストアページに移動するので、ブランド全体を認知してもらえるのが強みでしょう。
動画は、1つの商品ページをリンク先として選択した後に、動画を使用した広告フォーマットです。
動画の仕様は下記のように指定されています。
動画再生時間 | 6〜45秒(20秒以下を推奨) |
動画のサイズ | 1280×720ピクセル、1920×1080ピクセル、3840×2160ピクセル |
ファイルサイズ | 500MB以下 |
ファイル形式 | MP4またはMOV |
アスペクト比 | 16:9(正方形ピクセル)のみ |
動画コーデック | H.264またはH.265 |
動画のプロファイル | メインまたはベースライン |
フレームレート | 23,976fps、23,98fps、24fps、25fps、29,97fps、29,98fps、30fps |
動画のビットレート | 最小1Mbps(4Mbps以上を推奨) |
動画スキャンの種類 | プログレッシブ |
音声コーデック | PCM、AAC、MP3 |
音声形式 | ステレオまたはモノラル |
音声ビットレート | 最小96Kbps |
音声サンプルレート | 最小44.1kHz |
Amazonスポンサーブランド広告を行うのに以下の2つが必要です。
・ブランド登録
・Amazonストア
下記にてブランド登録とAmazonストアについて解説しています。
Amazonスポンサーブランド広告を利用する前に内容を確認しておきましょう。
Amazonスポンサーブランド広告を利用するには、商標登録したブランドをブランド登録しなければなりません。
ブランド登録の手続きは、Amazonセラーセントラルにログインして行いましょう。
Amazonスポンサーブランド広告を利用するにはAmazonストアを作成しましょう。
AmazonストアはAmazonセラーセントラルの「ストア」から作成でき、作れば自社ブランドをアピールできます。
ストア作成は登録ブランドの数だけ作成でき、ストアの作成、編集は「ストアビルダー」という機能から可能です。
ストアビルダーは「ストア」画面の「メニュー」からセクションを作成して、必要事項を入力すれば作成できるので是非行いましょう。
Amazonスポンサーブランド広告の設定は以下の順番で行う必要があります。
①キャンペーン作成
②広告フォーマットの選択
③クリエイティブの入力
④ターゲティングの選択
設定方法は下記にて解説しているので参考にしてください。
Amazonのキャンペーンマネージャーから「キャンペーンを作成する」をクリックして、スポンサーブランド広告の「続ける」を選択します。
キャンペーンの作成時に基本的な情報を入力する必要があります。
また、ポートフォリオの有無を入力をしなければいけませんが、無ければ「無し」を選択してください。
※ポートフォリオとは、スポンサープロダクト広告キャンペーンとスポンサーブランド広告キャンペーンをグループ化し、ビジネスの構造を反映したコレクションにまとめられる管理機能です。
広告フォーマットは「商品コレクション」、「ストアスポットライト広告」、「動画」の3つから選びます。
記事では「商品コレクション」について解説しますが、設定方法は同様なので安心してください。
広告フォーマットのランディングで「ストア」と「ページ」を選択します。
「ページを選択」ではトップページ以外も選べますが、トップページを表示したい場合は「ホーム」のままで大丈夫です。
ストアが無ければ「新しいランディングページ」を選択し、商品セクションで3つの商品を選択してランディングページを作成しましょう。
クリエイティブの入力では、以下の項目を入力する必要があります。
・ブランド名とロゴ
・商品
・見出し
・カスタム画像(オプション)
「ブランド名」はブランド登録した際の名称を入力してください。
「ロゴ」は「ロゴの追加」から選択して、アップロードしましょう。
「商品」とは、広告に表示させる商品を3つ選びます。
商品を変更したい場合は各タブの「商品を変更」をクリック、商品を並び替えたい場合はタブをドラッグ&ドロップしてください。
「見出し」とは広告に表示させる文章で、35文字以内で入力しなければいけません。
その際の注意点として、ブランドとかけ離れた見出しや誇大広告をしないように気をつけてください。
「カスタム画像」は、広告内で使用例やブランドストーリーを伝えるのに有効です。
商品画像以外にアピールしたい場合は設定しましょう。
「ターゲティングの選択」とは、以下の2つから選択します。
・キーワードターゲティング
・商品ターゲティング
「キーワードターゲティング」とは、関連するキーワードで検索された商品ページに広告を表示させる方法です。
設定の際に自動入札のオン/オフを選択でき、オンにしておけば入札価格が自動調整されます。
「推奨」ではAmazonが提案するキーワードから選択・追加できるので、追加したいキーワードがあれば選択してください。
また、追加した際の入札額は「推奨入札額」を選択しておきましょう。
「商品ターゲティング」とは、商品、ブランド、カテゴリーを指定して行うターゲティング方法です。
追加方法は「キーワードターゲティング」と同様で、入札に関しても「推奨入札額」で設定しましょう。
入札設定の際に「個々の商品」も選択でき、「個々の商品」とは自社商品と競合商品がピックアップされて表示されます。
広告を出したい商品や選択した商品に近い商品を追加すれば、関連する場所にターゲティングされます。
Amazonスポンサーブランド広告について解説してきました。
Amazonスポンサーブランド広告を利用すれば、ユーザーに商品を広めることができるので、大きな販促効果を期待できます。
売上を上げるために、すぐにAmazonスポンサーブランド広告を利用しましょう。
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