楽天の店舗運営システム「RMS」の使い方は?活用するポイントも解説

「楽天RMSの使い方がわからない」
「楽天RMSで売上を伸ばしたい」

このような悩みを持っている方も多いでしょう。

楽天RMSの機能はさまざまなものがあり、ほとんどのショップがRMSを使用している管理ツールです。

出店者が使えるRMSの機能は同じなのに、使い方次第で結果が出るかどうか大きく変わることも。RMSを使いこなしてこそ売上の増加が見込めます。

この記事では、楽天RMSの使い方を基礎から説明しながら、便利な機能や注意点、レビュー改善に活かせるポイントまでまとめています。初めて担当する方でも実務の流れが分かる内容に整理しました。

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執筆者プロフィール

この記事の監修者
この記事の監修者

株式会社Wacworks

代表取締役社長

舟瀬悠

株式会社Wacworks 代表取締役社長 舟瀬悠

2021年11月に創業し、店舗立ち上げ初期から月商1億円以上の店舗まで120社以上を支援してきました。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。売上アップ率は233%。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。

目次

楽天RMSとは?店舗運営の中心となる管理システム

楽天市場で店舗を運営するときに欠かせないのが「楽天RMS」です。商品登録から受注確認、レビュー管理まで、運営に必要な作業を一つの画面で扱えます。ここでは、楽天RMSの役割と便利さをわかりやすく整理します。

楽天RMSの仕組みと役割

楽天RMSは、楽天市場に出店する店舗向けの管理システムです。商品ページの編集、在庫変更、受注処理までをまとめて操作でき、日々の運営を効率化できます。担当者の作業が分散しにくく、慣れるほど操作がスムーズになります。

楽天RMSで扱う主な作業は以下の通りです。

  • 商品の登録や更新
  • 注文情報の確認と発送処理
  • レビュー管理
  • アクセスや売上データの分析

運営で必要になる確認や管理が一つにまとまるため、作業時間の短縮につながりやすい仕組みです。

楽天市場で必要な作業の大半を集約できる理由

楽天RMSは、運営に必要な機能が最初から備わっているため、別ツールに切り替える手間が少なく済みます。画像アップロードや在庫変更など、担当者が扱う作業の多くをRMS内で完結できます。

RMSでまとめて管理できる作業は次の通りです。

  • 商品登録やカテゴリ設定
  • 注文管理や入金状況の確認
  • 配送情報の更新
  • 顧客へのメール送信
  • 販売データやアクセスデータの分析

これらを一元管理できることで、作業漏れを防ぎやすくなり、複数人で運営する店舗でも管理がしやすい状態になります。

楽天レビュー管理にも関係する領域

楽天RMSは、楽天レビューの改善にも直結します。レビュー依頼メールの送信、売れ筋商品の分析、レビュー傾向の把握など、改善に必要なデータがすべて集約されています。

楽天レビュー改善に役立つポイントは以下の通りです。

  • R-Mailで購入者へフォローメールを送れる
  • R-Karteで売上やアクセスの状況を確認できる
  • 商品別のアクセス数やCV率を比較しやすい
  • 売れ筋商品の課題を見つけやすい

楽天レビューを増やすためには、RMSのデータを基に課題を見つける流れが効果的です。

楽天RMSの主な機能

楽天RMSの主な機能

楽天RMSの主な機能は以下の4つです。

  • 店舗の構築
  • 受注・決済の管理
  • メールの配信
  • データの分析

店舗の構築はもちろんですが、集客やデータ分析機能まで整っており、店舗運営を行うのに十分な機能です。

それぞれの機能でできることを詳しく紹介していきます。

店舗の構築:R-Storefront

楽天RMSの機能1つ目は「店舗の構築」です。

ただ店舗を構築するだけではなく店内のレイアウト・値札の貼り付け・商品の配置変更・セール商品など、さまざまな作業をWeb上で完結できます。

ホームページの制作にはプログラミング技術が必要となるなど、店舗構築をするのは難易度の高いタスクです。しかし、楽天RMSはパソコンの使用が可能な方であればページを容易に作成できます。

また、パソコン版で店舗構築をしてもスマートフォンに対応したサイトを作成するには、スマートフォンに関する知識や新たなページ制作の手間が必要です。

近年ではスマートフォンでネットショッピングをする方が増加しており、パソコン版のサイトだけでは収益が伸びにくい恐れがあります。楽天RMSでは、パソコン版の楽天市場に商品登録をすれば、スマートフォン版にも自動で反映されます。

