「Yahoo!ショッピングで掛かる手数料は?」
「不要な手数料もある?」
「実際にどれくらい掛かるか教えてほしい!」
Yahoo!ショッピングで開店を目指している人にとって手数料は大きな壁となるでしょう。
そこで今回はYahoo!ショッピングで掛かる手数料を解説します。
筆者は以下の経歴を持っており、ネットショップ開業のお悩みやお困りごとをずばり解決しますよ!
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ぜひ本記事を参考にして手数料の知識を深めていきましょう!
目次
Yahoo!ショッピングはほとんどの手数料が無料であり、他のECモールでは必要な手数料もほぼ掛かりません。
そのため初心者でも出店しやすいと言われています。
具体的に手数料が無料な範囲は以下の通りです。
①初期費用
②月額利用料
③売上ロイヤリティ
次から順番に見ていきましょう。
まずはECモールで出店・出品する際の初期費用を他のECモールと比較して見ていきましょう。
以下のようにYahoo!ショッピングは初期費用が無料です。
ECショップ名 | 手数料 |
Yahoo!ショッピング | 無料 |
楽天市場 | 60,000円 |
Amazon | 無料 |
※価格はすべて税込み
楽天市場は一番安いプランでも初期費用は60,000円掛かるためYahoo!ショッピングとは大きな差です。
Amazonは初期費用こそ無料であるものの、次に解説する月額利用料が有料となります。
Yahoo!ショッピングの出店ハードルの低さこそが人気の理由と言えるでしょう。
続いては月額利用料を解説します。
Yahoo!ショッピングは以下のように初期費用と同じく無料です。
ECショップ名 | 月額利用料 |
Yahoo!ショッピング | 無料 |
楽天市場 | 19,500~100,000円 |
Amazon | 4,980円 or 100円/商品 |
※価格はすべて税込み
楽天市場はプランによって月額利用料が異なり、最上級のメガショッププランであれば月額100,000円です。
一方、Amazonは大口プランであれば月額4,980円、小口プランは一商品販売毎に100円発生。
楽天市場より安価であるものの出費はやむを得ません。
そう考えるとYahoo!ショッピングの月額利用料が無料な点は大きなメリットです!
売上ロイヤリティは権利使用料として売上に応じて支払う手数料です。
システム利用料または販売手数料とも呼ばれます。
Yahoo!ショッピングでは売上ロイヤリティも無料。
本来であれば次のとおり他のECモールでは手数料が掛かってしまいます。
ECショップ名 | 売上ロイヤリティ |
Yahoo!ショッピング | 無料 |
楽天市場 | 2.0~6.5% |
Amazon | 8~20% |
楽天市場ではプランによって手数料が異なり、プランのグレードが高くなるほど手数料は安くなります。
一方Amazonは大口・小口出品プランに関係なく商品カテゴリー毎に設定。
Yahoo!ショッピングは無料であるため、手数料を気にせず販売できるのは安心感につながるでしょう。
続いてはYahoo!ショッピングで必要な手数料を解説します。
具体的に必要な手数料は以下の通りです。
①ストアポイント原資負担
②キャンペーン原資負担
③アフィリエイトパートナー報酬原資
④アフィリエイト手数料
⑤入金サイクル手数料
⑥決済サービス個別手数料
次から順番に見ていきましょう!