店舗ページの作成手順は以下の4つの手順で可能です。

  1. カテゴリの作成
  2. 商品登録
  3. 店舗のデザインを決める
  4. トップページの制作

4つの手順で簡単にできるとはいっても店舗構築は難しそうだと感じる方もいるでしょう。楽天RMSでは、販売したいと考えている商品を実際に登録する手順を体験できます。

画面の指示に沿って進めるだけで簡単に商品情報を登録可能なため、不安な初心者の方にもおすすめです。

参照元:楽天市場|店舗運営システム「RMS」とは

受注・決済の管理:R-Backoffice

楽天RMSの機能2つ目は「受注・決済の管理」です。

楽天RMSでは受注・決済の管理システムとしてR-Backofficeが使用されています。新しく入った注文は「注文確認待ち」、購入者の支払いが完了すれば「配送待ち」などのように、ステータスで分けられています。

ステータスごとに一覧・分類・一括での処理が可能となっており、数多くの注文が来た際にも安心できるシステムです。

注文を承ったことを知らせるサンクスメール・発送状況を伝える発送案内メールなどを注文者ごとに1件ずつ送信していくのには手間がかかります。

しかし、R-Backofficeでは複数の注文に対して一括送信できるため、手間を削減して時間をかけずに購入者に情報提供が可能です。

注文内容の確認・配送状況など以外にも、請求書などの帳票作成・決済サービスとの連携など数多くの機能が備わっており、バックオフィスの徹底的なサポートが受けられます。

また、上記の機能に加えてBOSS(RMS自動化プラン)が用意されており、受注処理の業務を自動で行えます。

注文確認・サンクスメールの送信・発送完了メール・発送完了報告・条件に応じた注文内容の修正など数多くある日々の業務が自動化できるため、業務の効率化につながり売上を上げるための時間を捻出可能です。

月額3,000円から利用できるため、ある程度売上が安定すれば利用を検討してもよいでしょう。

メールの配信:R-Mail

楽天RMSの機能3つ目は「メールの配信」です。

売上アップを目指すためには、顧客とのコミュニケーションが大切です。しかし、オンライン上では顧客とコミュニケーションを取るのが難しい点が問題です。

この問題点を解決するためにメールの配信が役立ちます。顧客に対してのメールをうまく活用すれば売上増加につながるでしょう。

メール配信の活用例として以下のようなものがあります。

  • 販売している商品に関するお役立ち情報を毎週発信する
  • 自店舗の商品を過去に購入した方に新商品の紹介
  • 定期的に購入してくれている方限定のお得情報

これらの情報を顧客に向けて発信すれば、購買意欲をかきたてて売上の増加につながります。

しかし、商品や店舗に対して興味のない方にメールを送ってしまうと逆効果となるため、顧客の属性に合ったメールの配信が重要です。

楽天RMSでは購入期間・購入回数・利用サービス・年齢・都道府県・性別などの細かな条件で顧客のメールアドレスを振り分けられます。

そのため、興味を持ってもらえそうな顧客に対して一斉でメール送信できるため、効率的に効果的なコミュニケーションを取れます。

顧客の属性に応じて適切なメールを一斉送信して、顧客とのつながりを強めていきましょう。

データの分析:R-Karte

楽天RMSの機能4つ目は「データの分析」です。

楽天RMSのデータ分析に使えるツールとして「R-Karte」があり、売上の向上をアシストしてくれるツールが用意されています。

オンラインショップではデータ分析が手軽に行える点が大きなメリットであり、データの収集が容易なため自店舗の改善点を把握して、運営改善に活かせます。

データ分析をする上で外せないのが、売上=アクセス人数×転換率×客単価で表される「売上の公式」です。

R-Karteでは、売上の構成要素となるアクセス人数・転換率・客単価に関する詳細なデータを用いて分析が可能です。

転換率は購入者数÷アクセス人数で求められ、アクセスした方の内どれくらいの方が購入したかを表す指標です。

アクセス人数をページごとに確認できるため「この商品は夏に売れ行きがよくなる」「このキーワードからの流入が多い」など、商品ごとの傾向を把握できます。

ページ客単価も確認できるため、商品をまとめ買いしてもらえているかがわかり、ページの改善点を見いだせるでしょう。

RMSの分析機能については、以下の記事にまとめているので、こちらも参考にしてください。

楽天RMSのその他の便利な機能

楽天RMSの主要な機能4つを紹介しましたが、その他にも以下のような便利な機能が充実しています。

  • 画像登録管理機能
  • 動画登録管理機能
  • CSVデータダウンロードサービス
  • RMS商品一括登録サービス

どのように活用できるのか見ていきましょう。

画像や動画の一括登録・一括削除ができる

商品登録の際に便利なのが、画像・動画をまとめて処理できる一括管理機能です。登録作業を一つずつ行う必要がなくなり、商品点数が多い店舗でも作業が詰まりにくい環境になります。

この機能で扱える作業は以下の通りです。

  • 複数画像の一括アップロード
  • 不要になった画像の一括削除
  • 動画素材のまとめて登録
  • 写真素材の更新作業の短縮化

商品数が増えるほど効果が出やすく、運営全体のスピード維持に役立ちます。

CSVデータをダウンロードできる

CSVダウンロードは、大量の商品データをまとめて管理したいときに便利な仕組みです。商品の価格変更や在庫更新を効率化できるため、更新作業の手間が大幅に減ります。

CSVで行いやすい作業は以下です。

  • 商品名や価格の一括変更
  • 在庫データのまとめて更新
  • 商品説明文の一括編集
  • 他システムでのデータ加工

店舗運営で発生する定期的な更新作業を、短時間で済ませやすくなる点が強みです。

RMSに商品を一括登録できる

RMSでは、商品登録をまとめて行う一括登録機能も利用できます。商品点数が多い店舗や新規出店のタイミングで重宝する機能で、短期間で商品ラインナップを整えたいときに向いています。

一括登録で便利なポイントは次の通りです。

  • 新商品を大量に追加しやすい
  • CSVを使った高速登録が可能
  • 商品情報のフォーマットを統一できる
  • 出店時の初期作業を大幅に時短できる

更新頻度の高い店舗やシリーズ展開が多いブランドにとって、欠かせない機能といえます。

楽天RMSアプリでできること

ここからは、スマホでRMSを扱うときに便利なポイントを整理します。外出時の確認作業がしやすくなり、緊急時の対応にも役立ちます。

注文確認や在庫のチェックが外出先で完結

楽天RMSアプリを使うと、注文状況や在庫の変動を外出先でも確認できる状態になります。PCを開けない場面でも状況を把握しやすく、急ぎの対応が必要なときも落ち着いて判断できます。

アプリで扱える主な内容は以下です。

  • 注文の一覧確認
  • 在庫の数量チェック
  • 発送準備のステータス確認
  • 基本的な商品情報の閲覧

最新情報をすぐに確認できるため、繁忙期でも対応に遅れが出にくくなります。

通知機能で作業漏れを防げる

アプリの通知機能を活用すると、注文の発生や変更をリアルタイムで受け取れるため、対応が必要な作業に気づきやすくなります。メールだけに頼らず確認できる点は、運営の安定につながります。

通知をオンにするメリットは次の通りです。

  • 注文が入ったタイミングを逃さない
  • キャンセルや変更依頼に早く気づける
  • 在庫が減ったときの把握がしやすい
  • 担当者が複数いる場合でも連携が取りやすい

スマホで管理できる範囲が広がることで、店舗全体の対応スピードが自然と安定します。

楽天RMSの特長

ここでは、楽天RMSが多くの店舗で利用されている理由をまとめます。日々の運営に直結するポイントを押さえておくと、運用の判断がしやすくなります。

初心者でも扱いやすい操作性

楽天RMSは画面構成が分かりやすく設計されており、初めて触る担当者でも流れを理解しやすい点が特徴です。専門知識がなくても基本操作を進められるため、新しい担当者が加わってもスムーズに運用に入りやすくなります。

扱いやすさが評価される理由は以下の通りです。

  • 操作する項目が整理されている
  • 商品登録の流れがつかみやすい
  • ボタン配置が見やすく迷いにくい
  • 変更内容が反映される位置が確認しやすい

運営基盤を整えたい店舗に向くわかりやすさがあります。

パソコンでもスマホでも利用できる

楽天RMSはパソコンとスマホの両方で操作でき、外出中の確認作業も進めやすい仕組みになっています。移動中や急な連絡があったときでも状況を把握しやすく、判断が遅れるリスクを抑えられます。