ストアポイントとは消費者が商品購入時にもらえるポイントです。
ストアポイント原資負担は付与ポイント分を店舗側が負担する手数料になります。
割合は売上の1〜15%で設定可能(最低でも1%の設定は必須)。
割合が高くなるほど売上アップにつながりやすいため、資金に余裕が出たら徐々に上げていくのがおすすめです。
Yahoo!ショッピングでは「5のつく日」「年末大感謝祭」など様々なキャンペーンが開催されています。
キャンペーンで付与されるポイント分として店舗側が負担するのです。
割合は売上の1.5%は必須。
ストアポイント原資負担と合わせれば最低でも売上の2.5%は負担しなければいけません。
アフィリエイトとは自店舗商品を他の媒体で宣伝してもらい、購入にいたった場合は報酬を支払うシステムです。
アフィリエイトパートナー報酬原資は紹介パートナーに支払う手数料となります。
手数料は1~50%で設定可能。
高く設定すれば目立つ位置に宣伝され、より売上アップにつながりやすいです。
尚、アフィリエイトは成功報酬型であるため宣伝しただけであると手数料が掛かりません。
あくまで購入につながった場合のみ手数料が発生します。
アフィリエイト手数料はアフィリエイト運営会社であるバリューコマース社に支払う手数料です。
手数料として発生するアフィリエイトパートナー報酬原資の3割がバリューコマース社に支払われます。
売上の3割負担ではなくパートナー報酬原資の3割であるのは念頭に置いておきましょう。
ちなみにパートナー報酬原資も購入につながった場合のみ発生します。
入金サイクルとは商品が売れた場合にYahoo側から入金されるタイミングです。
Yahoo!ショッピングでは月1~6回まで設定でき、回数が多ければそれだけ売上金を回収するタイミングが早くなります。
入金回数と手数料については次の表を見ていきましょう。
入金回数 | 入金サイクル | 手数料 |
月1回 | 30日後 | 0% |
月2回 | 15日後 | 0.1% |
月3回 | 10日後 | 0.2% |
月6回 | 5日後 | 0.4% |
例えば入金回数を月1回に設定した場合、12/1に商品が売れると入金タイミングは1/1です。
この表の中では最も支払われるのが遅いですが手数料は0%になります。
そのため可能な限り入金回数月1回で設定するのがおすすめと言えるでしょう。
ちなみに月6回まで選べるのはECモールの中でもYahoo!ショッピングのみ。
楽天市場とAmazonは月2回で固定されています。
臨機応変に設定できるのは大きなメリットです。
Yahoo!ショッピングでは決済方法によって手数料が異なります。
具体的な手数料は以下の通りです。
クレジットカード決済 | 決済額の3.24% ※ |
PayPay残高払い | 決済額の3.0% |
PayPayあと払い | 決済額の3.0% |
ゆっくり払い | 決済額の3.24% |
モバイル支払い(キャリア決済) | 決済額の4.48% |
コンビニ決済 | 150円/件~300円/件 |
銀行振込決済(ペイジー) | 150円/件 |
金額はすべて税別(クレジットカード決済は非課税)
※PayPayカード(株)発行カードは決済金額の3.0%
支払い方法次第で取り扱い上限額が異なったり、請求書発行後のキャンセルは別途料金が掛かったりする場合もあります。
あらかじめ注意事項は確認しておきましょう。
それでは最後に月商200万円、500万円だった場合の月額シミュレーションを行っていきましょう。
前述の通り、初期費用・月額利用料・売上ロイヤリティは無料となります。
<月商200万円>
ストアポイント原資負担(1%) | 20,000円 |
キャンペーン原資負担(1.5%) | 30,000円 |
アフィリエイトパートナー報酬原資(1%) | 1,818円 |
アフィリエイト手数料(上記30%) | 545円 |
入金サイクル手数料(月1回) | 0円 |
決済サービス個別手数料 | 58,909円 |
合計 | 111,272円(税込 117,399円) |
<月商500万円>
ストアポイント原資負担(1%) | 50,000円 |
キャンペーン原資負担(1.5%) | 75,000円 |
アフィリエイトパートナー報酬原資(1%) | 4,545円 |
アフィリエイト手数料(上記30%) | 1,364円 |
入金サイクル手数料(月1回) | 0円 |
決済サービス個別手数料 | 147,273円 |
合計 | 278,182円(税込 293,500円) |
※アフィリエイトパートナー報酬原資はアフィリエイト経由の売上高は仮で設定、同じく決済サービス個別手数料も決済額を仮で設定。
シミュレーションで計算すると手数料は売上高の6%程度だと分かります。
実際にYahooの公式HPではシミュレーションが行えるため、想定される月商で試してみましょう。
今回はYahoo!ショッピングで掛かる手数料を解説しました。
初期費用・月額利用料・売上ロイヤリティが無料なのはYahoo!ショッピングだけ!
はじめて出店する方にとってはメリットが大きいです。
とはいえストアポイント原資負担やキャンペーン原資負担など細かい手数料は発生します。
おおくは月商の約6%が手数料で引かれると覚えておきましょう。
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