スマホ利用の主な利点は次の通りです。

  • 注文の変化に気づきやすい
  • 在庫状況をすぐ確認できる
  • 通知で更新情報を受け取りやすい
  • 対応の遅れを防ぎやすくなる

運営全体のスピード感を保ちやすい点が魅力です。

コールセンターでサポートを受けられる

楽天RMSには店舗向けのサポート窓口があり、操作方法や設定に迷ったときに相談できます。疑問点をそのままにせず確認できるため、安定した運営につながります。

サポートの主なメリットは以下の通りです。

  • 操作手順の相談がしやすい
  • 表示や設定の不具合を確認できる
  • 新しい機能の理解を進められる
  • 担当者の不安を解消しやすい

困ったときに直接質問できる点が心強い要素になります。

楽天イベントに簡単に参加できる

楽天RMSでは、楽天スーパーSALEやお買い物マラソンなどのイベント参加設定をスムーズに進められます。イベントに合わせたクーポン発行やセール準備をまとめて進めやすく、売上アップにつながりやすい特徴があります。

活用しやすい理由は次の通りです。

  • イベント設定の画面が見やすい
  • 参加条件を事前に確認しやすい
  • クーポンやセールページの準備が行いやすい
  • イベント流入を取り込みやすい

楽天市場の集客力を生かすための重要なポイントになります。

楽天RMSで注意すべきポイント

ここでは、楽天RMSを運用する前に知っておきたい注意点をまとめます。理解しておくことで、トラブルを減らしながら安定した運営につなげやすくなります。

店舗立ち上げに時間がかかりやすい

楽天RMSは機能が多いため、立ち上げ初期は設定作業に時間がかかる場合があります。商品登録やカテゴリ整理などを同時に進める必要があり、作業量が大きくなりやすい点は押さえておきたい部分です。

負担が発生しやすい理由は以下の通りです。

  • 初期設定で扱う項目が多い
  • 商品点数が多いほど作業が増える
  • 表示内容を確認しながら進める必要がある
  • ページ作成に慣れるまで時間が必要

最初の負担を見込んだスケジュールを組むことが店舗運営をスムーズに進める鍵になります。

費用構成の理解が必要

楽天市場では出店料やシステム利用料が発生し、RMSの利用も含めて一定の費用がかかります。料金体系を理解していないと、予想より費用が増えることにつながります。

確認したいポイントは次の通りです。

  • プランごとの出店料
  • 販売手数料の割合
  • キャンペーン参加による追加費用
  • 画像容量や追加機能のオプション

費用の全体像を把握したうえで運用計画を立てることが重要です。

複数店舗運営は負担が大きい

店舗を複数運営している場合、管理画面の行き来が増えて負担が大きくなりやすい状況になります。作業漏れのリスクも高まるため、担当者の役割分担が必要です。

負担が増える理由は以下です。

  • 店舗ごとに設定を管理する必要がある
  • 在庫確認や価格変更の作業が増える
  • メール配信内容の使い分けが必要
  • データ分析が複雑になる

管理ルールを決めることで作業が整理されやすくなります。

カスタマイズの自由度には限界がある

楽天RMSはテンプレートを採用しているため、独自デザインを強く反映したい店舗では制約を感じる場合があります。細かい表現を追求したいときは、外部ツールとの併用が必要になることもあります。

制約を感じやすい部分は以下です。

  • ページデザインの細部変更
  • 独自スクリプトの利用
  • レイアウトの自由度
  • 商品ページの表現幅

決められた枠組みの中で整える意識が重要になります。

楽天RMSのAPI連携で広がる活用範囲

ここでは、楽天RMSをAPI連携することで実現できる便利な仕組みをまとめます。人の手で行う作業を減らし、効率的に運営したい店舗に向く内容です。

在庫管理の自動化

API連携を使うと、在庫データを外部システムと連携させて自動更新できるようになります。手動で在庫を切り替える必要が減るため、更新ミスの防止に役立ちます。

便利な理由は以下の通りです。

  • 在庫の反映が速くなる
  • 在庫切れによる販売機会の損失を防ぎやすい
  • 商品点数が多い店舗でも管理しやすい
  • 他モールとの在庫差異が起きにくい

確実な在庫更新を維持したい店舗ほど効果が出やすい仕組みです。

マルチチャネル販売の効率化

複数モールでの販売を行う場合、API連携によって商品データや在庫をまとめて管理できるようになります。各モールごとに更新する手間が減り、運営のスピードを保ちやすくなります。

メリットは次の通りです。

  • 商品情報を共通化しやすい
  • 更新作業を一度で済ませられる
  • モール間の在庫差異を防ぎやすい
  • 担当者の作業負担が下がる

複数モールを運営する店舗にとって負担軽減が大きいポイントです。

データ収集や分析の強化

API連携を使うと、より細かい販売データやアクセスデータを外部ツールで分析できるようになります。RMSだけでは見えにくい部分も把握しやすくなり、改善の方向性を見つけやすくなります。

活用できる内容は以下です。

  • 外部BIツールで売上分析
  • 広告と売上の関係把握
  • リピート傾向の分析
  • 商品ごとの伸びしろの可視化

数字を基に改善したい店舗に向く使い方です。

外部ツールとの拡張性

API連携は外部システムとの接続にも使われるため、RMSだけでは実現しにくい機能を追加できます。物流管理ツールや在庫管理ソフトと併用すると、運営全体の流れが整理されやすくなります。

拡張性を感じる場面は以下です。

  • 倉庫システムとの連携
  • 在庫管理ソフトとの併用
  • 広告運用ツールへのデータ連携
  • 日次レポートの自動化

運営を仕組み化したい店舗にとって重要な選択肢になります。

楽天RMSで売上を伸ばすための運用ポイント

ここでは、楽天RMSを使って売上を改善したいときに押さえておきたいポイントを整理します。日々の数字を確認しながら改善を続けることで、成長につながりやすくなります。

商品ページの改善を習慣化する

商品の魅力を分かりやすく伝えるためには、商品ページの見直しが欠かせません。RMSを使えば画像の変更や説明文の更新をすぐに行えるため、改善のハードルが下がります。

見直したいポイントは以下です。

  • 商品画像の統一感
  • タイトルと説明文の分かりやすさ
  • スペックや付属品の記載漏れ
  • Q&Aの追加による不安の軽減

商品ページを適切に改善すると、成約率の向上が期待できます。

R-Karteでアクセスと転換率を確認する

R-Karteは、店舗や商品ごとのアクセスデータを確認できる分析機能です。アクセス数だけでなく購入率まで確認できるため、どこに課題があるかを把握しやすくなります。

活用場面は次の通りです。

  • 商品ページごとの改善点の把握
  • デバイス別の閲覧状況の確認
  • 流入元の傾向把握
  • 売れ筋と停滞商品の比較

数字に基づいた改善を行うと、無駄な作業を減らしやすくなります。

商品別参照元を使って流入経路を把握する

商品別参照元を確認すると、ユーザーがどこから商品ページにたどり着いているか分かります。検索、広告、特集ページなどの違いを把握することで、次に行う施策の方向性が決めやすくなります。

確認しておきたい項目は以下です。

  • 自然検索からの流入数
  • 広告が売上に寄与しているか
  • 他ページ経由でのアクセス量
  • 特集ページの効果

流入経路を理解すると、改善するべき場所が明確になります。

楽天イベントとセールカレンダーを活用する

楽天スーパーSALEやお買い物マラソンなどのイベントに合わせて施策を行うと、アクセス数の増加につながりやすくなります。イベント設定はRMS内で完結するため、準備も進めやすい特徴があります。

取り組みたい内容は以下です。

  • クーポンの発行
  • セールページの作成
  • イベント前後の在庫整理
  • メール配信のスケジュール調整

イベントを上手に活用すると、短期間で売上を伸ばすチャンスが生まれます。

楽天レビューを増やすためにRMSで活用できること

ここでは、楽天レビューを増やしたいときにRMSをどう活用するかをまとめます。レビューは購入率に大きく影響するため、適切な仕組みを整えると改善につながりやすくなります。

レビュー依頼メールの設計

R-Mailを活用すると、購入者にフォローメールを送りやすくなります。到着後のタイミングでメールを届ければ、レビューを書いてもらえる可能性が高まります。テンプレートを使うことで、内容を整えた状態で送信できます。

効果を出しやすいポイントは以下の通りです。

  • 商品到着の数日後に送付
  • 文章を短くまとめる
  • 書き方の案内を添える
  • クーポンを活用した再購入の導線をつくる

レビュー依頼を丁寧に設計すると、自然にレビュー数が増えやすくなります。

梱包や同梱物の改善をRMSのデータから探す

RMSのアクセスデータや売上データを見ると、商品ごとの満足度やリピート傾向が把握しやすくなります。レビュー内容と照らし合わせて改善することで、満足度の底上げが期待できます。

見直しやすい項目は以下です。

  • 梱包の丁寧さ
  • 破損が起きやすい商品かどうか
  • 同梱物の案内書の内容
  • 商品説明とのギャップ

レビュー内容とRMSの数字を合わせて分析すると、改善方向がつかみやすくなります。

売れ筋商品のレビュー改善で全体の評価を底上げする

売れ筋商品はアクセスが多く、レビューの数と質が成約率に直結します。RMSで売上やアクセスの推移を確認し、伸びている商品のレビューを優先的に改善すると、全体の評価にも良い影響が出やすくなります。

重点的に見たい点は次の通りです。

  • アクセスが多い商品
  • 購入率が高い商品
  • レビューの平均点が低い商品
  • 購入者の悩みが多い商品

売れ筋商品のレビュー改善は、店舗全体の印象を上げる近道になります。

レビュー分析と商品ページの改善を連動させる

レビューは商品ページの改善にも活用できます。R-Karteで数字を確認しながら、レビューの内容を商品ページに反映すると、購入前の不安を減らしやすくなります。

改善に使えるポイントは以下です。

  • よくある質問の追加
  • 説明文の補足
  • 強みをアピールする内容の追加
  • 不安点への回答を反映

レビューと商品ページの改善を連動させると、購入につながる導線が整います。

楽天RMSに関するよくある質問

Q.自分でページやバナーを作成できるか不安です

楽天市場には、「RMSサービススクエア」という出店者向けの運営支援サービスが用意されています。

ショップページを簡単に作れたり、画像編集を直感的に行えるツールが多数あったりするため、自信がない方や外注したい方は活用してみましょう

RMSで楽天以外のECサイトや実店舗もまとめて管理できますか?

いいえ。RMSはあくまでも楽天市場の管理ツールのため、Amazonや自社ECサイトとの管理をまとめて行うことはできません

以下のようなシステムを活用すれば、複数のサイトの一元管理が可能となります。

NEXT ENGINE(ネクストエンジン)
CROSS MALL(クロスモール)
mylogi(マイロジ)

実際に販売できるまでどれくらい期間が必要ですか?

楽天市場に出店申込をしてから実際に販売を開始するまでは、通常1ヶ月半~2ヶ月程度かかります。

引用元:Rakuten出店案内|開店までの流れ

ただし、出店申し込み後やオープン時には審査が入るため、審査の結果次第では更に時間がかかる可能性もあります。「この日までに!」という期日が決まっているのであれば、何かあっても間に合うように3ヶ月程度見ておくと安心です。

また、ショップページや商品ページの作成には、ある程度の知識が必要です。作業量も多いため、店舗立ち上げの作業を一部外注するケースも少なくありません。

自信がない場合は、コンサルまたは運用代行業者を活用することも選択肢に入れておきましょう。

Q.楽天RMSにログインできないのですが…

楽天RMSにログインできない場合、以下の原因が考えられます。

・入力したIDやパスワードが間違っている
・複数回ログインに失敗し、アカウントがロックされている

ログインできない場合は、「1(数字のイチ)」と「l(アルファベットのエル)」、「0(数字のゼロ)」と「O(アルファベットのオー)」などに注意して入力しなおしましょう。

コピペでIDやパスワードを入力している場合は、カッコや空白などが含まれていないか確認してみてください。

IDやパスワードがわからない場合は、こちらから楽天RMSのログイン画面にアクセスし、「次へ」ボタンの下にあるリンクから再設定を行いましょう。

複数回ログインに失敗すると、アカウントがロックされる場合があります。ロックがかかると30分間はログインできなくなるので、解除されるまで待ちましょう。

参照元:楽天市場|ログインに関するご質問

楽天市場で売上アップを狙うならWacworksに相談を

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まとめ:楽天RMSを使いこなそう

楽天RMSは初心者でも簡単に利用できる操作性・ページのカスタマイズが自由・24時間体制のコールセンターが特徴です。

店舗の構築は手順に沿って進めるだけで開設でき、受注・決済・メール配信などは、楽天RMS独自のシステムで一括で操作できるなど利便性の高いサービスです。

さまざまなデータを分析でき、分析したうえでの対策方法を詳しく解説した動画が用意してあるなど、経営改善のためのアシストがあります。

数多くある楽天RMSの機能を使いこなし、アクセス分析とSEO対策を適切に行って楽天市場で売上を増加させましょう。

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